2010年3月27日土曜日

ねこのめそう→ トウダイグサ かもしれぬ


草丈 15cmほどの野草である。
湿った野に這うように咲いていた。
丸く開いた花芯が「ねこのめ」に似ていなくもない。
色が鮮やかで、草の中でも目をひいていた。
このあたりは、こんな可憐な草花であふれている。
土筆も出ていた。
少し摘んできたので、今夜のつまみにでもしようと思う。
  
(トウダイグサ かもしれません)
   
   
  目に慣れて芹の青さを摘んでおり       あかね
  
    (めになれてせりのあおさをつんでおり)
  
春の季語; 芹

2010年3月21日日曜日

木付子、木五倍子(きぶし)の花


土手の下を歩いていると 「きぶしの花」が咲いていた。
かすかに揺れる様は、舞妓さんのかんざしのようだ。
まだ葉の出ていないこの時期に、たくさんの花房がさがる。
5月には、緑の丸い実をつけている。
そのころには、もうどの木に花が咲いていたのかわからないし
気にもしなくなる。
    
    
 木五倍子咲くあおき葉擦れを知らずして      あかね
  
   (きぶしさくあおきはずれをしらずして)
   
 春の季語; 木付子、木五倍子(きぶし)

2010年3月18日木曜日

ほとけの座

まだ耕しは始まっていなかった。
しかし 土手には「ほとけの座」がピンクの絨毯を作っていた。
春一番に咲き始める花といえるかもしれない。
春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
 すずな、すずしろ)の中にも言われている。
       
   七草の仏の座は別名「コオニタビラコ」という黄色の花が
   咲く植物で、この写真のホトケノザは七草の仏の座では
   ありませんでした。
   
冬鳥の鋭い声もいつの間にか聴かなくなって、
音の絶えたような長閑さである。
   
  
  木霊して物の芽山を膨らます      茜
   
    (こだましてもののめやまをふくらます)
   
春の季語; 芽、ほとけの座、耕し

2010年3月10日水曜日

ベビーリーフ


去年の11月に蒔いたベビーリーフサラダが、
プランターいっぱいに育った。
今年のお正月の吸い物にはこの葉を青物として使った。
3ヶ月を過ぎようとして、この小さい一株ながらも
トウがたってきた。
芯に花芽をつけてきたのだ。
蒔いてから5,6センチ位になると、その野菜の特徴が
如実に現れて、水菜、青梗菜、小松菜、からし菜、白菜等の
種が入っていた事がわかった。
毎日サラダへ、お汁の実へと使い楽しませてもらった。
あと少し残っているが終わりが近い。
   
   
  草の芽を押し上げてくる地の湿り       茜
   (くさのめをおしあげてくるちのしめり)
芽; 春の季語