2011年6月30日木曜日
翡翠(かわせみ、ひすい)
(嘴の黒い雄、 下嘴の赤いのは雌)
翡翠(かわせみ)はしばらく動かなかった。
この川をテリトリーとして下流から上流へ
又逆方向へと飛ぶのを止めない。
その翡翠が、川の曲がり角の土手に休んでいたのだ。
大きな目には何が映っているのだろう。
一年を通して見られる鳥だが、色の涼しさから
夏の季語とされるようだ。
川幅2m、水嵩50cm程の小川をこの世と
忙しく飛び回っているのだ。
私の動体視力では追うことは出来ない。
今日はどこに出没しているだろう。
翡翠の飛ぶや光となりにけり 茜
(かわせみのとぶやひかりとなりにけり)
翡翠や風も日も澄む山暮らし 茜
夏の季語;翡翠(かわせみ、ひすい)
2011年6月27日月曜日
2011年6月24日金曜日
2011年6月21日火曜日
2011年6月16日木曜日
お花畑(おはなばたけ)
2011年6月13日月曜日
雷(かみなり)
2011年6月11日土曜日
片陰(かたかげ)
リスボン(ポルトガル)は石畳で覆われた街だった。
1755年の大地震でリスボンの街は壊滅状態
だったという。
その跡に又街を復興する事になった時、
建物の高さを揃え、外壁の様相を規制し、
碁盤の目に道路を作ったという。
それから250年の間人々が歩いた石畳は、
滑らかでつやつやとしていた。
職人が補修していたが、5cm角からの大理石を
土に木槌で打ち込み、目地は砂で何度でも再生して使えるエコだった。
雨が降ったら、何パーセントかは目地の砂が
吸い込むだろう。
丘の頂上の城への道も、路地裏も石畳だった。
鉄砲を私の故郷種子島へ伝えたポルトガルは、幼い頃から親しみを持っていた国だったが、
それを話してくれる人と出会う事はなかった。
片陰やモザイク補修の石畳 茜
夏の季語;片陰(かたかげ)
2011年6月7日火曜日
夏蝶(なつちょう)
家から15分程歩くとライン河に突き当る。
河幅300Mはあるだろうか、ゆったりとした
流れである。河川敷を含めると1KMだろう。
河川敷の広い原っぱを犬を連れた人々が行きかっていた。
どの犬にも紐はついていなかった。それでも主人に
従っていて吠える事もなく良く訓練されていた。
が、一歩草の中に入ると糞がいたるところに・・
犬の税金を納めるから、糞の始末はしないとか。
電車に乗る時。切符は買うけれど改札口が無い。
抜き打ちの検札が時々あるらしい。
犬も自転車も料金を払って乗れるらしい。
電光掲示板はあるが案内アナウンスも無い。
全体に静か、雑音が少なく大人社会という感じだ。
路面電車に夕方、食堂車が付いているのを見た。
ビールだけを飲んで賑っていた。
国が変われば社会の仕組みも変わる。
という事ですね。
夏蝶に渚やさしきライン河 茜
夏の季語;夏蝶
2011年6月4日土曜日
薄暑(はくしょ)
ドイツの初夏は「アスパラガス」が旬である。
着いてさっそく市場へ行ってみると、白いアスパラ
ガスが山と積まれていた。買うとすぐに皮剥き機で
剥いてくれる。白いアスパラの皮は硬くて食べない。
1kg 15本位 700円。
1本の大きさが、直径3cmで、長さ25cm程だから
その食べ応えがわかるだろう。
茹でてオレンデーズソース(バタークリームのような)
をかけて食べるのが一般的のようだ。
茹でたての熱いアスパラは、日本の掘りたての筍を
茹でた時の味にどこか似ているように思う。
さくらんぼ、チーズ、ビールと食べたい物がいろいろ
ある。楽しみです。
アスパラガスの皮の剥かれる街薄暑 茜
マルクトに山盛り並ぶアスパラガス 孫茜
(マルクト→市場の事)
夏の季語;薄暑、さくらんぼ
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