2013年6月26日水曜日

梅雨冷え

朝から降り続いている。
周りの山々も今日は煙って見えない。
庭にだんだん増えていく水溜りをみている。
小鮎川も今頃は音をたてて流れているだろうか。
少し肌寒い部屋の中は、
外の物音も聞こえず静かだ。
   
竹皮ぞうり を使い始めてもう4年目の夏である。
 友人に藁ぞうりを見せていただいたのであわてて出した。
3年も履いてこの丈夫さ。
裏は滑らかにつぶれているけれど
表はまだ竹皮の模様がはっきりとしている。
お義姉さん、ありがとう。まだまだ 大事に履いていますよ。
  
  
  
  
 梅雨冷えやこもりし吾は深海魚          あかね
  
  
  
夏の季語;梅雨冷え


2013年6月21日金曜日

白い紫陽花

梅雨晴れ間、開成町の紫陽花を見に出かけた。
 紫陽花もさることながら、
きれいな水が巡る田んぼも美しかった。
丹沢の伏流水が奔っているのだろう。
一人で行ったので他の見所もわからず、たまたま知り合ったウオーキングクラブの団体さんについて歩くことに。
歩くその先は、「アサヒビール工場見学」!
同行してよろしいという親切な方々。
お陰様で、紫陽花の他に、出来たて新鮮「生ビール」をいただきました。
なんと、ラッキーな一日!
横浜W・Wクラブの皆様有難うございました。
(写真はアナベル)  
  
  
  
 丹沢の水奔りくる白紫陽花        あかね
     
   
    
夏の季語;紫陽花

2013年6月18日火曜日

夜八時ごろ、車で5分の小さな流れへ行ってみた。
蛍はちらほら光が見える程度だったが、
その一すじの光が、足もとに寄ってきた。
思わず手に乗せると、
ゆっくりと点滅した。
離すともう一つの光と縺れ合うように
川上へ消えていった。


   
  
 手の平の蛍の息に合わせてみる         あかね
  
  
  
 
夏の季語;蛍

2013年6月14日金曜日

辣韮(らっきょう)

今年もらっきょうを漬けました。
泥を洗い落とし、薄皮を剥き、ヒゲを取り、茎を揃えて切る。
2キロを何度も洗いあげる頃には2時間経っていました。
一緒に売っていたらっきょう酢で漬けることに。
その前に笊にあげ、水を切りました。
  
  
  
  
  辣 韮のひげ取り無心になりており          あかね

  梅雨空や袋嵩張る漢方薬               あかね
  (つゆぞらやふくろかさばるかんぽうやく)
  
  
  
夏の季語;辣韮(らっきょう)

2013年6月7日金曜日

どくだみを干す

どくだみを干した。
我が庭の分では足りないので、散歩の途中にも採ってきた。
4,5日木陰に広げてから
紐で縛って吊るしてみた。
なにしろ初めてする事 なので、乾き具合がわからない。
現在乾きカサカサ度70% なので、もう数日干すことにしよう。

きざんでお茶にすると、いろいろ効能があるようだ。
  (手前の木は楓です) 
  
  
  
 晴れてきて風湧く木陰どくだみ干す        あかね
  
  
  
夏の季語;どくだみ

2013年6月1日土曜日

麦の秋(むぎのあき)

谷あいの畑や田んぼは、余すところなく使われている。
この麦畑もやっと稔りの時を迎え、もうすぐ 収穫されるだろう。
そして米を作るための水が張られるのだ。
二毛作である。
6月になってやっと水を張り、田植えが始まる。
ここら辺では一般的な田植えの時期だ。
今年は早くも梅雨に入ったから、田植えには絶好の気候だろう。
これからは稲の生長を見て歩くのが楽しみになる。
  
  

   畦巡る水音のして麦を刈る             あかね
  
     姉妹の老いて似てくる麦の秋            あかね
  
  
  
 夏の季語;麦の秋、麦