2013年10月29日火曜日

セイタカアワダチソウ

注;写真は「セイタカアワダチソウ」に訂正しました。
    
散歩の途中にセイタカアワダチソウの群生を見る。
 秋の花として欠かせないこの写真の花は、「セイタカアワダチソウ」。
 セイタカアワダチソウは外来種。
通常は文字通り背が高くなります。
 この痩せた土地では50センチくらいの小さなものでした。
「泡立ち草」はアキノキリンソウの別名で,在来種。
泡立ち草とセイタカアワダチソウは違う草です。
              
花粉のほどはどうなのか気になる花です。
ここまで来たら卵を売る農家へ立ち寄ってみることにしましょう。



 小道へと逸れきし散歩花薄               あかね
 (こみちへとそれきしさんぽはなすすき)


 青空を欲しいがままに泡立草             あかね




秋の季語;セイタカアワダチソウ、泡立草

2013年10月19日土曜日

ひよどりじょうごの実


この時期を待って、いつもの道へ行ってみると、
ひよどりじょうごの実が赤くなっていた。
道端に溢れるように顔を出していた。
少しいただいてテーブルに。
今日は、本でも読んで過ごしたい。

右のアーカイブにも載せています。
  2011・9・24 にヒヨドリジョウゴの花
  2011・10・11 赤い実
  2010・12・01


 テーブルに赤き草の実夫は留守         茜
  



秋の季語;草の実

2013年10月12日土曜日

鵙の贄(もずのにえ)

数年前に描いた習作です。
鵙は鋭い嘴でバッタや蛙などを捕獲してきて、枝先に刺しておく習性があります。
それを 鵙の贄(もずのにえ)、鵙の速贄(もずのはやにえ)ともいいます。
その写真を観ながら白磁の皿に描き、約800度の電気炉で焼き付けたものです。
鵙のはっきりした尾の長さ、羽根の一枚一枚の様子、鋭い眼、一気に描いた思い出の皿です。
(写真をクリックすると大きく見えます)



   鵙の眼の炯炯と贄咥えおり             茜
  (もずのめのけいけいとにえくわえおり)

  キチキチの逃れるさまに鵙の贄           茜




秋の季語;鵙の 贄、キチキチ(ばった)

2013年10月8日火曜日

秋晴


 久しぶりに馬を見た。
のんびりと草を食んで、少女達のおしゃべりに付き合っているかのようだった。
東京農大厚木キャンパスは、丘の上の森に囲まれている。
この馬は今日はどこまで行ってきたのだろうか。
キャンパス内が 行動範囲なのだろうか。
  
 
  
  
 秋晴を馬引く少女戻り来る           茜

 馬の背に届きてなびく薄の穂            々

 




秋の季語;秋晴、薄(すすき)、

 
 
 

2013年10月4日金曜日

臭木の実(くさぎのみ)、常山木の実(くさぎのみ)

臭木の実が瑠璃色になって顔を出していた。
実は風に磨かれて深い瑠璃色になっていくようだ。
小鳥が喜んで来るだろう。
夏に甘い香りの白い花を咲かせ、秋にはガクが赤紫になり青い実を付ける。
葉や茎に薬品のような独特の臭気がある為「臭木」と呼ばれる。
それでも、春先の若葉は食べられるというから、何でも最初に食べた人の勇気 に感心する。
   
  
  
  
 いちはやく風に磨かれ臭木の実          あかね
 



秋の季語;臭木の実、常山木の実