2014年1月28日火曜日

浜離宮に行った時、春咲く花の蕾をいくつか見つけた。
潮入り池の近くに、紅梅もほころび初めていた。
香りも高く八重のふっくらとした花は、春をうきうきと感じさせた。
向こうの青い網がかかっているところは「菜の花畑」。
もうすぐ黄色の花と青空のきれいなコントラストが
見られるだろう。




 梅ひらく潮入り池の満ちてきて         あかね
  


春の季語;梅

2014年1月25日土曜日

うるめ鰯、いも餅



 背の蒼(あお)がきれいで「うるめ鰯」を5匹買った。
 三枚におろし、塩で30分〆めてから、酢に浸す。
 食べる時にオリーブオイル等で味を調整する。
写真はまだ酢に浸す前だが、背の蒼さは海の青さそのままにいきいきとしている。

下の写真は、神棚に上げていた小さな鏡餅と、サツマイモを、
どちらも柔らかくしてから搗き混ぜた鹿児島郷土餅菓子で、
きな粉をかけていただきます。



 塩打ちてうるめの蒼を落ち着かす        あかね



冬の季語;うるめ鰯

 

2014年1月22日水曜日

熱燗(あつかん)

お刺身用に烏賊を一杯買った。
 割いてみると見事な内臓である。
褐色の腸にうっすらと白い皮がかぶり、張りのある大きな腸だ。
これは「烏賊の塩辛」にせねば。
常備している塩麹を混ぜて寝かせる。(白いぶつぶつは麹)
一日経つと麹の甘さが程良い塩辛になった。
二人とも少したしなむ程度の晩酌だが、肴はちょっと考える。
食べる事は大きな楽しみとなっている。



 熱燗やいつしか許し合うており            茜



冬の季語;熱燗
 
 

2014年1月18日土曜日

墨田川、浜離宮


隅田川にかかる吾妻橋のたもとから「水上バス」が出る。
スカイツリー、アサヒビール本社の金色雲のオブジェ等を見ながら下り、「浜離宮」船着き場へ着いた。
将軍の鷹狩り場だった園内の潮入りの池には、たくさんの水鳥が浮かんでいる。
海水を引き込んだ池の水門に牡蠣がびっしりと付いていた。
この池の夏の夕暮れ時には、鯔(ボラ)も入ってきて跳ねるのだろうなあと想像をふくらました。



冬うらら水上バスのガラス屋根            茜

雪づりの盾となるビル夕映ゆる           茜
雪づりの裾広がりの少し揺れ            茜

冬の季語;冬うらら、雪づり

2014年1月15日水曜日

葉牡丹

葉牡丹を壁掛け風に仕立ててみました。

(ヨーロッパ原産のキャベツの一種で、名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てている。球しない古い品種のキャベツ、またはケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されたと見られる。江戸中期以降、園芸ブームにのって縁起のよい紅白二色が好まれたという。        明治以降は冬の園芸植物として広まる一方で海外に紹介され、戦後はさらに品種も増え、現在では世界各地で栽培されている。)・・・そうです。




葉牡丹の迎える二人暮らしかな       茜


冬の季語;葉牡丹



2014年1月3日金曜日

明けましておめでとう御座います。
今年もよろしく御願いします。

久しぶりに揃った家族で飯山観音へお参りしました。
境内から海の方を眺めると、江ノ島、はるか横浜の高層ビルも微かに見えます。
高い所まで登って来たのでした。
240段あったとか孫が言っておりました。
鐘も打たせていただき家内安全をお願いました。

(自作の白い午は、白い粘土で形成し電気炉で焼いたものです。)



 
参道の冬青空に続きけり            茜