2016年8月27日土曜日

梶(かじ)の葉

散歩の途中で、道にせり出してくる葉に、桑の葉とそれとよく似た葉があり、
梶の葉ではないかと思っていたがよく分からなかった。
最近ようやくその違いがはっきりした。

裏千家茶道の夏のお点前に「葉蓋の扱い」というのがある。
お茶をたてる椀を清め、その水を捨てる水指の蓋のかわりに
木の葉を蓋にするお点前である。
涼しさを演出するのに、こんなはからいをするのが茶道なのだ。

その葉によく使われるのが「梶の葉」だそうだ。
紙すきの原料にもなる梶は、よく見ると細い枝にたくさんの葉をつけているが
その一枚一枚が枝により形が違って面白い。
テレビの茶道を観て、その葉が私の手元にある葉と同じなので驚いたのだ。



2016年8月18日木曜日

ホップ

ホップの花
 
秋海棠(しゅうかいどう)

このホップは園芸種、近くの園芸店で苗を購入したものです。
つる性の多年草で北海道には自生している処があるという。
まつかさ状の苞の付け根に、粘り気のある黄粉状の腺体があり
これに苦みと芳香があり、ビールに用いられる。
そっと嗅いでみたが何の匂いもしなかった。

庭には秋海棠が花盛り、秋まで咲き続けることでしょう。


2016年8月3日水曜日

玉虫

(玉虫)
(玉虫の腹側)
 
林の中を散歩していると、虫の死骸を見かける。
蝉、かぶとむし、とんぼ、玉虫など、今までどこに生息していたのか、
どの木に居たのか、まだ仲間がそこらにいるのだろうかと辺りを見回す。
彼らが死んだからこそ、わが手に載せているのだ。
まじかに見ることはほとんど無いこの昆虫達の翅の色、脚のつき具合、硬い眼を、
しげしげと観察する。
彼らが生きている時は何となく怖い、蝉の脚にしがみつかれた時の驚きは子供時代の恐怖だ。
私達の持たない脚や形、行動が怖いのだろうか。
だいぶ大人になり鈍感になった今平気で手に載せている。

玉虫の不自然にも見えるこの色、
私には金属のようにも見えるのだ。
金属を溶接した時、まわりに虹色の変色が見られる。
そんな色に似ていると思う。



玉虫の金属武装する途中      美代

玉虫の己が死知らぬ色あわれ   〃