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冬の富士山は荘厳なまでに白い。
御殿場から真近に迫る富士山を仰ぐと
なだらかに滑るような線が美しい。
しかし、遭難も起きるというこの冬山には
想像も出来ない険しさがあるのだろう。
遅れきて白息もっとも豊かなり 茜
(おくれきてしらいきもっともゆたかなり)
息白く日陰る道をすれ違う 茜
(いきしろくひかげるみちをすれちがう)
冬の季語;白息、息白し

大根を1センチ幅の拍子木切りにし、3日天日に
干して三杯酢に漬けた漬物です。
箸休めに丁度いい感じです。
短歌を作っている姉と会うと、すぐに互いの作品の
話です。讃えたりけなしたり、一緒に考える事も
しばしばです。
今日は短歌を作りました。
(短歌)
熱燗に母似の姉と肩寄せて
照らし合わせる記憶のページ 茜
肩寄せて母似の姉とぬくめ酒 茜
冬の季語;熱燗、 秋の季語;ぬくめ酒

セイタカアワダチソウ、この名を聞いただけで
くしゃみをしそうになる人もいるようだ。
一面の黄色の賑やかさは、とても分け入っては
行けなかった。
今、枯れきって静かな色となっている。
白く晒されて、まるでモノクロ写真のようだ。
すっかり安堵の態に立っているようにみえた。
この枯れの中の方が私も居心地が良かった。
吹かれきし吾も一色大枯野 茜
(ふかれきしわれもひといろおおかれの)
冬の季語;枯野

牡丹の花の大きさはどうだろう。
バランス的には、危うい程の頭でっかちである。
それを支える茎は、過酷な夏を過ごして
冬に咲かせる為の準備をしてきている。
木に近い様相と力強さを持っているようだ。
その御蔭で花は妖艶に咲いている事ができる。
冬ぼたん無骨な茎を隠したる 茜
(ふゆぼたんぶこつなくきをかくしたる)
冬の季語;冬牡丹

久しぶりにスパゲテイを作ろうとオリーブ油を
出すと、寒さでシャーベット状に澱んでいた。
にんにく、ベーコンをオリーブ油で炒めて
ほーれん草をたっぷりと。
昼飯の定番となったスパゲテイである。
松過ぎの二人に戻るスパゲテイ 茜
(まつすぎのふたりにもどるすぱげてい)
松過ぎの泥葱古りて乾反りけり 茜
(まつすぎのどろねぎふりてひぞりけり)
新年の季語;松過ぎ

私の尊敬する倉橋羊村先生のご講義を受けた。
忘れられない言葉があるので記しておきます。
霜掃きし箒しばらくして倒る 能村登四郎
立てかけた箒がしばらくして倒れた事実だけを
示している。原因をあえて中間省略している。
見たままを単純に書いたと思い違いしてはなら
ない。なるほど一見その事に酷似しているけれ
ど、例えば
「一」が初めから単純に「一」なのと、
筆を削った結果の「一」とは同じではないのだ。
この言葉から得るものは大きい。私はを写生する時
見たままを書き止めて終わってはいないか。
推敲の大切さを思った。自分は何を言いたいのかを
問うてみる。真髄に迫る句に少しでも近づきたいと
思う。
冬の季語;霜

ほうれん草が美味しい季節だ。
濃い緑が体のすみずみをきれいにしてくれそうだ。
写真は、去年の秋九月ごろ蒔かれて20cm程に
伸びたほうれん草である。
霜の当たった葉は強い色をしている。
根元は甘味が強いけれども子供達はそこを嫌う。
ほうれん草紅い根元は母が食ぶ 茜
(ほうれんそうあかいねもとはははがたぶ)
春の季語;ほうれん草

冬の田んぼは何もない明るさだ。
稲の切り株が黄色に枯れて、
風が冷たい広々とした空間である。
数年前までは、冬田は耕やされて麦が
蒔かれていた。
今は春を待っているだけの田んぼになった。
右上の田には、どんど焼きの竹が組まれていた。
雀来てすぐ飛ぶ冬田の明るさに 茜
(すずめきてすぐとぶふゆたのあかるさに)
冬の季語;冬田


明けましておめでとう御座います。
今年もよろしくお願いします。
くちなしの実をつぶして色水を作りました。
先日は、孫達と端切れを染めて遊びましたが
「さつま芋の裏ごし」に入れてきんとんを
作りました。
生協で裏ごしの冷凍を買っていたので、砂糖を
加え色をつけるだけでした。
少しづつ色水をいれ煉る度に、黄色が鮮やかに
なります。
これ以上の黄色はない程までの黄色だった。
良いお正月を迎えられます。
参道の冬青空へ続きけり 茜
(さんどうのふゆあおぞらへつづきけり)
冬の季語;冬