2020年10月29日木曜日

ブローチ チャイナペイント

 
 自筆;チャイナペイント 
ブローチを付ける事は少なくなり引き出しの中にしまってあった。二十年前は、細い筆でいくらでも描いたものだった。もう細かい物は見辛くなって今は描いていない。見様見真似で描いてきた絵だが、この中でのお気に入りは左端の川のある風景だ。いつかこんな所へ行ってみたいと思いながら想像して描いた。
 
秋の野のサルビア燠のごと沈む miyo

2020年10月24日土曜日

女郎蜘蛛、 鴉

女郎蜘蛛は椿の枝の間に網を張っていた。やがて子を産みそうな大きな腹をしていた。2日後に通りかかると、雨滴が綺麗にかかっていた。
 
稲雀(いなすずめ)という言葉はあるがカラスにはないようだ。しかし、稲刈りの終わった田んぼにはカラスの群れが降りて落穂拾いをしている。雀は察知したらしく、とっくに姿を消している。カラスが群れで舞い降りるさまは観ていて気持ち良いものではない。カラス君には悪いけど・・     
 
 
鴉の目近し群れおる刈田かな   miyo
 
 

2020年10月17日土曜日

草の実, 臭木の実

水色の輪; 野ぶどう
黒い実; イヌホウズキ
赤い実; ジュズサンゴ
右の小さな枝の実; 三時そう、(ハゼラン)
 
草の実も鮮やかな色になった。そんな色の実に限って毒のある事が多い。イヌホウズキは道端に良く見かけるが毒がある。めったに採る人もいないだろうが。
 
下は8月13日に書いた「臭木の花」が実になったもの。ピンクのガクに青い実が映えている。藪に沿った道を塞ぐほど咲き、垂れていた「臭木の花」は、草刈りの時ほとんど刈り取られてしまったらしく、高い所に実になった2,3枝が残っているだけだった。
 
 
草の実の妖しき色に熟れていく  miyo
  
 

2020年10月16日金曜日

生しらす


「生しらす」を頂いた。
欲しいといって手に入る物でもなく、魚屋に「生しらす入荷」の札が立った時だけ、運よく通りかかれば手に入る代物なのである。それを届けて下さった友人に感謝。そし川の傍にポツンと建っている魚屋さんを見直した。その透きとおったしらすの甘さ、小さな眼がはっきりとして噛み応えもある。夫婦二人には十分すぎるほどの量、贅沢なお昼を堪能した。
 
小鰯の光秘めたる相模湾  miyo
 
 

2020年10月11日日曜日

Donald Trump (トランプ氏)

材料;ススキ、枯葉
 
あまりにも似ていないので出すのをためらった。髪型以外に描きたい特徴が無いようにみえる。それは私の関心の低さだろう。人間的には完璧な人はいないから、それは求めないとしても、世界が平和になるように働いて欲しいと願っている。
 
 
コスモスの倒れかかりて尚揺れる  miyo
 

2020年10月8日木曜日

自筆;チャイナペイント 栗

すすき・秋海棠・合歓の葉・ほととぎすの花・セージ 
 
秋も深まってきたが、庭の秋海棠は少々疲れ気味。 ねむの木は去年根元からばっさりと伐ったのに、ひこばえが出て喜ばせてくれる。元気なのはセージの青さだ。日毎に青みが濃くなっている。そろそろ秋蒔きの用意をしなければと心忙しく過ごす日々である。
 
 
日頃見ぬ低きを来たる秋の蝶  miyo
 

2020年10月2日金曜日

稔田

稲が稔ると、あっという間に刈られる。それも一人でコンバインを使って刈り取ってしまうのだ。だから稲刈りの瞬間を見ることはほとんど無い。横を流れる川には、カワセミと白鷺がいた。 いずれも小魚を捕るので、同じ場所に住むのは当然かもしれない。カワセミが小魚を捕り枝にたたきつけて飲み込むのを何度か目撃している。一年を通して見かけるので「留鳥」だろう。渡り鳥では無いと思う。カワセミの巣は、まだ護岸工事をしていない土手に深い穴を掘って作られている。
 
鳥威しキラキラ風をかき集め  miyo