まるで恐竜が首を出しているようだ。
広い屋敷の入り口に、大きな紫木蓮が咲いていたのは
春だった。
今はごつごつとした赤い実をつけている。
あの優雅な紫木蓮が、こんな姿に変貌するとは
気がつかなかった。
屋敷は閑散として、マンションが建つらしい看板があった。
この辺りの大きな家は次々と姿を消し、区分けされて
売られていく。
この大きな紫木蓮も、伐採されてしまうのだろうか。
売り出され寡黙なる家木の実落つ 茜
(うりだされかもくなるいえきのみおつ)
秋の季語:木の実落つ
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