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陽炎(かげろう)
吉野ヶ里は広大な面積を持った遺跡だった。
弥生時代の竪穴住居を中心に、「クニ」と呼ばれる
集落があった。
駆け足で巡った遺跡でしたが、当時の生活を垣間
見る気がした。 幾つかの村に分かれて、
神を司る場所、支配者の住まい、織物、養蚕、酒造
倉等、よく整備されていた。
田んぼが小さく区切られて田植えを待っていた。
中でも、素焼きの大きな甕棺が二つ合わさり、人体
の骨が横たわっていたのが印象的だった。
もう一度ゆっくり観たい遺跡でした。
写真は見張り用の物見櫓から撮りました。
陽炎える甕棺赤き吉野ヶ里 茜
(かげろえるかめかんあかきよしのがり)
春の季語;陽炎