

志賀高原の白樺黄葉はもう終わって、白い幹の林
になっていた。
時折濃い霧に覆われてしまい、その中を車で進む
のは危険だったので、途中のレストランで休む事
にした。
牧場に隣接していて、厩舎から馬が覗いている。
久しぶりに馬を見たような気がする。
馬もじっと見返した。少し歳をとっているようだ。
きっと観光の子供さんを乗せているのだろうと
思った。
柵へ来て馬の嘶く霧の中 茜
(さくへきてうまのいななくきりのなか)
その中の一条白し初時雨 茜
(そのなかのひとすじしろしはつしぐれ)
秋の季語;霧 冬の季語;初時雨