
鮮やかな夕焼けだった。
わずかの間だったが、何か起きそうな気がする程
鮮烈な光だった。
大山の頂上に当たって「チンダル現象」ともいう
べき影のような筋が出来ていた。
このような自然の前で人は時として不安にかられる
ようだ。明日という不確かな日が本当にくるのか。
冬の夕焼けは、普通弱々しく淡い色が多いが
雲に反射して強い光になったのだろう。
手前には漆黒の暗闇が迫っていた。
寒落暉畏れる闇を深くせり 茜
(かんらっきおそれるやみをふかくせり)
冬の季語;寒落暉
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