2011年12月28日水曜日

絵皿(チャイナペイント)



 息子達が独立して家を出た十数年前、
皿に二人のイニシャルを描いて絵皿にした。
陶器用の顔料で描き、800℃で焼き付けた
皿である。
趣味が多い方だと思うが、その理由として
一言で言えば飽きっぽいのだ。
ある程度出来るようになると次ぎの事が
気になってくるのである。
こんな絵皿を幾枚も描き、磁器の人形も作り教室も
開いた。
今、絵皿は箱の中である。
皿や人形を焼いた電気炉も眠っている。
そして「俳句」だけは辞められそうもない。
    
この絵皿は家人が落として縁の透かしの部分を
割ってしまったのだが、
このように、継ぎ目がわからぬように接いでくれた
ので許すことにしましょう。
  
  
  
 皿に描くイニシャル大き室の花     茜 
 (さらにかくいにしゃるおおきむろのはな)
   
 接ぎ合わす絵皿の破片冬灯し       茜
 (つぎあわすえざらのはへんふゆともし)  
   
  
冬の季語;室の花(部屋の中で咲かせた花)、冬灯