2012年1月11日水曜日

湯たんぽ


                 (藪柑子)
 初詣の帰り道、横道へ入ると家の裏には畑があ
り家の賄いに使うと思える少しの野菜が残っ
ていた。
その間を縫う幅1mほどの小道に、見逃しそうな
「市道」という小さなセメントの標識が埋めこま
れていた。
昔からの古いお寺にお参りするかつての街道だっ
たのかもしれない。
竹薮の入り口に「藪柑子」が赤い実をつけていた。
  
私は就寝の時に毎日「湯たんぽ」を使っている。
プラスチック製なので触れてもそれ程熱くない。
湯は丸一日冷えないので、今のところすこぶる
気に入っている。
  
   
   
   
 二階へ行く手に湯たんぽの波の音     茜
   
  
  
冬の季語;湯たんぽ、藪柑子(やぶこうじ)