稲刈り期を迎え、それを待っていたかのように
曼珠沙華が咲き始めた。
この土手に、一本の隙間もない程びっしり立っている。
ここ数年の事だ。
ある年、少し華が咲き始めたころ持ち主が来て、土手の雑草と
一緒にきれいに刈りとってしまった。
「あれ、せっかく咲き始めたのに」
と思っていると、2,3日後には、いっせいにこの量の芽が出てきた。
茜の新持論;
途中で切られた曼珠沙華は、あわてて命を繋ごうとして芽を出した。
土の表面に近いところに球根はあるので、太陽の恵みを
存分に受ける事ができた。
球根で殖えるらしく、半端ではない量が育ってしまった。
以上 勝手な持論でした。
群れ咲きて何に手向かう曼珠沙華 あかね
秋の季語;曼珠沙華