梶の葉は梶の木の葉。昔、七夕の祭りに、歌などをこの葉7枚に書いて星に手向ける風習があった。
俳句の七夕と同じく「秋」の季語として扱われている。
天の川の渡し船の「カジ」と梶をかけたためと思われる。
桑科の落葉高木でその若皮は和紙の原料にもなる。
その昔は店先にこの葉が売られていたそうだ。
葉の形はさまざまであるが、切れ込みの深い葉の方が趣がある。
今朝採ってきた一枚の梶の葉へ
筆で書いてみた。
紙にでも書いているかのように、しっかりと書けた。
墨匂う朝の梶の葉濡れており 美代子