ツルウメモドキがようやく顔を出した。先日までは緑の珠で藪の中に隠れていたのだ。その皮を脱ぎ赤い実になって飛び出してきたのだ。庭には紫陽花の咲き残りと、メキシカンセージ等、まだ花が残っていた。
狭い谷間の田んぼは、土地改良の整理の時にその範疇に無かったらしく昔のままの形だ。その畔道は広い所もあり、他の使い道があったかもしれないと思った。万葉の時代には、雨乞いも豊作の祈りもこの広い畔で行われたかもしれない。そうみるとまるで舞台のようにも見えてくるではないか。
万葉の畔より続く赤まんま miyo
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