ピースサインの緑がギシギシ
ニセアカシア(針えんじゅ)
花が増え続ける ラナンキュラス ラックス(一株)
ギシギシは田畑の土手や野にある雑草である。畑に一度生えると消えず厄介な雑草らしい。野草をポキリと折る時少し後ろめたい気がするのは、以前「それ山野草?」と聞かれてそうだと答えると、「山野草は採っていけないのよ」と咎められた事があるからだ。田舎のこの少し歩けば田畑のある里山の細い道を行くと、足下には私にとって花園、ヒメジョオン、紅花ユウゲショウ、ドクダミ、露草、スイカズラ、ギシギシだってあるのだ。採っていけない絶滅危惧種のような山野草と引き抜いて良い山野草がある事を話してみたが、分かってくれたかどうかわからない。興味の無かったただの雑草でも、一度花束にしたり鉢に植えたりした雑草をみると、にわかに特別な花に見えてくるらしい。私の庭の雑草は山野草である。庭の草取りも出来ないではないか。
土手の濃い緑のギシギシの穂を2本頂いて活けてみた。ラナンキュラスは案外丈夫で1株にこれほど花が付くとは思ってもみなかった。春ジオン、フェンネルの細いモヤモヤをあしらいにして。 アカシアの花は、周りが緑濃くなっていく中で白い花が目を引いていた。
ぎしぎしを手折り夕風湧く予感 mi