茶色の穂になった茅花、紫蘭、スイカズラ、ヒメジョオン、小判草。 花器は銅のワインクーラー。 こんな目立たない野草は、もっとラフに活けたかったけれど、真面目な性格(!)ゆえにちょっと行儀良くなりました。
茅花は新芽の白い穂の時食べられる。スイカズラは横に這うように伸び、甘い香りを放っている。ヒメジョオンは奔放に、小判草は風にゆらゆら揺れている。
わずか200メートル歩く間に、これだけのイネ科の植物を見つけた。道路の両側に繁茂しているのだ。家畜の飼料に入っている麦類の花粉が飛んできたのかもしれないと勝手に想像する。
植物博士のような友人に聞くと彼女は即座に名を教えてくれた。
・チガヤ
・エンバク
・ネズミムギ
・青カモジ草
・コバン草
・細麦
・イヌムギ
何度聞いても覚えない私、困ったものである。
初夏の命ひしめく土手を行く mi