
桑畑があった。
放置されていて、3Mを越す高い木となっている。
昔、養蚕業が盛んだった頃桑の葉をせっせと採ったのだろう。
桑の実は、おしげもなく木の枝に黒々と付いている。
揺するとぽたぽた落ちてきた。
付近の方に断わって採らせてもらう。
太い木には親指大の実が付いている。
きりもなく採れるのだ。
幼き日に食べたような記憶がある黒い実。
これは、「マルベリージャム」(桑の実ジャム)にしよう。
鈴なりの桑の実空を淡くせり あかね
(すずなりのくわのみ そらをあわくせり)
夏の季語;桑の実
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