旅人のように歩いている。
毎日みていても、草木はいつも新しい。
昨日の丈を越えて更新している。
さてこの花は何だろう。
ついこの間までは見なかった花だ。
通りがかりの人に聞くと、「たらの花」と教えてくれ
た。そういえば、春、手の届きそうな所にたらの芽が
あった。それが、大きく葉を広げて花をつけていたのだ。
最初は薄緑の花だったが、日が経つと黄色を帯びてきた。
実を付けるのだろうか。
この花を知ってからあちこちにたらの木がある事がわかった。
遊行忌の風の高さを鬼やんま 茜
(ゆぎょうきのかぜのたかさをおにやんま)
削られて山また低くたらの花 茜
(けずられてやままたひくくたらのはな)
秋の季語; たらの花、 鬼やんま(とんぼ)