2014年9月4日木曜日

鶏頭、 ミソハギ


鶏頭が、だんだん頭でっかちになってきた。
小さな種でいっぱいになっているのだ。
深紅の花はうつくしいのに、近頃は余り見なくなった。
というのも、お盆の頃必ず仏前に供える花に入っていたからで、現代の人には古くさく思えるのかもしれない。
うしろの紫色の「ミソハギ」もそうだ。
みそぎはぎ が語源らしく、禊の祓に使われる地方もあるという。
この辺りでは畑の片隅によく咲いている。
今年もお盆に切り花として供えただろう。



 鶏頭の種こぼしつつ膨らみぬ          茜