2014年12月16日火曜日
イヌマキの実、クチナシの実
近くの小料理屋の前に、「鹿肉料理あります」と張り紙がしてあった。
捕れた時だけのメニューらしい。
そこの亭主の話では、
連絡が入るとすぐに駈けつけ、解体作業を見守り、息絶えて間もない肉を一頭分譲り受けて来るのだそうだ。
おのずと有難い気持ちになり、無駄が出ぬように切り分ける。
肉がまだ暖かいうちに処理してしまわないと痛みが早いらしい。
血の色をしたルイベを、たたきにして出された。
何も生で食べなくてもと一瞬思ったが、特に匂いも味もわからず
鹿を食べているという気持ちで一杯になった。
しかし、
昨今の鹿や猪の農作物への被害、猪に至っては街へおりてきて
人を襲ったりしている。自然淘汰がなされず殖え過ぎた獣達は、捕獲して食用にするべきだと思う。ヨーロッパにジビエ料理という言葉があるように、野生の獣を一定の規制のもとに捕獲して食べるのは自然のバランスにも必要ではないだろうか。
鹿肉のように赤身が多く低カロリーの肉は尊重されるに違いない。
写真は上:イヌマキの実
下: クチナシの実、 霜で落ちた庭のミニトマト
鹿肉の命の赤よ昼の酒 茜
朝霜や打ち負かされし末枯れトマト 々