2016年8月27日土曜日

梶(かじ)の葉

散歩の途中で、道にせり出してくる葉に、桑の葉とそれとよく似た葉があり、
梶の葉ではないかと思っていたがよく分からなかった。
最近ようやくその違いがはっきりした。

裏千家茶道の夏のお点前に「葉蓋の扱い」というのがある。
お茶をたてる椀を清め、その水を捨てる水指の蓋のかわりに
木の葉を蓋にするお点前である。
涼しさを演出するのに、こんなはからいをするのが茶道なのだ。

その葉によく使われるのが「梶の葉」だそうだ。
紙すきの原料にもなる梶は、よく見ると細い枝にたくさんの葉をつけているが
その一枚一枚が枝により形が違って面白い。
テレビの茶道を観て、その葉が私の手元にある葉と同じなので驚いたのだ。