2013年8月27日火曜日

蓮の実

 久しぶりに見に行くと、花より実の方が多くなっていた。
花が散った後、蜂の巣状に穴が開いた花托になり、中の実が熟すと、穴から飛んで水に落ちる。
これを俳句では「蓮の実飛ぶ」という。
水に落ちる音がきこえそうだ。
蓮の実は甘くて生で食べることができる。(私はまだですが。)
花、葉、実、 それぞれに美しいと思う。
  
写真上;8月31日 AM6:00
  
  


  蓮の実飛ぶ誰一人居ぬ朝明けに     茜
  
  
    
秋の季語;蓮の実(蓮の実飛ぶ)

2013年8月22日木曜日

ルバーブ その2

8月8日に「ルバーブ」を載せましたが、
友人が軽井沢から買ってきてくれたルバーブで再挑戦。
高地の産らしく赤色が鮮やかだ。
今度は、根元の赤い所と上の緑の方に分けて作ってみた。
結果は、下の写真の通り赤と薄緑に出来た。
お味は、同じようなものです。
添えた苦瓜は、収穫して一日ほっておき黄色に熟れたもの。
苦味は消えていてサラダで食べます。

  
  

 高原の風の話をソーダ水        あかね
  

  
夏の季語;ソーダ水
  
 


2013年8月17日土曜日

睡蓮(すいれん)、 ひつじぐさ

睡蓮は日が高く昇ってから、花が開く。
午後二時ごろ(未の刻)に咲くと言われる事から
ヒツジグサとも呼ばれる。
明日はもう一つ咲く予定。
睡蓮の花の後ろの水生植物はオモダカ。
樽の水色の花はルリマツリ。
水盤右の黄色の葉はコリウス。
  
  
  
 睡蓮や風なき空の映りおり        茜
  
  
  
夏の季語;睡蓮

2013年8月12日月曜日

糸とんぼ

上:糸とんぼは、体長2センチほど。水色の尾の先が目立つ。
  我が庭に毎年現れるが、どこから来るのだろう。
  今年はツガイらしく2匹だった。
  わずかな風にも、葉にしっかり しがみき、
  揺れると姿を消したかのように見えなくなった。

下:ショウジョウトンボの雌。(蓮池にて)
  全身金色 に輝いていた。
  8月1日に載せた赤いショウジョウトンボは雄。
 

    
  
  風と揺れ影となりたる糸とんぼ        茜
  見え隠れ風のはざまを糸とんぼ        茜
  
  
夏の季語;糸とんぼ
  

2013年8月8日木曜日

ルバーブ

「ルバーブ」を一束買いました。
珍しく近くのJA市場に売っていたもので、タデ科の植物、茎をジャムにします。
生でかじると、ただ酸っぱいだけです。
ルバーブにその半分量の砂糖を加えて煮ると、とろとろのジャムになりました。
この繊維質の茎が、あっという間に溶けてしまうのが不思議。
皮があまり赤くないので薄茶色のジャムになりました。
パンに塗っていただいています。
  
  
  
 均等に満たすジャム瓶夏の雲        あかね
 秋を待つ今日の仕事にジャムを煮て     あかね 


  
夏の季語;夏の雲

2013年8月5日月曜日

苦瓜、ゴーヤ

朝、窓を開けると苦瓜の花の香りがサッと入ってくる。
2センチほどの小さな一日花が 、朝は良く香るのだ。
苦瓜の花がこんなに爽やかだとは思わなかった。
ようやく一つ実がつくと、次々と収穫できるようになった。
肉厚で、しゃきしゃきとしている。
この夏も苦瓜を毎日食べられそうだ。
  
  
  
  
 子に供す初生りゴーヤ今朝採りて       茜

  苦瓜の花の香を入れ朝の窓        茜 
  
 
  
夏の季語;苦瓜、ゴーヤ

2013年8月1日木曜日

チョウトンボ、蓮華(れんげ)

家から歩いて20分の所に、蓮の花が咲いている。
今朝行ってみると、大賀蓮など数種類が咲いていた。
お釈迦さまの台座そのものの姿をした花が鮮やかだ。
池に流れ込む小川は底の石を透かしていた。
トンボが忙しく飛びまわっている。
初めて見るトンボ達だ。
確かではないが調べてみた。
青→ チョウトンボ (4~5cm)
赤→ ショウジョウトンボ(4~5cm)、雄

    
  
  
 蓮華見にあきつ飛ぶ川越えにけり        茜
  
  
夏の季語;蓮華、あきつ(とんぼ)

2013年7月27日土曜日

アオリイカを食べ尽くす

鹿児島からアオリイカ(2、5キロ)を夫がもらってきました。
体長 足を入れると70センチくらいの大烏賊。
さっそく捌き、胴体と足を切り離す。
胴体部分は刺身に。
身の厚さ約2センチを、食べ易いように切れ目を入れ削ぎ切りにする。
足はあとで焙り焼きにすることに。
烏賊墨はスパゲッテイに。
烏賊の口にあたるカラストンビは I 氏の好物だ。
茶色の揚げ物はさつま揚げ。
緑の葉っぱは 庭で育てたスイスチャード。
 夜釣りしてアオリイカを届けてくれた友人に感謝して、
近所の I さん一家と食べ尽くしました。
  
  
  
  
 夕飯は一日の褒美鉦叩き         あかね
 (ゆうはんはひとひのほうび かねたたき) 
  
  
秋の季語;鉦叩き(秋の虫)カネタタキ

2013年7月23日火曜日

古茶新茶

茂ってきた庭の草花を伐りました。
上  ルドベキア、野菜フェンネルの花
中  ローズマリーのリース、 フェンネルの花を挿して
下  咲き終わりの紫陽花、アガパンサス、南天の葉

どれも宿根草なので、毎年自然に咲いてくれる。

咲き始めも 枯れかかっている花もいい。
色褪せた紫陽花は大好きな色合いだ。
水色だった紫陽花はグレーに
ピンクの紫陽花は赤錆びの色に。

毎日が草花と共にある生活である・・朝ドラと。
  
  
  
 古茶新茶座して親しき朝ドラマ       あかね
  (こちゃしんちゃざしてしたしきあさどらま)
  
 
夏の季語;古茶新茶

2013年7月19日金曜日

四角いトマト

6月25日 ミニトマトに四角いケースをかぶせる。
7月18日 ケースの中で太り色づいたのでケースをはずす。

孫の実験の手伝いで庭のミニトマトにケースをかぶせました。
四角の箱の中で育った実は、六面を圧されているので四角になるしかないようです。
切ってみると、側面にわずかに丸みがあるようにみえます。
ケースをはずした後、一気に膨らんだのかもしれません。
  
  
  
 きゅうくつな四角いトマト物語        あかね
 歪めたるトマト観察日誌かな        々
   
  
夏の季語;とまと

2013年7月16日火曜日

立葵(たちあおい)

ウオーキングの途中によく見かける花。
2メートルは超している丈の高さ。
立葵はつぎつぎと花を咲かせているが、害虫や病気に弱いらしく、葉がレース模様のように虫喰いになって、ある日根元から切られている事がある。
だから、元気に花をつけている時と
虫に喰われている時の印象の落差がある花だ。
  
    
    
   立葵そぞろ歩きは物足らず      あかね
  
  


    
夏の季語;立葵

2013年7月9日火曜日

合歓の花(ねむのはな)

谷戸を奥まで散歩するのがお気に入りのコースになっている。
そこに、ケアハウスが増えて現在3つ建っている。
団塊世代の我々としては、こんな施設が増えるのは
心強い。
今年も合歓の大樹が花を咲かせていた。
   
  
   
  
 合歓咲いて養老ホームに食器の音         茜
 (ねむさいてようろうほーむにしょっきのおと)
   
  
  
夏の季語;合歓の花

2013年7月5日金曜日

木苺(きいちご)

「ナワシロイチゴ」
「ブラックベリー」です。
どちらもキイチゴ属。

田植えのころ実をつける、道端の苺「ナワシロイチゴ」は、
見つけてアッと驚くほど懐かしかった。
採って食べてみると 非常に酸っぱく、昔食べたものは
もっと甘かったような気がする。
「ブラックベリー」は通りがかりに垣根を越えてなっていたもの。
これは試食していませんが、きっと甘いでしょう。
  
  
  
  
  
 木苺や思わず出たる国言葉          茜
 

 
  
夏の季語;木苺

2013年7月1日月曜日

さくらんぼ

友人に初孫さんが誕生しました。
落ち着かれたところで、お祝いにおじゃましました。
可愛いさくらんぼのような赤ちゃん、
皆の見守る中でだっこさせてもらいました。
   
もう1ヶ月も外に出ていないという、
ママになられた若い娘さんに小さな花束を作りました。
庭にあったイタリアンパセリの花(緑の花)
出たばかりのねこじゃらし、
アガパンサス(水色の花)

そのお宅の薔薇の庭には無い花ばかりです。
喜んでくれたかしら。

  
  
  早や眉の凛凛しき赤子青葉風          あかね
   (はやまゆのりりしきあかごあおばかぜ)  
    
  赤ちゃんはいつも太陽さくらんぼ        あかね

   
  
夏の季語;さくらんぼ

2013年6月26日水曜日

梅雨冷え

朝から降り続いている。
周りの山々も今日は煙って見えない。
庭にだんだん増えていく水溜りをみている。
小鮎川も今頃は音をたてて流れているだろうか。
少し肌寒い部屋の中は、
外の物音も聞こえず静かだ。
   
竹皮ぞうり を使い始めてもう4年目の夏である。
 友人に藁ぞうりを見せていただいたのであわてて出した。
3年も履いてこの丈夫さ。
裏は滑らかにつぶれているけれど
表はまだ竹皮の模様がはっきりとしている。
お義姉さん、ありがとう。まだまだ 大事に履いていますよ。
  
  
  
  
 梅雨冷えやこもりし吾は深海魚          あかね
  
  
  
夏の季語;梅雨冷え


2013年6月21日金曜日

白い紫陽花

梅雨晴れ間、開成町の紫陽花を見に出かけた。
 紫陽花もさることながら、
きれいな水が巡る田んぼも美しかった。
丹沢の伏流水が奔っているのだろう。
一人で行ったので他の見所もわからず、たまたま知り合ったウオーキングクラブの団体さんについて歩くことに。
歩くその先は、「アサヒビール工場見学」!
同行してよろしいという親切な方々。
お陰様で、紫陽花の他に、出来たて新鮮「生ビール」をいただきました。
なんと、ラッキーな一日!
横浜W・Wクラブの皆様有難うございました。
(写真はアナベル)  
  
  
  
 丹沢の水奔りくる白紫陽花        あかね
     
   
    
夏の季語;紫陽花

2013年6月18日火曜日

夜八時ごろ、車で5分の小さな流れへ行ってみた。
蛍はちらほら光が見える程度だったが、
その一すじの光が、足もとに寄ってきた。
思わず手に乗せると、
ゆっくりと点滅した。
離すともう一つの光と縺れ合うように
川上へ消えていった。


   
  
 手の平の蛍の息に合わせてみる         あかね
  
  
  
 
夏の季語;蛍

2013年6月14日金曜日

辣韮(らっきょう)

今年もらっきょうを漬けました。
泥を洗い落とし、薄皮を剥き、ヒゲを取り、茎を揃えて切る。
2キロを何度も洗いあげる頃には2時間経っていました。
一緒に売っていたらっきょう酢で漬けることに。
その前に笊にあげ、水を切りました。
  
  
  
  
  辣 韮のひげ取り無心になりており          あかね

  梅雨空や袋嵩張る漢方薬               あかね
  (つゆぞらやふくろかさばるかんぽうやく)
  
  
  
夏の季語;辣韮(らっきょう)

2013年6月7日金曜日

どくだみを干す

どくだみを干した。
我が庭の分では足りないので、散歩の途中にも採ってきた。
4,5日木陰に広げてから
紐で縛って吊るしてみた。
なにしろ初めてする事 なので、乾き具合がわからない。
現在乾きカサカサ度70% なので、もう数日干すことにしよう。

きざんでお茶にすると、いろいろ効能があるようだ。
  (手前の木は楓です) 
  
  
  
 晴れてきて風湧く木陰どくだみ干す        あかね
  
  
  
夏の季語;どくだみ

2013年6月1日土曜日

麦の秋(むぎのあき)

谷あいの畑や田んぼは、余すところなく使われている。
この麦畑もやっと稔りの時を迎え、もうすぐ 収穫されるだろう。
そして米を作るための水が張られるのだ。
二毛作である。
6月になってやっと水を張り、田植えが始まる。
ここら辺では一般的な田植えの時期だ。
今年は早くも梅雨に入ったから、田植えには絶好の気候だろう。
これからは稲の生長を見て歩くのが楽しみになる。
  
  

   畦巡る水音のして麦を刈る             あかね
  
     姉妹の老いて似てくる麦の秋            あかね
  
  
  
 夏の季語;麦の秋、麦

2013年5月25日土曜日

どくだみ(十薬)

普通ドクダミは十の字に花びらがあるが
庭に咲いたこれは少し違っていた。
八重咲きと言うのだろうか、中心部は白いがその下の花びらは緑がかっている。
突然変異だろうか。
独特の匂いを持つが、暗がりの中でもはっきりと浮き立つように見える花は清々しい。
庭の草花を花瓶に活ける時は、このドクダミを一本加えると水もきれいに保てるようだ。
今年もドクダミがはびこりだした。
でも憎めない白い花である。
  
  
  
  
  どくだみの花の白さに衒いなし        あかね
  (どくだみのはなのしろさにてらいなし)

  
  十薬や似ている通夜の従兄妹たち       あかね
   (じゅうやくやつやにはにたるいとこたち)
   
  
   
夏の季語;どくだみ、十薬(じゅうやく)

2013年5月19日日曜日

草刈(くさかり)

  空き地の草が茂り始めていた。
ある日突然一本の径が現れた。
 誰かが草刈をしてくれたようだ。
刈られたばかりの草の切り株は、強く足裏を押し返した。
  
近年殖えてきた「細麦、ねずみ麦」らしい麦、稲系の草が大部分である。
もうすぐいっせいに穂を付けて、花粉症の方を悩ますに違いない。
4月20日に、この草で三つ編みのリースを作り載せています。


  
  
  草刈って径をつけゆく地蔵堂         あかね
  
  草刈られ足裏に弾み返しくる         あかね
   (くさかられあうらにはずみかえしくる)
    
   
  
夏の季語;草刈

「夕焼け花日記」にまだ在庫があります。
 興味のある方はご連絡ください。」



2013年5月14日火曜日

キングサリ

今年もキングサリが咲きました。
去年より高く3メートル程の所に花を付けています。
枝先を引いてアーチ型にしたので、
その下をくぐると、ほのかに藤と同じような良い香りがします。
この後、剪定をするものかどうか迷っています。
  
  
  
  
 夏きざす開く自家製草図鑑          あかね
  
  
  
夏の季語;夏きざす

2013年5月8日水曜日

姫小判草(ヒメコバンソウ)

コバンソウと 「ヒメコバンソウ」が満開です。
小判草は名のごとく小判 形で、ひらべったいのですが、
この姫小判草は、
5mmほどの小さな三角錐、花びらの無い花の集まりなのです。

 道端に咲いているのを刈り採ってリースを作りました。
直径25cm、小さくまとめてみました。
通りかかると僅かな風にも揺れて応えてくれます。

   
   
   
  のぞき込む度に揺れ出す小判草        あかね 
  
  
  
夏の季語;小判草

2013年5月1日水曜日

春の食事会

  いつもお世話になっている I 家との春の食事会。
畑の野菜をいただいているので、それを活かした献立を考えました。
  
手前から
 *蕗と筍の煮物、木の芽をたっぷり添えて
 *白アスパラガスにオランデーズソースかけ
 *そら豆を莢ごと焼いて
 *黄色のくちなし飯と蕗のちらし
 *ロールキャベツのキャセロール
 *アボガドの刺身風
 *新じゃがと玉葱のサラダ
 *筍の先端と姫皮 の梅肉和え
 *セロリの甘酢漬け
 *からすみ(一番奥)
 
 
   

2013年4月26日金曜日

翁草(おきなぐさ)

「翁草」は花が終わり、雌しべが白い羽毛状になっている。
白い毛が翁を想像させるのでしょう。
何気なくみている花 ですが、あっという間に時は過ぎたようです。
風も強い夕方に羽毛が光っていました。
  
  
  
  落ちる日の差せば身もだえ翁草        あかね
  
  

  
春の季語;翁草(おきなぐさ)

2013年4月20日土曜日

春惜しむ

  若草で作ったリースです。
麦系の草ですが、細い葉が特徴の
ホソムギ、ネズミムギの仲間のようです。
幅3ミリ~8ミリ程の細い葉 で草丈50センチ。
牛や馬がいたら喜びそうな青々とツヤツヤとした草。
空き地に茂っていた草を刈り取り、3日程陰干しにし、
三つ編みにしたものです。
穂が出るまえに刈るのがコツ、草の匂いのするリースです。
(外来種で毒性があり、動物の食用にはならないそうです!)
  
  
  
 春惜しむ柔らかき草三つ編みに      茜
  
  
  
  
春の季語;春惜しむ

2013年4月17日水曜日

諸葛菜(しょかつさい)

春の野山は、色彩に溢れている。
木々の若葉が美しい。
この右の大きな木は、「水木」・・(アメリカハナミズキでは無い)
5月に白い花を咲かせる時に、また見にこよう。

手前は「諸葛菜」、花大根ともいうが、大根の花では無い。
 よく殖える花のようだ。


      山畑に人影見えず諸葛菜      あかね




春の季語;諸葛菜(しょかつさい)

2012年12月4日火曜日

猪肉(ししにく)


身辺せわしくご無沙汰しております。

久しぶりに谷戸(やと)の奥まで歩いてみた。
草叢に白い塊りを見つけて分け入ると
足と同じ位の太さの「キノコ」だった。
何という大きさだろう。(手前の黒い靴と比較しています)
茎に触れると、手の平に黄色の粉がついた。
きっと毒茸に違いないと
すぐに退散した。
ズボンには、草の実がいっぱいついていた。

写真のキノコは「はたけしめじ」らしいです。




村の米買うて猪肉貰いけり       茜






冬の季語;猪




2012年10月25日木曜日

ヘブンリーブルー(西洋朝顔)




西洋朝顔で、天国の青、天上の青とも呼ばれている。
直径12センチの花、丈夫な蔓がどこまでも這い上がる。

青が素晴らしい!

咲き始めたのは十月になってから。
もう枯れかかっている苦瓜に絡み付いているが、今となっては
そのまま咲かせておくしかない。
この調子であと1ヶ月は咲き続けるだろう。



朝顔の空へ空へと咲きのぼる      茜







季語;朝顔

2012年10月6日土曜日

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

 稲刈り期を迎え、それを待っていたかのように
曼珠沙華が咲き始めた。
この土手に、一本の隙間もない程びっしり立っている。
ここ数年の事だ。
ある年、少し華が咲き始めたころ持ち主が来て、土手の雑草と
一緒にきれいに刈りとってしまった。
「あれ、せっかく咲き始めたのに」
と思っていると、2,3日後には、いっせいにこの量の芽が出てきた。

茜の新持論;
途中で切られた曼珠沙華は、あわてて命を繋ごうとして芽を出した。
土の表面に近いところに球根はあるので、太陽の恵みを
存分に受ける事ができた。
球根で殖えるらしく、半端ではない量が育ってしまった。
以上 勝手な持論でした。




群れ咲きて何に手向かう曼珠沙華       あかね




秋の季語;曼珠沙華


2012年9月26日水曜日

夕焼け花日記


  在庫が作者の手元にあります。
 興味のあるかたは直接私の方へご連絡ください。



恥ずかしながら
「夕焼け花日記」が本になりました。
選んだブログと俳句を載せています。



句集 夕焼け花日記    東京四季出版 

興味のある方は下記へご連絡ください。

東京四季出版 haikushiki
電子メール アドレス :
haikushiki@tokyoshi





2012年9月24日月曜日

山繭


雨の上がった道端に「繭」が落ちていた。
自然の林にあった繭は、天蚕(てんさん)、山繭とも
呼ばれているようだ。
黄緑の光沢のある繭は軽く、蛾が出て行った跡の穴が
開いていた。
美智子様が育てられている蚕は「小石丸」という天蚕だという。
この黄緑の繭から織られた着物を召されるのだろうか。

葉を見ると、くぬぎの木のようだ。
この繭は絹で、珍しい事なのに、きれいだったのに、
私としたことが拾ってこなかった!




枝先の風を孕みし黄繭かな       茜
(えださきのかぜをはらみしみまゆかな)





夏の季語;繭

2012年9月18日火曜日

菩提子(ぼだいし)


9月17日遊行寺で、一遍上人忌俳句大会が開かれた。
境内に大きな菩提樹があり、たくさんの実が下がっていた。
風が来て見上げると、小さな実が鈴を振るようにいっせいに揺れだした。
落ちている小枝を拾ってみると葉裏の真ん中から実は下がっていた。
その実は硬く、鞄をたたくとカンコンと
小気味良い音を立てた。
この実で数珠が作られたことだろう。
百畳敷きの本堂で、座っての俳句大会である。
素晴らしい上位の句に圧倒されながらも、私の入賞句。




菩提子の雲に触れたる揺れのあと     茜

木の洞に何を包まむ秋の風        茜
(きのほらになにをつつまむあきのかぜ)


秋の季語;菩提子 秋の風

2012年9月14日金曜日

紫蘇の実(しそのみ)


苦瓜の白を一本植えたお蔭で、今年の苦瓜料理は楽しくなった。
緑の苦瓜と塩麹で和えたみた。
白い苦瓜は表面のごつごつが大きく、薄く切るとレース模様のようである。
女性は毎日台所で、いかに美味しく食べるか、
五大栄養素を盛り込んいるか、老人になりかかっている身体を
元気づけられるか、一瞬のうちにそんなことが頭をめぐるのである。
(今は男性も厨房に入るので、女ばかりとは限らないが・・)
数十年もこの繰り返しで、いやになる日もあるにはあるが、
家族の為もあるけれど、自分も食べたいから作る。
生きる基本の食べる事、抗うこともないのである。




紫蘇の実や生涯姉は姉であり       茜




秋の季語;紫蘇の実 



2012年9月8日土曜日

朝顔


朝顔がはかない感じで咲いていた。
朝咲いて、すぐに萎んでしまうので花の命は短い。
しかし、洋種の朝顔は一日中咲くので、
むしろ元気よく咲いている。
花の色は、だいたい寒色系が多く、やはり朝の光の色の花が
多いようだ。暖色系はまだみた事がない。

そんな朝顔を皿に描いてみた。
上絵付け用顔料を油で滑らかになるまで練っておく。
描く時は、皿にそれを油でゆるめながら伸ばしていく。
色を薄くするも、濃くするも、伸ばし次第となる。
約800度の電気炉で焼き付けました。




朝顔の明け行く空の色ばかり        茜





秋の季語;朝顔

2012年9月1日土曜日

空蝉(うつせみ)

空蝉(うつせみ)は蝉の抜け殻です。
地下に数年生息していた蝉の幼虫は、不完全変態する昆虫
なのでサナギにはならず直接成虫になる。、
夏地上に這い出してきて背を割り皮を脱ぎ、夜の間に成虫と
なる。この蝉の抜け殻を「空蝉」という。
透けた抜け殻をみると、
足の爪先はしっかりと尖り、目の形まで残っている。
さっきまで中に柔らかい蝉がいたのか不思議な思いがする。

*友人から文に誤りがある事を指摘していただきました。
 不完全生態であるという事を書き加えました。



空蝉の命あるごと爪立てる    茜




夏の季語;空蝉