2014年4月11日金曜日

踊子草


詳しくは「姫踊子草」だが、一般的には「踊子草」で通っている。
笠をかぶったように見えることからそういう名のようだ。
野原のあちこちで群生しているのを見かけると、
これから本格的に暖かくなってくるのだと実感する。
今は5,6センチの草丈だが、あっという間に覆い尽くすほど
茂るのだ。
風邪も少しづつ良くなってきたような気がする。
早く野に出て歩きたい。



くさはらの濃さ増してゆく踊子草         茜
くさはらの濃きひとところ踊子草



2014年4月7日月曜日

春風邪


もう1週間は経っているのに、春風邪はなかなか治らない。
久しぶりの風邪だ。
二人でゴホゴホしているから、どちらかから感染したのだろう。
頭痛がとれたら大分気分は良くなったが、
咳がまだ止まらない。
こんなに長引くのも年齢のせいなのか。
外には目白が来ていた。


 
 
春風邪や夫の作りし肉入り粥
 おもいきり丸まってみる春の風邪        茜


夫がこの肉入り粥を拵えて満更でも無き春の風邪かな 




  
  

2014年4月1日火曜日

万愚節 


屋根の付いたりっぱな門構えである。
中央に両開きの扉があるから、大棟門というのだろうか。
きれいに手入れされた庭木、人影は見えないが猫がいる。
猫は、いつも同じ処に座って外をみている。
この村の話は全部ご存じらしい。



 万愚節猫は聞き耳たてどおし       茜




春の季語;万愚節=四月馬鹿  

2014年3月28日金曜日

囀り


前回に続いての畑。
そろそろ鳥の囀りが絶え間なく響くころだ。
まわりを大きな木々が囲み、日陰になるのも早い。
これといったものは栽培してはいないが、
この畑を大事にしている事はわかる。
山の畑もチューリップが咲くと一気に華やいだ。



 囀りや切り株残る山の畑        茜



2014年3月26日水曜日

耕し


前回の桑大樹の隣にある畑である。
同じように奥行きのある形。
途中に、伐られた桑の根っこが残っている。
きれいに耕して、さて何が植えられるのだろう。



 耕しに森を飛び出す鳥の声       茜



2014年3月22日土曜日

桑大樹, 春の日


まだ耕しは始まっていなかった。
山間の畑は細長く突き当たりの森まで続いている。
昔は桑畑だったかもしれないと思うのは、
桑の樹が大きくなって一列に伸びているからだ。
夏は大きな影ができる。
いつも手入れされ耕されているのに、
この畑に作物が育っているのをあまり見た事がない。
土地を維持するのも大変な事なのだろう。



 春の日の影未だ持たぬ桑大樹       茜



2014年3月17日月曜日

江の島春祭り



16日江の島春祭りの俳句大会に参加した。
かわいい稚児行列が山を下りて行く。
周りにはカメラを構えた方がいっぱいだ。
稚児行列の後には、蛤を三方に載せた男性が10人ほど続いていた。
豊作豊漁を願っての春祭り、このあと蛤を海へ放すのだそうだ。
恥ずかしながら私の俳句大会入賞句。



 冠の飾りしゃんしゃん春祭          茜

 
 捧げ持つ大き蛤しんがりに          茜


春の季語;春祭・蛤

2014年3月14日金曜日

遠藤関


 東京両国へ用があって出向いたので国技館を写してきた。
今日はどこかの卒業式が催されていた。

髷がまだ結えない力士「遠藤関」は今日で二勝した。
相撲には詳しくない私でも、髷のない力士には興味がわいた。
結えないのは早く出世した証でもあるだろう。
最初は大きく見えた遠藤関だったが、
横綱白鳳との一番では、体の大きさの違いに驚いた。
鏡餅のような白鳳に遠藤のなんと小さく見える事か。
「頑張れ遠藤」



若武者は小兵いさおし春土俵         茜




2014年3月13日木曜日

道祖神



 今は意味をなさなくなったのか「道祖神」は見かけなくなった。
しかし、あるところにはあるものだ。
田畑にも新しい区画整理はあったらしく、まっすぐに畔が
切られている場所が多くなっている。
この道祖神もそんな時に集められたものだろう。
文字ははっきりとしないが、「馬頭観音」の文字も見えた。


 並びいて佐保姫を待つ道祖神     茜

  春風やごっつんこしてる道祖神       茜
     
   
 
 
 
 春風に集め置かれし道祖神           茜


春の季語;春風

2014年3月9日日曜日

短歌


 ここ数日、先日の雪で痛んだ生垣の檜葉を撤去する作業で
業者が入ったりして忙しい日が続いた。
今日も、新しいフェンスを二人で取り付けようと一日中働いていた。
すっかり疲れて、お茶を飲みながら新聞に目を通すと
今日3月9日付 日経新聞の歌壇に、私の短歌が載っておりました。
先週たまたま投稿していた歌でした。

岡井隆先生選

どちらかが茶を淹れて呼ぶそれぞれの文机を持つ二人の暮らし



 料峭や取り払われし檜葉垣根        茜

2014年3月7日金曜日

クリスマスローズ


 春というにはまだ寒いこの頃。
例年より草花の成長が遅れているようだ。
庭のクリスマスローズも蕾がまだ堅い。
先日の大雪に押しつぶされたその葉は、ようやくもとの高さに戻った。
木々や草の芽がほぐれてくるのも、もうすぐだ。
暖かくなったら、やる仕事がたくさんでてくるだろう。
(絵皿の花はクリスマスローズ。皿に描いて約800度の電気炉で
 焼きつけました。クリックすると大きく見えます。)




 乗り合いの会釈あたたか通院日          茜


季語;暖か

2014年3月1日土曜日

春浅し



 お昼に何を食べようか。
簡単にしようと、いつも思う。
ふだん使わないホットプレートでパンケーキを焼いてみた。
冷蔵庫の中を見ると、ウインナー、卵、ベーコン少しが
残っている。
あと野菜を少し足せば満足だ。




 残雪やつつましく干す台ふきん         茜


春の季語;春浅し、残雪

2014年2月24日月曜日

かまくら

積雪40~50センチになっていた。
山を後ろに控えているこの地域は、車は通れない嵩だった。
この2週間に2度降った大雪は、それから1週間経っても
積んだ雪は解けず、毎日どこかで雪掻きの音がしている。
すでに2週間積もったままの庭に
孫たちを呼び「かまくら」を作った。
高さ1.5メートルあるかまくらに、孫と3人で入った。
楽しい雪遊びとなった。



 灯を入れて小さきかまくら膨らます      茜

 雪掻きや路地にこれほど男達        茜



冬の季語;雪掻き

2014年2月18日火曜日

三椏(みつまた)


三椏(みつまた)は紙の原料としても知られている。
どの枝も三つに分かれているから三椏である。

まだ蕾の三椏は、茎の色の鮮やかさが目立っていた。
なるほどこの木の皮が、紙になるのだという強さが感じられた。
紙漉きの工程はよく知らないが、
冷たい水に砕いた木の皮を溶かし、それを枠で掬いとるのだという。
こんな可憐な花をつける木から紙ができる、うーむ、先人の知恵は
計り知れないのである。


 
   三椏の息吹みなぎる茎赤し         茜



春の季語;三椏(みつまた)の花

2014年2月13日木曜日

春寒


金柑漬けをいただいた。
選りすぐりの金柑とあって、半分に切って種を取り除いてもこの大きさだ。
丁寧な作り方はいつも感心してしまう。
金柑は秋の季語だが、漬けるのは寒い時期になってからが多いように思う。
お茶受けに、ヨーグルトに、、パンの上に乗せても、楽しめる。
後ろはワイン立て、絶妙なバランスで一本を支えている。



 茶を淹れて雪降る外を見ておりぬ          あかね

 
 どちらかが茶を淹れて呼ぶ
      それぞれの文机を持つ二人の暮らし  茜


春の季語;春寒

2014年2月9日日曜日

雪だるま



  昨日は一日中雪が降り続いた。
 粉雪は窓にも張りつき、庭木にも積り、玄関にも吹き付けて
 ドアが開かなくなるほどの大暴れだった。
 家の前の道路は、積雪40センチ位、膝まですっぽり入る
 嵩になった。
 いつもは、東京に雪が降ってもここらは全然降らず、
 丹沢大山の御蔭かしらと思っていたが、今回は違っていた。
   一夜明けて、今朝は青空、我が家の前の通りでは
 慣れない雪掻きに皆汗を流していた。
  (髪はタマシダ、眼はワイヤープランツの葉、口は南天の実)



 
雪掻きの掻くほどに雪汚れけり         あかね

窓に透く雪の結晶浅田真央           あかね

一軒が雪掻きすれば次々と出てくる路地の人等やさしき    茜



冬の季語;雪だるま

2014年2月5日水曜日

雪うさぎ

立春2月4日に、ついに雪が降った。
 朝から雪催い寒々としていたが、夕方になってとうとう降りだした。
ひとしきり雪は斜めに降り、2時間程でぱたと止んだ。
庭の南天の実を目に入れて「雪うさぎ」は跳びそうになる。
雪は軽く柔らかく、手は冷たかったが濡れなかった。





 跳ねて来て手のひら軽き雪うさぎ       あかね

 南国の産まれにうれし雪激し          あかね



冬の季語;雪うさぎ

2014年2月1日土曜日

姫いちご(花と実)


 姫いちごは、アセビや ドウダンツツジに似た花で秋から冬にかけて実をつける。
足元に落ちている赤い実を見つけて驚いた。
ヤマモモにそっくりなのだ。
花と実が同じ木に観られるのも面白い。
親切に木の名札が挿してある。
あるお宅の生垣に混じってこの木があった。
ジャムにも出来るそうだが、実を口にする勇気はなかった。
(2月1日撮影)
 
 
 
 春兆す野づらに彩の蘇り        あかね
 
 
木の札の真新しくて春の土        あかね
 
 
 
春の季語;春兆す 
 

2014年1月28日火曜日

梅

浜離宮に行った時、春咲く花の蕾をいくつか見つけた。
潮入り池の近くに、紅梅もほころび初めていた。
香りも高く八重のふっくらとした花は、春をうきうきと感じさせた。
向こうの青い網がかかっているところは「菜の花畑」。
もうすぐ黄色の花と青空のきれいなコントラストが
見られるだろう。




 梅ひらく潮入り池の満ちてきて         あかね
  


春の季語;梅

2014年1月25日土曜日

うるめ鰯、いも餅



 背の蒼(あお)がきれいで「うるめ鰯」を5匹買った。
 三枚におろし、塩で30分〆めてから、酢に浸す。
 食べる時にオリーブオイル等で味を調整する。
写真はまだ酢に浸す前だが、背の蒼さは海の青さそのままにいきいきとしている。

下の写真は、神棚に上げていた小さな鏡餅と、サツマイモを、
どちらも柔らかくしてから搗き混ぜた鹿児島郷土餅菓子で、
きな粉をかけていただきます。



 塩打ちてうるめの蒼を落ち着かす        あかね



冬の季語;うるめ鰯