2014年3月7日金曜日

クリスマスローズ


 春というにはまだ寒いこの頃。
例年より草花の成長が遅れているようだ。
庭のクリスマスローズも蕾がまだ堅い。
先日の大雪に押しつぶされたその葉は、ようやくもとの高さに戻った。
木々や草の芽がほぐれてくるのも、もうすぐだ。
暖かくなったら、やる仕事がたくさんでてくるだろう。
(絵皿の花はクリスマスローズ。皿に描いて約800度の電気炉で
 焼きつけました。クリックすると大きく見えます。)




 乗り合いの会釈あたたか通院日          茜


季語;暖か

2014年3月1日土曜日

春浅し



 お昼に何を食べようか。
簡単にしようと、いつも思う。
ふだん使わないホットプレートでパンケーキを焼いてみた。
冷蔵庫の中を見ると、ウインナー、卵、ベーコン少しが
残っている。
あと野菜を少し足せば満足だ。




 残雪やつつましく干す台ふきん         茜


春の季語;春浅し、残雪

2014年2月24日月曜日

かまくら

積雪40~50センチになっていた。
山を後ろに控えているこの地域は、車は通れない嵩だった。
この2週間に2度降った大雪は、それから1週間経っても
積んだ雪は解けず、毎日どこかで雪掻きの音がしている。
すでに2週間積もったままの庭に
孫たちを呼び「かまくら」を作った。
高さ1.5メートルあるかまくらに、孫と3人で入った。
楽しい雪遊びとなった。



 灯を入れて小さきかまくら膨らます      茜

 雪掻きや路地にこれほど男達        茜



冬の季語;雪掻き

2014年2月18日火曜日

三椏(みつまた)


三椏(みつまた)は紙の原料としても知られている。
どの枝も三つに分かれているから三椏である。

まだ蕾の三椏は、茎の色の鮮やかさが目立っていた。
なるほどこの木の皮が、紙になるのだという強さが感じられた。
紙漉きの工程はよく知らないが、
冷たい水に砕いた木の皮を溶かし、それを枠で掬いとるのだという。
こんな可憐な花をつける木から紙ができる、うーむ、先人の知恵は
計り知れないのである。


 
   三椏の息吹みなぎる茎赤し         茜



春の季語;三椏(みつまた)の花

2014年2月13日木曜日

春寒


金柑漬けをいただいた。
選りすぐりの金柑とあって、半分に切って種を取り除いてもこの大きさだ。
丁寧な作り方はいつも感心してしまう。
金柑は秋の季語だが、漬けるのは寒い時期になってからが多いように思う。
お茶受けに、ヨーグルトに、、パンの上に乗せても、楽しめる。
後ろはワイン立て、絶妙なバランスで一本を支えている。



 茶を淹れて雪降る外を見ておりぬ          あかね

 
 どちらかが茶を淹れて呼ぶ
      それぞれの文机を持つ二人の暮らし  茜


春の季語;春寒

2014年2月9日日曜日

雪だるま



  昨日は一日中雪が降り続いた。
 粉雪は窓にも張りつき、庭木にも積り、玄関にも吹き付けて
 ドアが開かなくなるほどの大暴れだった。
 家の前の道路は、積雪40センチ位、膝まですっぽり入る
 嵩になった。
 いつもは、東京に雪が降ってもここらは全然降らず、
 丹沢大山の御蔭かしらと思っていたが、今回は違っていた。
   一夜明けて、今朝は青空、我が家の前の通りでは
 慣れない雪掻きに皆汗を流していた。
  (髪はタマシダ、眼はワイヤープランツの葉、口は南天の実)



 
雪掻きの掻くほどに雪汚れけり         あかね

窓に透く雪の結晶浅田真央           あかね

一軒が雪掻きすれば次々と出てくる路地の人等やさしき    茜



冬の季語;雪だるま

2014年2月5日水曜日

雪うさぎ

立春2月4日に、ついに雪が降った。
 朝から雪催い寒々としていたが、夕方になってとうとう降りだした。
ひとしきり雪は斜めに降り、2時間程でぱたと止んだ。
庭の南天の実を目に入れて「雪うさぎ」は跳びそうになる。
雪は軽く柔らかく、手は冷たかったが濡れなかった。





 跳ねて来て手のひら軽き雪うさぎ       あかね

 南国の産まれにうれし雪激し          あかね



冬の季語;雪うさぎ

2014年2月1日土曜日

姫いちご(花と実)


 姫いちごは、アセビや ドウダンツツジに似た花で秋から冬にかけて実をつける。
足元に落ちている赤い実を見つけて驚いた。
ヤマモモにそっくりなのだ。
花と実が同じ木に観られるのも面白い。
親切に木の名札が挿してある。
あるお宅の生垣に混じってこの木があった。
ジャムにも出来るそうだが、実を口にする勇気はなかった。
(2月1日撮影)
 
 
 
 春兆す野づらに彩の蘇り        あかね
 
 
木の札の真新しくて春の土        あかね
 
 
 
春の季語;春兆す 
 

2014年1月28日火曜日

浜離宮に行った時、春咲く花の蕾をいくつか見つけた。
潮入り池の近くに、紅梅もほころび初めていた。
香りも高く八重のふっくらとした花は、春をうきうきと感じさせた。
向こうの青い網がかかっているところは「菜の花畑」。
もうすぐ黄色の花と青空のきれいなコントラストが
見られるだろう。




 梅ひらく潮入り池の満ちてきて         あかね
  


春の季語;梅

2014年1月25日土曜日

うるめ鰯、いも餅



 背の蒼(あお)がきれいで「うるめ鰯」を5匹買った。
 三枚におろし、塩で30分〆めてから、酢に浸す。
 食べる時にオリーブオイル等で味を調整する。
写真はまだ酢に浸す前だが、背の蒼さは海の青さそのままにいきいきとしている。

下の写真は、神棚に上げていた小さな鏡餅と、サツマイモを、
どちらも柔らかくしてから搗き混ぜた鹿児島郷土餅菓子で、
きな粉をかけていただきます。



 塩打ちてうるめの蒼を落ち着かす        あかね



冬の季語;うるめ鰯

 

2014年1月22日水曜日

熱燗(あつかん)

お刺身用に烏賊を一杯買った。
 割いてみると見事な内臓である。
褐色の腸にうっすらと白い皮がかぶり、張りのある大きな腸だ。
これは「烏賊の塩辛」にせねば。
常備している塩麹を混ぜて寝かせる。(白いぶつぶつは麹)
一日経つと麹の甘さが程良い塩辛になった。
二人とも少したしなむ程度の晩酌だが、肴はちょっと考える。
食べる事は大きな楽しみとなっている。



 熱燗やいつしか許し合うており            茜



冬の季語;熱燗
 
 

2014年1月18日土曜日

墨田川、浜離宮


隅田川にかかる吾妻橋のたもとから「水上バス」が出る。
スカイツリー、アサヒビール本社の金色雲のオブジェ等を見ながら下り、「浜離宮」船着き場へ着いた。
将軍の鷹狩り場だった園内の潮入りの池には、たくさんの水鳥が浮かんでいる。
海水を引き込んだ池の水門に牡蠣がびっしりと付いていた。
この池の夏の夕暮れ時には、鯔(ボラ)も入ってきて跳ねるのだろうなあと想像をふくらました。



冬うらら水上バスのガラス屋根            茜

雪づりの盾となるビル夕映ゆる           茜
雪づりの裾広がりの少し揺れ            茜

冬の季語;冬うらら、雪づり

2014年1月15日水曜日

葉牡丹

葉牡丹を壁掛け風に仕立ててみました。

(ヨーロッパ原産のキャベツの一種で、名前の由来は、葉を牡丹の花に見立てている。球しない古い品種のキャベツ、またはケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されたと見られる。江戸中期以降、園芸ブームにのって縁起のよい紅白二色が好まれたという。        明治以降は冬の園芸植物として広まる一方で海外に紹介され、戦後はさらに品種も増え、現在では世界各地で栽培されている。)・・・そうです。




葉牡丹の迎える二人暮らしかな       茜


冬の季語;葉牡丹



2014年1月3日金曜日

明けましておめでとう御座います。
今年もよろしく御願いします。

久しぶりに揃った家族で飯山観音へお参りしました。
境内から海の方を眺めると、江ノ島、はるか横浜の高層ビルも微かに見えます。
高い所まで登って来たのでした。
240段あったとか孫が言っておりました。
鐘も打たせていただき家内安全をお願いました。

(自作の白い午は、白い粘土で形成し電気炉で焼いたものです。)



 
参道の冬青空に続きけり            茜



2013年12月28日土曜日

四季



くぬぎ林の四季です。
写真上から、冬
        春
        春2
        夏
        秋
        冬



 朝刊の正しき折り目初氷         茜


冬の季語;初氷

2013年12月23日月曜日

蓮の実(はすのみ)

コメント欄の友人はこべさんが「蓮の実」を送ってくださった。
話題になっている椎の実や蓮の実、共通の趣味の話は尽きないのである。
どうしても見てみたい、食べてみたいとい気持ちから、とうとう発注して手に入れ私にもおすそ分けしてくださった。
中国産らしいが、乾燥しているので白くて硬い実だ。
彼女はこれを水で戻し、ご飯に炊き込んだそうだ。
さて、私はどうして食べようか。

  写真中央;    蓮の実
 上  2個;    鹿児島から送ってきた種子島小みかん
 まわりの蜜柑;    々      桜島小みかん
 右上  ;     マテバシイの実のガク



 草や実を語る友垣クリスマス          茜


冬の季語;クリスマス

2013年12月18日水曜日

なめこ

農家の門のかたわらに、採れたての野菜を置いているのを、散歩の途中に見つけるとすぐに買ってしまう。
この写真は買って一日経ちあわてて撮ったもので、ヌメリが少し落ちているが「なめこ」である。
笠の大きさ7,8センチもあるりっぱなものだ。

他の野菜と味噌仕立てのきのこ汁にしてみた。
裏山で採れるというキノコ類は、そこの小父さんの自慢だ。
「次ぎは椎茸が採れるよ、雨が降った後がいいな。」と言った。
肉厚の椎茸である。



 雨待ちて山の椎茸出るという         茜



秋の季語;椎茸

2013年12月15日日曜日

椎の実?

写真上  イベリコ豚の生ハム(どんぐりを食べて育った豚)
  中央  どんぐり(フライパンで乾煎りしたもの)  
  左    せんだんの実
  右    ニセアカシアの実

椎の実と思って拾った実はどんぐりだった。
食べると苦くて、初めて間違いに気づいたのだ。
調べると、ガクが付いている実は「どんぐり」(写真右下)
椎の実は、 実全体が皮に包まれていて、その先が3つに裂けて
実が落ちるのだそうだ。ガクはないのである。
実の小さい形に惑わされてしまった。
残念でした。
又 来年拾いましょう。



 青空を厨の窓に椎の実炒る        茜


秋の季語;椎の実

2013年12月11日水曜日

落葉

午後の4時を過ぎるとすぐに夕闇が迫ってくる。
この写真も4時ごろで、丹沢大山の稜線に陽は落ちてしまう。
この最期の華やぎのあと、いっきに辺りは暗くなってくる。
「くぬぎ林」には落ち葉がだんだん積もってきた。
一見夕日を透かして紅葉に見えるが、茶色の枯葉なのである。

小道に落ちて「どんぐり、しいの実」がとんでもなくたくさん溜まっている。
スペインにどんぐりを食べて育ったイベリコ豚がいるように、
このどんぐりを近所の豚君に食べさせたらどうなるかしらと想った。




 かわたれの落葉踏む音重なりぬ           茜



冬の季語;落葉

2013年12月9日月曜日

柚子湯

今年は柚子の生り年らしく、あちらこちらで柚子の黄色が目につく。今日もこんなに戴いた。
百円ショップで買った「レモンジューサー」という小さな絞り器をここ数年使っている。

一つの実に種が7、8個も入っているので、うっかりすると種がどっと落ちてくる。
そこでこのジューサーの出番となる。
よく揉んだ実に差込むと、先の注ぎ口からジュースが出てくるという訳だ。
この小さな花柚子では、途中の穴から種が出て行きジュースのみが先から出てくる。
いつも成功とはいかないが、毎日使っているお気に入りである。



 喉に良き事も教えて柚子湯かな            茜
  


冬の季語;柚子湯
秋の季語;柚子

2013年12月3日火曜日

湖というには小さいこの山間の池に
鴨が遊んでいるのが見えた。
水面は眩しく、鴨の動きにいっそうその眩しさを増し、
透明だった池の水は白く反射した。
 空の色を映して水が青く見えるというが、
この池が青く見えるには深さが足りないようだ。
(この説は正しいかな?)

  
 



 初鴨に真昼の山湖照り満ちる          茜
 (はつがもにまひるのさんこてりみちる)

 実を振れば森の音する小春かな        茜


冬の季語;鴨(かも)

2013年11月27日水曜日

小六月

孫達が来るので作ったシュウマイ。
シュウマイの皮2袋で、60個のシュウマイが出来た。
小3の男の子と小5の女の子どちらも食欲旺盛だ。
 ぱくぱくという言葉がぴったりの食べっぷり。
ドイツに赴任していた息子家族が帰国し、
いつでも孫達に会えるのでうれしいなあ。
夫と二人の静かな生活に、子供達が加わると
声を上げて笑ってしまう事ばかり。


豚ひき肉       500グラム
はんぺん       2枚
玉葱みじん切り
かたくり粉      少々
塩、胡椒       少々
水           半カップ
(上の材料を混ぜ合わせる)
シュウマイの皮   2袋




 集いきて笑え笑えや小六月          茜
  

冬の季語;小六月(ころくがつ)

2013年11月25日月曜日

美男蔓(びなんかずら)、真蔓(さねかずら)

かつては、茎を煮た粘液を整髪に用いたので「美男蔓」の名があります。
常緑葉と赤い集合果の対比が美しく、庭園や庭垣によくつかわれます。

いつもの散歩の折、竹薮から蔓が大きくはみ出して見えた。
近寄ると、伐られて丸めて捨てられていたのだ。
鮮やかな赤い実、艶やかな葉と共に私の目をひきつけた。
どこかへ捨てられるかもしれない一枝を戴いてきて飾った。



 さねかずら石碑一つの役場跡        茜




秋の季語;美男蔓、さねかずら

2013年11月21日木曜日

冬紅葉

箱根美術館の紅葉は圧巻だった。
庭の楓の木々が、赤から黄色にそれぞれ色づいている。
下に敷き詰められている緑の苔が、一層紅葉を映えさせていた。
シーズンとあって、人々で溢れてゆっくり鑑賞するという訳にはいかなかった。。
そのあと、ロープウエーで芦ノ湖まで 足を伸ばし、真っ白な富士山を真近に見る事ができた。
友人達との楽しい一日、いい空気を吸いました。



 幾たびも富士を見る旅冬紅葉            茜

 雪富士や歓呼に揺れるロープウエー       茜
 

冬の季語;冬紅葉

2013年11月15日金曜日

フーセンカヅラ

「種」のお話のついでに、フーセンカヅラの種です。
黒地に白いハート型 の模様があり
孫がその種にいたずら書きをしました。


夏に緑がかった白色の小花を咲かせ、その後、紙風船のように 膨らんだ袋状の果実をつけます。
やさしい亀裂の葉とその細い蔓と、風にゆらゆらと吹かれて、観ていて涼しく感じます。
つまむとポンと軽い音をたててつぶれますが、つぶれたフーセンは元に戻らず枯れてしまいました。
 果実が茶色く熟すと、空洞の中に黒い実が3個入っています。
袋状の果実直径3cm、種直径5mm 。
花を観賞するためよりむしろ、風船状の果実を観て楽しむために栽培されます。

 11月の我庭には、まだ青いフーセンカヅラが揺れています。

2013年11月13日水曜日

アオツヅラフジ (種と実)

 上;アオツヅラフジの種     下;アオツヅラフジの実

アオツヅラフジ はどこでも見かける蔓だが、私は生る場所を把握しているので、この時期には必ず行ってみる。
中に1個入っている種の形が「アンモナイト」に似ているので面白い。

右アーカイブの 2012・1・20 「アンモナイト」にも載せています。
青い実は 約8ミリ、中の種は約4ミリ。
アンモナイトに似た種の不思議、
種の形にもいろいろありますね。
半日観て撮って、暮れていきます。





小春日やアンモナイトを探しみる            茜
 


 
 冬の季語;小春日



 

2013年11月10日日曜日

珊瑚樹(さんごじゅ)

一本の鬱蒼とした珊瑚樹の下に、古い家が建っていた。
植えた当時は、こんなに大木になるとは想っていなかっただろう。
        
珊瑚樹はスイカズラ科ガマズミ属の常緑高木。
暖地に自生し、庭木や生垣、防風林としても植えられる。
六月ごろ、白い花 を円錐状に咲かせ、秋に実が赤く熟し、
しだいに藍黒色に変わる。
美し い実を珊瑚にたとえて珊瑚樹の名がついた。




 珊瑚樹の幹の暗さに風澱む       茜




秋の季語;珊瑚樹(手持ちの歳時記には載ってないのですが
            季語として使っていいのでしょうか。
            何方様かご存知の方教えてください)

 注;秋の季語とわかりました。有難うございました。
   「実」を愛でるべきでしょうから、句は替えた方がいいかもしれません。

2013年11月6日水曜日

立冬


急に寒くなりました。
そのはず、明日7日は立冬です。
秋刀魚は、焼き魚で食べる事が多いと思いますが煮ても美味しいです。
私は圧力鍋で、甘辛く、柔らかく、煮るのが好きです。
一度に5匹くらいをぶつ切りにして
砂糖と醤油、かくし味に酢で味付け
しょうがの千切りを入れて約20分煮ますと
缶詰のように骨までホロッと柔らかく仕上がります。
ふっくらとしてこの艶 、一口いかが。
  
  
  
 煮魚の照り良く仕上げ冬に入る         茜
  
  

 冬の季語;立冬、冬に入る

2013年10月29日火曜日

セイタカアワダチソウ

注;写真は「セイタカアワダチソウ」に訂正しました。
    
散歩の途中にセイタカアワダチソウの群生を見る。
 秋の花として欠かせないこの写真の花は、「セイタカアワダチソウ」。
 セイタカアワダチソウは外来種。
通常は文字通り背が高くなります。
 この痩せた土地では50センチくらいの小さなものでした。
「泡立ち草」はアキノキリンソウの別名で,在来種。
泡立ち草とセイタカアワダチソウは違う草です。
              
花粉のほどはどうなのか気になる花です。
ここまで来たら卵を売る農家へ立ち寄ってみることにしましょう。



 小道へと逸れきし散歩花薄               あかね
 (こみちへとそれきしさんぽはなすすき)


 青空を欲しいがままに泡立草             あかね




秋の季語;セイタカアワダチソウ、泡立草

2013年10月19日土曜日

ひよどりじょうごの実


この時期を待って、いつもの道へ行ってみると、
ひよどりじょうごの実が赤くなっていた。
道端に溢れるように顔を出していた。
少しいただいてテーブルに。
今日は、本でも読んで過ごしたい。

右のアーカイブにも載せています。
  2011・9・24 にヒヨドリジョウゴの花
  2011・10・11 赤い実
  2010・12・01


 テーブルに赤き草の実夫は留守         茜
  



秋の季語;草の実

2013年10月12日土曜日

鵙の贄(もずのにえ)

数年前に描いた習作です。
鵙は鋭い嘴でバッタや蛙などを捕獲してきて、枝先に刺しておく習性があります。
それを 鵙の贄(もずのにえ)、鵙の速贄(もずのはやにえ)ともいいます。
その写真を観ながら白磁の皿に描き、約800度の電気炉で焼き付けたものです。
鵙のはっきりした尾の長さ、羽根の一枚一枚の様子、鋭い眼、一気に描いた思い出の皿です。
(写真をクリックすると大きく見えます)



   鵙の眼の炯炯と贄咥えおり             茜
  (もずのめのけいけいとにえくわえおり)

  キチキチの逃れるさまに鵙の贄           茜




秋の季語;鵙の 贄、キチキチ(ばった)

2013年10月8日火曜日

秋晴


 久しぶりに馬を見た。
のんびりと草を食んで、少女達のおしゃべりに付き合っているかのようだった。
東京農大厚木キャンパスは、丘の上の森に囲まれている。
この馬は今日はどこまで行ってきたのだろうか。
キャンパス内が 行動範囲なのだろうか。
  
 
  
  
 秋晴を馬引く少女戻り来る           茜

 馬の背に届きてなびく薄の穂            々

 




秋の季語;秋晴、薄(すすき)、

 
 
 

2013年10月4日金曜日

臭木の実(くさぎのみ)、常山木の実(くさぎのみ)

臭木の実が瑠璃色になって顔を出していた。
実は風に磨かれて深い瑠璃色になっていくようだ。
小鳥が喜んで来るだろう。
夏に甘い香りの白い花を咲かせ、秋にはガクが赤紫になり青い実を付ける。
葉や茎に薬品のような独特の臭気がある為「臭木」と呼ばれる。
それでも、春先の若葉は食べられるというから、何でも最初に食べた人の勇気 に感心する。
   
  
  
  
 いちはやく風に磨かれ臭木の実          あかね
 



秋の季語;臭木の実、常山木の実

2013年9月27日金曜日

鬼灯(ほおずき)

散歩の途中に見つけた鬼灯。
真っ赤に色づいている鬼灯も綺麗だが
外の袋が網目模様になっているのも面白くて好きだ。
日陰にある鬼灯に多いようである。 
枯れかかっている葉の部分に、ある細菌が付き分解してしまい、
葉脈のみ残ったのが、この「網目状の袋」だ。
人為的には、水に袋ごと漬けておくと、こうなるらしい。
  



 たわむれに鬼灯鳴らす夕ごころ           茜
 
 
 

 
秋の季語;鬼灯(ほおずき)


2013年9月20日金曜日

冷え

しばらく留守にしている間に、すっかり秋の風情になっていた。
ピンクのシュウカイドウが咲きみだれ、
毎日楽しませてくれたミニトマトは、熟れすぎて地面に落ち、
苦瓜は黄色くなり葉は枯れていた。
暑くて長かった夏だったが、
自然は否応なしに進んでくる。
義母が逝った、101歳だった。
眠るように穏やかに静かに逝った。
  
  
  永別の母を呼ぶ声真夜の冷え        茜
 
  母逝くや月天心に昇りおり             茜
  (ははいくやつきてんしんにのぼりおり)
  
  
  
 秋の季語;冷え
 

2013年9月9日月曜日

蓮の葉に大きな露の珠が載っていた。
あと一揺らぎで、零れそうだ。
思いがけない露の大きさは、まるでレントゲンのように
葉脈を浮き立たせていた。
傍には糸とんぼが一休み。
  
  
  
  
  蓮の葉の葉脈透かし銀の露        茜

  白露の一つ一つの照らされて       茜
  
 


秋の季語;露、白露

2013年9月6日金曜日

秋風,爽やか

ようやく秋風が立ち始めた。
台風の通り過ぎた後のような空気の入れ替わり。
朝方は少し寒くて目が覚めた。
  
この夏お世話になったワンピース。
半日で作った簡単服である。
あるブテイックの前を通りかかり、マネキンの着ているワンピースに目が留まった。
よく見ると、前開き無し、後開き無し、頭からかぶる形、
これは良いと大体の寸法を目測して帰った。
20年眠っていた木綿の布を引っ張り出し、似たような服に作り上げた。
干すとすぐに乾く優れものとなった。
  
  
  
 爽やかや乾く木綿のワンピース        茜
 (さわやかやかわくもめんのわんぴーす)
  
  
秋の季語;秋風、爽やか

2013年9月3日火曜日

韮の花(にらのはな)

俳句の上では「秋」ですが、まだ夏の句を作っています。
友人の畑のお手伝いに行った。
一ヶ月も手が入らない草の勢いは凄まじく、抜いても抜いてもはかどらなかった。
最初の 意気込みはどこへやら、すぐに ばててしまった。
汗をぬぐって顔を上げると、畑の隅の韮が可愛い花を付けている。
まだ半分蕾のものをたくさん摘みとらせてもらった。

さっと湯にくぐらせて冷水にとり、
三杯酢や、胡麻ドレッシングでいただく。
ほのかな韮の香りとしゃきしゃき感を楽しんだ。
  
  
  

 平凡な今日が大切韮の花        あかね
 
 炎天の畑かほどと思わずに       あかね 
  
  
  

夏の季語;韮の花(にらのはな)

2013年8月31日土曜日

沢瀉(オモダカ)

睡蓮の鉢に植えていた「オモダカ」が花をつけた。
直径1センチほどの三弁の花。
水辺の草は美味しいらしく、バッタが睡蓮の葉もオモダカの葉も食い荒らしている。
写真は「ヘラオモダカ」  
  
  
  
 沢瀉を庭に咲かせて水の音         茜
 
  
  
夏の季語;沢瀉(オモダカ)