2016年7月19日火曜日

シノブ (羊歯)

山野草仲間と話していると、いつも「羊歯(シダ)」の美しさのことになる。
いわゆる花の美しさでもなく、花壇を飾る色合いの美しさでもなく
羊歯の緑、その複雑に入り組んだ葉の亀裂、
いくら見ても見飽きないのである。
ちなみに「羊歯」は冬・新年の季語、
「釣忍」は夏の季語となっている。



 せせらぎが聞こえてきそう釣忍      美代


2016年7月6日水曜日

ミニトマト 2016

 
(葉影に隠れていたトマト)
(鈴なりトマト) 
 
小さな庭の片隅に、今年もミニトマトが熟れました。 
5月に2株の苗を植えて、今は数十の房が下がっています。
これから少しずつ熟れていく事でしょう。
一房に15個ほど実をつけるのですが、一度に熟れ揃うことはなく、1,2個づつ
収穫していきます。
葉の影にならぬよう、重なる葉は間引き太陽に当たるようにします。
ささやかな私の楽しみです。


梅漬けて誰も来ぬ日のストレッチ



 

2016年6月29日水曜日

糸とんぼ 2016

今年も庭にやってきた。
「アオイトトンボ」のメスではないだろうか。
体長4センチほど。緑色が強い感じで、例年の水色と少し違う気がした。
近くに調整池があることを思い出した。
それほど綺麗な水とは言えないが、枯れないで一年中水があるから
もしかしたら、こちらから飛んできたのかもしれない。



雨止みて風の道なる糸とんぼ



2016年6月13日月曜日

奇跡の一本松

東北の旅は、被災地をめぐる旅だった。
仙台の松島を愛でるときは、地震と津波で真っ二つに割れた小島を見た。
越前高田では、トラックが土を運び角砂糖のような土の塊を
あちこちに積んで土地のかさ上げの最中だった。
奇跡の一本松がひときわ目をひいた。
何もない、土だけのただの平地、
ここへ人の暮らしがあったとはとても思えない地だった。



土ぼこり鎮め一本松灼くる     美代子   





2016年5月24日火曜日

つくしいばら2016

友人から分けてもらったバラが今年も咲きました。
年ごとに花数も増えていくので楽しみな花です。
蜂の羽音がすごくて最初は驚きました。
今年はピンクが強いような気がします。
香りもバラ特有なあの香とは違う独特な香りです。
朝に夕に外へ出て楽しんでいます。


2016年5月21日土曜日

赤花夕化粧

アカバナユウゲショウは、明治時代にアメリカから持ちこまれた
帰化植物である。
4月から10月頃まで、約1.5センチのピンクの四弁花が咲き続ける。
朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花だ。
日本各地に野生化していて、道端で多くみられる。
昨年、除草剤を撒かれても撒かれても出てくる道端の1本を庭に移植した。
今はやっかいもの扱いされている草でも、良く観てやると魅力的ではないか。








 好きなだけ咲けよ赤花夕化粧 


    

2016年5月1日日曜日

立浪草(たつなみそう)

今日の仏様の花は、白い立浪草、青いアジュガである。
いつの間にか庭に群生している。

草花は大まかに、山野草と園芸種に分かれるようだ。
山野草は自然に野山に生える草、
園芸種は人の手で育てられる植物である。
しかし、昨今は山野草と言われる草花でも、人の手で殖やされ
園芸店でも手に入るようになった物が少なくない。
この白い立浪草も園芸店からのものである。
その他に
スズラン、カタクリ、サギソウ、ケマンソウ、
イカリソウ、ヒメシャガ、ミソハギ、ホタルブクロ等々、
山野草と言いながらも、園芸店で手に入れる事が出来る。

数年前、田んぼの畦に「いぬごま」のピンクの花が群生していたが
除草剤であえなく絶滅したようだ。
散歩の途中で出会った百種以上の帰化植物を含めた草花を
調べているが、その分布図は南九州から本州の北まで
ほぼ全国に生えている草花ばかりである。



虻さえも庭の小花に落ち着かず      茜




2016年4月22日金曜日

那賀川(徳島県)

                               (ロープウェーから観た四国那賀川)

横浜をPM10:30発、高松(香川県)AM7:30着。
寝台特急サンライズに乗りたいという夫の希望で、思い立った旅、
運良く切符が手に入ったのだ。
鳴門の渦潮を観て、21番札所という「太龍寺」にお参りすることが出来た。
高低差約500Mの山の頂上まで、ロープウエーが出ていて、
難なく、少しスリルを味わいながら登っていった。
八十八か所の札所の一つというお寺だったが
弘法大師空海が修業されたという峰を目の当たりにし、
壮大な景色に圧倒された。


 お遍路のふいに小道へ逸れ行けり

 札所まで新緑渡るロープウェー       




2015年11月12日木曜日

無患子(むくろじ)

無患子(むくろじ)を友人から頂いた。
私も初めてお目にかかる実である。
振るとコロコロと中の種が鳴った。
中の黒い種は堅く、お正月の遊びだった羽子つきの追羽根に付いている
球である。
外側の殻は案外柔らかく、水に浸してから手でこすると
泡がたった。サポニンという成分があり、石鹸の代用にされたという。
秋の季語になっているので、一句作れと言われたようである。



無患子を振ればかすかな風の音      茜




 

2015年10月29日木曜日

レモン

初めてのレモン。
直径14センチの大物、一つだけのレモンである。
何という種類かわからないが、丸い形のレモンもあるのですね。
屋外で冬を越して、この神奈川県でも栽培できたからうれしい。
たくさんの花が咲き、実も付けたが、残念ながら一つづつ
落ちていった。
1個のレモンが育つのに35枚の葉が必要というから
全部を育てられない木は、実を落としていったのだ。
それに加えて、そそっかしい私が葉のついた枝を何度か
折ってしまったのだから、仕方ない。
全部黄色になってから収穫しようと楽しみにしている。



 初生りのまんまるレモン風吹くな     茜



2015年10月1日木曜日

ジュズサンゴ

晴れていても少し肌寒くなり秋めいてきた。
ジュズサンゴの実が赤く色づいている。
白い小花から赤くなり、連なってお数珠のようになっている。
この種を採っておき、来年も咲かせようと思っている。



沖指せば子等寄りてくる秋の宿


2015年9月21日月曜日

果物 ポーポー

珍しい果物「ポーポー」を貰った。
北米原産だというが、バナナとマンゴーを混ぜたような南国的な
香りだ。
写真下は皮を剥いたもの、中の種は柿の実の種に似て、平たく黒い種が
真ん中に10個ほどならんでいる。
非常に柔らかく、口に入れるとクリーム状になるほどだ。
見た目はアケビにそっくりだが、
こんな柔らかさだと市場に出回るのは難しいと思った。
凍らせて食べるともっと美味しいかもしれないと思う。



よく晴れて稲穂の匂う三回忌        茜

2015年9月17日木曜日

稲穂

豪雨は場所も時も選ばず、集中的に来ることが多くなった。
今回災害にあわれた方々には、本当にお気の毒で、もし自分が
遭遇していたらと思うとその心痛は想像に余りある。
 みごとに稔った田んぼは、その黄金色と明るさに驚く。
稲独特の匂いに、今年の豊穣を思ってうれしくなるのだ。



 暮れなずむ峡の稲穂の明るさに       茜


2015年9月10日木曜日

赤とんぼ

昔ほど見かけなくなった赤とんぼ。
きれいな水があってこそだ。
蓮池の花も終わり、静けさばかりが満ちている池となった。
赤とんぼが小さな風を生みだしている。
空中に少し留まって、飛ぶ先を慎重に選んでいるようだ。
この池は、山から沁み出た細い水の流れの先に
出来ている。
とんぼのヤゴが育つのに丁度良い水なのだろう。
毎年ここへ来て赤とんぼと会うのを楽しみにしている。



静けさや慎重に飛ぶ赤とんぼ       茜


2015年8月29日土曜日

酢橘(すだち)

徳島の酢橘を貰った。
中の2個は頂いてしまったが、このぎっちりと並べられた
酢橘の濃い緑は、いかにも新鮮な香りを感じさせる。
さっそく刺身に絞り、青い皮は摺って炭酸水に入れた。
「いい香り!!」
ではと、夫はご飯にも絞った。
これは極上の酢飯になるのである。
日本ていいなあ・である。



 山じゅうの酢橘を箱に溢れさせ       茜



2015年8月13日木曜日

カリフォルニア 5号線

(写真は往路、復路は20メートル左に離れてある。)
  クリックすると交差する道路が見えます。
 パトカーではなくヘリコプタが監視しています)

昔話を夫とするようになり、古い写真を出してみた。
30数年前、夫の赴任に伴いカリフォルニア州のサンノゼに
住んだことがあった。
初めての海外生活、最初に驚いたのはアメリカ大陸の広さだった。
50州の一つのカリフォルニア州に日本列島がすっぽり入るのだ。
カリフォルニア州を縦断している 「州間高速道路5号線」は
地図上で見るとウソのように長い直線が引かれていた。
それが本当に サンノゼから南下してロサンゼルスまで
約6時間600キロ、ほとんど真っすぐな道路なのだ。
この写真の風景が6時間、延々と地平線を見続けることになる。
回りの荒野は、時折り、果てしなく続くトマト畑、いちご畑になり、
スプリンクラーが大きな弧を描いて地下から汲み上げた水を撒いていた。
デルモンテケチャップのトラックが、トマトをまるで砂利を積んでいるかのように
じかに山積みして零しながら走っていた。
なにもかも大きさが違った、広かったなー。



短歌
 
 地平線超えむと駈けるまなかいに               
          遮るものなし飛べとごとくに      (当時のまま)
 
 湧くごとく伸びるハイウエイひたすらに
          天に交わる刻をめざして

 荒涼たる砂漠は畑に変わりゆく
          灌漑用の水路太くして


 

2015年8月6日木曜日

子燕


我が家の軒先に巣を作ってから約1カ月。
ようやく元気な子燕の姿を見た。
全部で3羽いるようだ。
頭の先が見え隠れするようになっていたが
親とのツーショットは初めてだ。
巣の中に居る子燕は、まだ鳴き声も小さく目も開いて
いないようだが、この大きな口はどうだ。
元気な証拠に、巣の下は糞で大変なことになっている。




餌をねだる子燕の喉真っ黄色    あかね


コメントが入らなくなっています。しばらくお待ちください。

2015年8月3日月曜日

経口補水液

暑い暑いと毎日暮れる。
夫婦とも茹りそうだと息子に伝えたところ、
「経口補水液」の作り方を教えてくれた。
市販のスポーツ飲料もいいが私達には甘過ぎるようなので、
これでやってみよう。水ばかり飲むより良いようだ。
時間をかけてゆっくりと飲む事にしよう。


 「経口補水液の作り方」
  水    1リットル(沸騰した湯を冷ましてから)
  砂糖   小さじ すり切り6杯
  塩     小さじ 1/2 杯

写真手前透明な水→ 経口補水液
   左→ お茶を冷ましている水差し



万緑へ柏手強く打ちにけり    あかね



2015年7月29日水曜日

武相荘  白洲次郎邸

入り口
 
 
武相荘の入り口から白洲邸である。
緑の中にゆったりとした構えの家、
小高い土地からは駅まで眺められたのではないだろうか。
その昔蚕農家だった家を買い取り、広い土間そのままに
白いタイル張りにしてあり、どんなにおしゃれだったかがわかる。
上がり框をあがると、囲炉裏を切った部屋、次の床の間は寝室に
二階蚕の部屋は子供部屋、北側奥の小部屋は書斎だったのだろう
本棚にぎっしりと本が並べられていた。



 天井まで本積む書斎新樹光       茜
    (5月)


2015年7月25日土曜日

蓮池

午後五時頃、蓮の花は閉じていた。
朝咲き、夕には閉じて3日間程繰り返すのである。
その後花びらが落ち、緑の花托が種を育てるのだ。
赤いショウジョウトンボが飛んでいるだけの静かなひとときを、
ただぼんやりと眺めて座っていた。
蓮池の日差しも次第に薄くなってくる。
ちょうど来たバスに乗って帰ることにした。



蓮池に影さしバスの折り返す       あかね