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冬の月はいかにも冷たく感じられ、静かな
銀色の世界をイメージさせる。
鮮やかな色彩は鳴りを潜め、白黒のモノトーンが
生き生きと浮き上がってくる。
そんな光の中で、人はそれぞれの思いで月を
眺めるだろう。
3.11で被災された方々はこの寒さの中でどうして
おられるのでしょうか。
報道されるのは、いっこうに変わらない壊れた
街の風景ばかりです。遅ればせながら一句を。
虎落笛耐えて残りし鉄骨あり 茜
(もがりぶえたえてのこりしてっこつあり)
津波痕の土の悲鳴や冬鴎 茜
(つなみあとのつちのひめいやふゆかもめ)
冬満月欅は芯から枝を張る 茜
(冬まんげつけやきはしんからえだをはる)
冬の季語;虎落笛(強い風が電線などにあたり笛
のような音をたてる)

厚木市街から山の方へ向かって歩いていくと、
だんだん道は寄り集まるように1本の道になって
くる。
両側から山が近づいてきて細い谷間に入っていく
のだ。
いつのまにか川に沿っている道は、次第に細く
なっていく。
山から染み出た水は澄んだ川となって、音をたて
るようになるともう山の中だ。
こんな所にも家がと、驚くような山の中にも人の
営みはある。
小さな畑があったり賄いの煙が昇っていたりする。
ほっとするのも、こんな時だ。
綿虫や峡の田畑は川に沿う 茜
(わたむしやかいのたはたはかわにそう)
川に沿う冬耕の畝峡七戸 茜
(かわにそうとうこうのうねかいななこ)
峡=(かい)山と山の間の細長い土地
冬の季語;綿虫(白い綿のようにふわふわ飛ぶ虫)
冬耕(とうこう)

とうとうノルディック ポールを買いました。
ネットで見た値段の十分の一で出ていたからです。
量販店のチラシも見てみるものですね。
さっそく試し歩き、いつもの散歩コースを
約1時間かけて歩いてみました。
最初はゆっくり、慣らすためにポールはひきづっ
て。次第に感覚が掴めると握りの部分を軽く
つかんで手を振って歩きます。
途中で、中学生にジロジロみられましたが、
年寄りが杖を付いているくらいに思ったのかも
しれませんね。
普通に歩くより1.5倍のエネルギーを使うそうです
から、これで体力アップとなるでしょうか。
許すとは楽になること笹子鳴く 茜
(ゆるすとはらくになることささこなく)
冬の季語;笹子鳴く(冬の鶯が枝でチャッチャッと
鳴くこと)

夜半から降り始めた雪は、すぐに止んだらしく
積雪4cmという話である。
外を歩く足音が、固まった雪を踏んでいる音だっ
た。時折通る車も押しつぶしているような音を
たてていた。
私が外へ出てみたのは、朝8:00頃だったが、
雪はすでに、朝日を浴びてきらきらと輝いていた。
晴天の続いた太平洋側では珍しいお湿りである。
融けて土を潤してくれるに違いない。
雪は早や雫となりて光りけり 茜
(ゆきははやしずくとなりてひかりけり)
しずしずと嵩あるものへ積もる雪 茜
(しずしずとかさありものへつもるゆき)
冬の季語;雪

米から出来た「こうじ」ですが、「糀」とは
あまり書かないようですね。
私が買った麹屋さんも、米から作っているのに
「麹」の漢字でした。
ちなみに、「糀」は国字だそうです。
昔母が作ってくれたように、お粥に麹を混ぜて
炬燵へ入れておき甘酒を作りました。
翌朝できた甘酒のなんと甘い事。
懐かしいあの味でした。
今話題の塩麹も作ってみました。
小さじ1杯の塩麹で味付けする魚、肉が
楽しみです。
塩麹の作り方
麹 200g
塩 70g
水 250g
麹をよくほぐし塩と揉む(しっとりするまで)
水を加えて1週間、毎日かき混ぜる。
春近し手のひらで揉む麹の香 茜
(はるちかしてのひらでもむこうじのか)
冬の季語;春近し


アオツツラフジの種です。
散歩の途中でみつけました。
噂に聞いていたアンモナイトに似ている種の形、
3ミリの小さな種だが、良く見ると本当にそう見
える。
実が5ミリ位の小粒だから、中の種はこんなに
小さかった。
自然にある形はどうしてこうも不思議な形を
しているのだろう。
化石のアンモナイトの形の DNA がどこかに
入っているのかしら。まさかネ。
春近し太古より来し種の形 茜
(はるちかしたいこよりきしたねのかた)
冬の季語;春近し

コメントが入らなくなっています。
お返事出来なくてごめんなさい。
こんなに潔く伐ったものだ。
栗林は屋敷に続いていて、秋には大きな栗の実を
たくさんつけていた。
ところが、このようにばっさりと伐られている。
切り倒された訳ではないから、この後新しい枝を
育てて若返らせるのだろう。
春、新芽が出て若葉が茂り又濃い影を作るのだ
ろうと思うと楽しみになってくる。
他人様の栗林の成長でさえも楽しみにしている
くらいだから、歩く所すべての草木が親しく
思えるのである。
剪定や孫子に遺す屋敷林 茜
(せんていやまごこにのこすやしきりん)
春の季語;剪定

檀(マユミ)の実です。
ニシキギ科の落葉低木で、1cm程の四角形の実を
つけるが、外皮が淡紅色に熟すると四裂して
赤い実が現れる。
中の赤い実は仮種皮(かしゅひ)と呼ばれ、
その中に種が入っているのだ。
幾重にも守られて種があるらしい。
このように、赤い実をさらけ出して鳥に食べられ
るのを待っているのだろうか。
今朝も寒い、下に落ちた実にも霜が付いている
だろうか。
果皮という外套をぬぐ実のありぬ 茜
(かひというがいとうをぬぐみのありぬ)
冬の季語;外套

この鉛の塊に見えるのは烏瓜の種です。
お正月の生花に使った烏瓜をほぐすと、中は粘り
のある果肉に包まれた種があった。
洗ってみると、「打ち出の小槌」のような種だっ
た。長さ約1cm、一つの烏瓜に21個の種が
入っていました。縁起の良い形といえますね。
財布に入れておくと、少しお金も増えるかもしれ
ない・・・。
幼子の丸める餅も眼福に 茜
(おさなごのまるめるもちもがんぷくに)
眼福=美しいもの貴重なものが見られた幸運。
冬の季語;餅

コメントが入らなくなっています。
少々お待ち下さい。
寒鯉はじっとして動かない。
冷たい水が感じ取れる。その水が澄めば尚である。
日の当たる水面は光って、その存在もわからない
が、影のところへきてやっと動きが見える。
この小川にも少しの澱みがあり、そこへ鯉達は
いつも居るようだ。
じっとしている鯉が動くと水が動いているように
見える。
何をきっかけに動くと思いますか。
寒鯉の好む水きて動きけり 茜
動かねば寒鯉水に染まりたる 茜
冬の季語;寒鯉

冬田の中にあった黒い塊は猫だった。
川風の冷たいこの田んぼは、稲の株も白く晒され
て吹き飛びそうだった。
猫はその中にうずくまっている。
少し歩いて又座っている。何をしているのだろう
か。もぐらはまだ土の中だろう。
獲物を狙うには広すぎる田だ。
猫には猫の予定行動があるのかもしれない。
初旅や猫の振り向く鳥の声 茜
(はつたびやねこのふりむくとりのこえ)
冬の季語;初旅

(藪柑子)
初詣の帰り道、横道へ入ると家の裏には畑があ
り家の賄いに使うと思える少しの野菜が残っ
ていた。
その間を縫う幅1mほどの小道に、見逃しそうな
「市道」という小さなセメントの標識が埋めこま
れていた。
昔からの古いお寺にお参りするかつての街道だっ
たのかもしれない。
竹薮の入り口に「藪柑子」が赤い実をつけていた。
私は就寝の時に毎日「湯たんぽ」を使っている。
プラスチック製なので触れてもそれ程熱くない。
湯は丸一日冷えないので、今のところすこぶる
気に入っている。
二階へ行く手に湯たんぽの波の音 茜
冬の季語;湯たんぽ、藪柑子(やぶこうじ)

今年最初の孫への贈り物だ。
もう三年生になった孫茜は、活発で何にでも
興味を示す子で、長い髪をポニーテールにしたり
カチューシャで留めたり、その髪飾りにも
いろいろ注文があるようだ。
そこで、ばあばは手作りでで世界に一つしかない
飾りを作ることにした。
家にあった端切れで簡単に作った飾りだけど。
気に入ってくれるかな。
一途なる少女の瞳野水仙 茜
(いちずなるしょうじょのひとみのずいせん)
冬の季語;水仙、野水仙

そういえば烏の鳴き声を近頃聞いていなかった。
歩いていると頭上で突然カアーと鳴いて驚いた。
見れば、真っ黒なのだ、カラスって。
口ばしに丸みがあった。
一声で終わる時もあるのだ。
カラスも寒いのだろうか。
鳴くと息も白いのだろうか。
白い息を見ているのかもしれないと思った。
鳴いた後しばし口開け寒烏 茜
(ないたあとしばしくちあけかんがらす)
冬の季語;寒烏

太平洋側の青空は、この時期がもっとも澄んで
いる。毎日晴れて日本海側の方々に申し訳ない
程だ。
外へ出て思い切り身体を動かしたいと思ったり
するが、寒いので躊躇する。
かといって、炬燵でじっとしているのも嫌である。
せめてこの晴天を利用したいと思う。
青空がもったいなくて白菜干す 茜
冬の季語;白菜

お正月の花を庭の草花だけで生けました。
材料
南天
万両
熊笹
ゼラニウム
枯れ草の穂
さねかずら
からすうり
万両は鳥の落としものから芽生え、大きくなった
ので、庭の隅にひっそりと育ち、ある日赤い実を
つけていたものです。
どれがどの花か おわかりでしょうか。
万両や朝日の逸れし土黒く 茜
(まんりょうやあさひのそれしつちくろく)
冬の季語;万両

(自作の土鈴)
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
皆様には良い年でありますように。
いろいろ災難は降りかかってきますが、乗り越えて
いきたいですね。
干支の辰は体長11cmの土鈴です。
中は空洞で入っている土の珠が、振ると良い音を
たてます。
これは作る行程が複雑で、型枠を作り、実物大の
辰を中に置き、石膏を流し入れます。
そうして型を作り、中に粘土入れ型どりをした
辰を炉で焼きます。
毎年1ヶ月掛けて30~40個作りました。
こうして作った干支の土鈴も10年作り続けて
終わりました。
今年は何に挑戦できるか楽しみです。
向き合うて正座して酌むお元日 茜
(むきおうてせいざしてくむおがんじつ)
新年の季語;元日、正月