2015年11月12日木曜日

無患子(むくろじ)

無患子(むくろじ)を友人から頂いた。
私も初めてお目にかかる実である。
振るとコロコロと中の種が鳴った。
中の黒い種は堅く、お正月の遊びだった羽子つきの追羽根に付いている
球である。
外側の殻は案外柔らかく、水に浸してから手でこすると
泡がたった。サポニンという成分があり、石鹸の代用にされたという。
秋の季語になっているので、一句作れと言われたようである。



無患子を振ればかすかな風の音      茜




 

2015年10月29日木曜日

レモン

初めてのレモン。
直径14センチの大物、一つだけのレモンである。
何という種類かわからないが、丸い形のレモンもあるのですね。
屋外で冬を越して、この神奈川県でも栽培できたからうれしい。
たくさんの花が咲き、実も付けたが、残念ながら一つづつ
落ちていった。
1個のレモンが育つのに35枚の葉が必要というから
全部を育てられない木は、実を落としていったのだ。
それに加えて、そそっかしい私が葉のついた枝を何度か
折ってしまったのだから、仕方ない。
全部黄色になってから収穫しようと楽しみにしている。



 初生りのまんまるレモン風吹くな     茜



2015年10月1日木曜日

ジュズサンゴ

晴れていても少し肌寒くなり秋めいてきた。
ジュズサンゴの実が赤く色づいている。
白い小花から赤くなり、連なってお数珠のようになっている。
この種を採っておき、来年も咲かせようと思っている。



沖指せば子等寄りてくる秋の宿


2015年9月21日月曜日

果物 ポーポー

珍しい果物「ポーポー」を貰った。
北米原産だというが、バナナとマンゴーを混ぜたような南国的な
香りだ。
写真下は皮を剥いたもの、中の種は柿の実の種に似て、平たく黒い種が
真ん中に10個ほどならんでいる。
非常に柔らかく、口に入れるとクリーム状になるほどだ。
見た目はアケビにそっくりだが、
こんな柔らかさだと市場に出回るのは難しいと思った。
凍らせて食べるともっと美味しいかもしれないと思う。



よく晴れて稲穂の匂う三回忌        茜

2015年9月17日木曜日

稲穂

豪雨は場所も時も選ばず、集中的に来ることが多くなった。
今回災害にあわれた方々には、本当にお気の毒で、もし自分が
遭遇していたらと思うとその心痛は想像に余りある。
 みごとに稔った田んぼは、その黄金色と明るさに驚く。
稲独特の匂いに、今年の豊穣を思ってうれしくなるのだ。



 暮れなずむ峡の稲穂の明るさに       茜


2015年9月10日木曜日

赤とんぼ

昔ほど見かけなくなった赤とんぼ。
きれいな水があってこそだ。
蓮池の花も終わり、静けさばかりが満ちている池となった。
赤とんぼが小さな風を生みだしている。
空中に少し留まって、飛ぶ先を慎重に選んでいるようだ。
この池は、山から沁み出た細い水の流れの先に
出来ている。
とんぼのヤゴが育つのに丁度良い水なのだろう。
毎年ここへ来て赤とんぼと会うのを楽しみにしている。



静けさや慎重に飛ぶ赤とんぼ       茜


2015年8月29日土曜日

酢橘(すだち)

徳島の酢橘を貰った。
中の2個は頂いてしまったが、このぎっちりと並べられた
酢橘の濃い緑は、いかにも新鮮な香りを感じさせる。
さっそく刺身に絞り、青い皮は摺って炭酸水に入れた。
「いい香り!!」
ではと、夫はご飯にも絞った。
これは極上の酢飯になるのである。
日本ていいなあ・である。



 山じゅうの酢橘を箱に溢れさせ       茜



2015年8月13日木曜日

カリフォルニア 5号線

(写真は往路、復路は20メートル左に離れてある。)
  クリックすると交差する道路が見えます。
 パトカーではなくヘリコプタが監視しています)

昔話を夫とするようになり、古い写真を出してみた。
30数年前、夫の赴任に伴いカリフォルニア州のサンノゼに
住んだことがあった。
初めての海外生活、最初に驚いたのはアメリカ大陸の広さだった。
50州の一つのカリフォルニア州に日本列島がすっぽり入るのだ。
カリフォルニア州を縦断している 「州間高速道路5号線」は
地図上で見るとウソのように長い直線が引かれていた。
それが本当に サンノゼから南下してロサンゼルスまで
約6時間600キロ、ほとんど真っすぐな道路なのだ。
この写真の風景が6時間、延々と地平線を見続けることになる。
回りの荒野は、時折り、果てしなく続くトマト畑、いちご畑になり、
スプリンクラーが大きな弧を描いて地下から汲み上げた水を撒いていた。
デルモンテケチャップのトラックが、トマトをまるで砂利を積んでいるかのように
じかに山積みして零しながら走っていた。
なにもかも大きさが違った、広かったなー。



短歌
 
 地平線超えむと駈けるまなかいに               
          遮るものなし飛べとごとくに      (当時のまま)
 
 湧くごとく伸びるハイウエイひたすらに
          天に交わる刻をめざして

 荒涼たる砂漠は畑に変わりゆく
          灌漑用の水路太くして


 

2015年8月6日木曜日

子燕


我が家の軒先に巣を作ってから約1カ月。
ようやく元気な子燕の姿を見た。
全部で3羽いるようだ。
頭の先が見え隠れするようになっていたが
親とのツーショットは初めてだ。
巣の中に居る子燕は、まだ鳴き声も小さく目も開いて
いないようだが、この大きな口はどうだ。
元気な証拠に、巣の下は糞で大変なことになっている。




餌をねだる子燕の喉真っ黄色    あかね


コメントが入らなくなっています。しばらくお待ちください。

2015年8月3日月曜日

経口補水液

暑い暑いと毎日暮れる。
夫婦とも茹りそうだと息子に伝えたところ、
「経口補水液」の作り方を教えてくれた。
市販のスポーツ飲料もいいが私達には甘過ぎるようなので、
これでやってみよう。水ばかり飲むより良いようだ。
時間をかけてゆっくりと飲む事にしよう。


 「経口補水液の作り方」
  水    1リットル(沸騰した湯を冷ましてから)
  砂糖   小さじ すり切り6杯
  塩     小さじ 1/2 杯

写真手前透明な水→ 経口補水液
   左→ お茶を冷ましている水差し



万緑へ柏手強く打ちにけり    あかね



2015年7月29日水曜日

武相荘  白洲次郎邸

入り口
 
 
武相荘の入り口から白洲邸である。
緑の中にゆったりとした構えの家、
小高い土地からは駅まで眺められたのではないだろうか。
その昔蚕農家だった家を買い取り、広い土間そのままに
白いタイル張りにしてあり、どんなにおしゃれだったかがわかる。
上がり框をあがると、囲炉裏を切った部屋、次の床の間は寝室に
二階蚕の部屋は子供部屋、北側奥の小部屋は書斎だったのだろう
本棚にぎっしりと本が並べられていた。



 天井まで本積む書斎新樹光       茜
    (5月)


2015年7月25日土曜日

蓮池

午後五時頃、蓮の花は閉じていた。
朝咲き、夕には閉じて3日間程繰り返すのである。
その後花びらが落ち、緑の花托が種を育てるのだ。
赤いショウジョウトンボが飛んでいるだけの静かなひとときを、
ただぼんやりと眺めて座っていた。
蓮池の日差しも次第に薄くなってくる。
ちょうど来たバスに乗って帰ることにした。



蓮池に影さしバスの折り返す       あかね


2015年7月22日水曜日

夏燕

 
この写真を撮ったのが7月1日だった。
我が家の玄関先に新しい泥をくわえてきて巣を作ったのだ。
もう20日も経っているというのに、雛は孵らず
燕はずっと座り続けている。
哀れ夏燕、いつまでそうして座っているのだ。
実は爪程の小さな卵の殻が一つ落ちているのを見てしまったのだよ。
黒い頭だけちょこんと出しているのを見ると、つい人の子供が覗いているような
錯覚をするではないか。



 病とて生きてればこそサングラス     あかね


2015年7月18日土曜日

今日の収穫

(ブルーベリー、ミニトマト)
 
(茗荷)

小さな庭の収穫期である。
ブルーベリーも10年目になり、木の高さも2メートルを超えた。
ミニトマトは1本に100個生るそうだから、
3本で300個は生る予定だ。
隅に植えてあった茗荷も、雨の後いっきに出てきた。
手のひらに一杯の収穫だが、二人暮らしには丁度良い。
今日は、冷ややっこに茗荷を添えて、
ミニトマトは玉葱と和えて、
初収穫のお祝いだ。



夏木立兄の家来でありしころ        あかね





2015年7月16日木曜日

るりまつり

                               (タブレットで撮りました)

「るりまつり」も好きな花だ。
青色系の花に惹かれるのである。
「アカバンサス」が咲き終わるとすぐにこの花が咲き始めた。
昼は太陽の光が反射して、思うような色合いに撮れない。
午後6:00を過ぎて、ようやくこの色に撮ることができた。
6月から 9,10月まで楽しめるのがうれしい。
今日は台風の前触れの雨が強く、窓の表面を洗い流している。



 翡翠いま吾立つ橋をくぐりけり        あかね


2015年7月15日水曜日

ジャカランタの花

 
 
近頃カメラを持ち歩かないので、古い写真から選んでみた。

数年前、ポルトガルに旅行した際「ジャカランタの並木」に出会った。
高く古い樹が街にしっくりと馴染んでいた。
空の色のような青い花は房状に下がっている。
街のいたる処で咲いていて、
熱帯地方に多く、高木、低木と種類は多いらしい。
旅行先でも、初めてみる花が目に飛び込んでくると、
早く名前を知りたいと思う事がある。



ジャカランタ咲いて日陰のカフェテラス       あかね



2015年7月4日土曜日

花筏(はないかだ)

花筏は、四月ごろ葉の真ん中に小さな薄緑の花を付け
今頃濃い緑の実になる。
葉の真ん中に実を付けるのが珍しく、
人がイカダを漕いでいるように見立てたことから
この名が付いているという。
梅雨晴間のある日久しぶりに山の中の沢に、
山女か岩魚の魚影を見に入った折り、
夫が下の沢からこの葉を見つけて持ってきた。
魚は見えなかったが、車の近くで待っていた私に
この葉をお土産にしたのだ。



雷に耳を澄ませば遠ざかる       あかね



 

2015年6月28日日曜日

袋掛け

去年植えた巨峰が実をつけた。
夫はさっそく小指の先ほどになった実の房に袋を掛けた。
最初はぎっしりと粟粒のような実が付いたが、
しばらくするとおのずと摘果したように、実は少なくなり
ちょうと良い間隔になっている。
袋は、うちわが入っていた和紙の封筒だ。
堅いこの和紙は風を通さない為、下の角を切ってみた。
果たして大きな巨峰となるのでしょうか。
お楽しみー。



 初生りのたった一つの袋掛け      あかね


短歌
 南天の花ほろほろと髪に付き
     吾が身立たせる青葉風吹く

2015年6月26日金曜日

ごぼう茶

(後はレモンの摘果したもの)
ごぼう茶が身体に良いと聞けば試さずにはおれない。
ごぼうを削ぎ切りにして軽く干し、(真ん中が干したごぼう)
ステンレス鍋でしばらく煮ると、左のお茶になった。
そのまま放置しておくと、右の緑色へ変色した。
この鮮やかな緑色は何だ!
どういう科学変化だろう。
飲んでも害はないのだろうか。
何方が教えてください!!

注;
これはごぼうに含まれるクロロゲン酸(ポリフェノールの一種)が
アルカリ化しておこる現象で害ではないそうです。
フライパンで煎ったものを煮だすことが重要らしいです。
よかったー。


 ごぼう茶の色の鮮やか梅雨晴れ間        あかね



2015年6月15日月曜日

誕生日

子供達も巣立ち、誕生日を祝うことも無くなっていた。
しかし、今日は
孫達の成長の速さに驚く誕生日となった。
13歳と11歳になる子供達の成長ぶりがうれしい。
久しぶりに集まると、賑やかなおしゃべりが尽きない。
恒例のトランプゲームに加えて、ワードバスケットという
ゲームが子供達のお気に入りだ。
ジジ、ババには苦しい言語能力が試される。
子供も大人も混じり8人が競って名詞を投げ合い容赦ない。
いつも取り残されるのはジジとババである。
いつまでも続くといいなあ。




 夕焼けの綺羅を遅参の言い訳に        茜