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くぬぎ林の一年を撮ってみました。
一番上 11月30日
二番目 夏
三番目 早春
四番目 冬
いつの間にか季節は移っています。
明るい冬の林、新芽の優しい春、鬱蒼とした夏の
茂り、枯葉の重なっていく秋の林へと
変わっていました。
秋になると枯枝を根元へ集めて積むのは
何故でしょう。
害虫の温床にならないのでしょうか。
いつも謎に思っています。
どなたか教えてください。
明るくて枯木の根元曝される 茜
(あかるくてかれきのねもとさらされる)
冬の季語;枯木

蓑虫は、ミノガ科の蛾の幼虫です。
バラ科やカキノキ科の葉を食べて育ち、枯葉や
枯枝に粘性の糸を絡め袋状の巣を作り、
あたかも蓑を纏っているかのような姿をしている。
雄は成虫になると巣を離れるが、雌は成虫でも
一生巣から離れないという。
この蓑虫は道端に落ちていました。
誰かが取ってはみたものの、飽きてしまったの
でしょう。
中ほどをそっとつまんでみると、弾力のある
虫の腹が感じられました。。
しばらく手に乗せていましたが、草むらへ
返しておきました。
動植物の一生はどこかしら似ていて、哀れでも
あります。
蓑虫の蓑を通して柔らかし 茜
蓑虫の鼓動が風に揺れている 茜
秋の季語;蓑虫(みのむし)

お寺の門前に「山門不幸」と書かれた白木の札が
立っていた。
どういう意味なのか解らないまましばらく経って
(さんもんふこう)と読み、その寺の住職が亡く
なった事を知らせる言葉だと知った。
春の枝垂れ桜が美しいこの寺は、散歩の途中の
目印でもあり私達の休憩所でもあった。
ある日庭を掃いている方に声を掛けて、話している
うちにお坊さんだとわかりました。
前のお坊さんにはお目に掛かかる事もなく、
新しいお坊さんとお話したのでした。
お寺の角の茶の木に、灯りのような花が咲いて
いました。
茶の花や新任の僧ジーンズで 茜
(ちゃのはなやしんにんのそうじーんずで)
冬の季語;茶の花


毎年この時期に生姜を干しています。
お茶に入れたり、スープに入れたり、生より干した
方が効くと聞いたからです。
身体を暖める効果があるとか。
野菜を干して料理に使うのは、生姜だけではあり
ません。
大根は切干にして漬物に。
白菜は干してフライパンで焼き、
人参もさっと干すと甘さ倍増、
洗った里芋を干してから剥くと痒みがない。
天の恵みを味付けに。
カリカリと星に水欲る干し生姜 茜
(かりかりとほしにみずほるほししょうが)
生姜干す皮尖るまで空澄めり 茜
(しょうがほすかわとがるまでそらすめり)
秋の季語;生姜

時期はずれにさいている花を返り花といいます。
桜、梨、桃、杏、山吹、つつじ、菖蒲など、
ひでりや、台風で樹木に影響があった年に多い
ようです。
散歩の途中で見かけたこの花は何の花でしょうか。
樹の一枝に花を付けていました。
葉の様子から杏か桃かもしれません。
いつから咲いていたのか、
気がつきませんでした。
ひっそりと咲いて、ひっそりと散っていくのでし
ょうか。
人声に仄とかがやく返り花 茜
(ひとごえにほのとかがやくかえりばな)
冬の季語;返り花、帰り花、二度咲き

ノルディック ウオーキングへ参加しました。
二本のポールを使って歩くのです。
初めての経験でしたが、歩くうちにポールを使う
のにも慣れてきて、ポールが自分の体を前へ
押し出すようになると面白くなってきました。
運動量は普段の歩行の1.5倍、体の筋肉の90%を
使い、膝・関節への負担が少ない、と良い事づくめ
のようです。
ポールのお陰で坂道も不思議と難なく歩けました。
良く晴れてどこまでも澄み渡り、江ノ島は勿論、
遠く都心のスカイツリーまで見えました。
落ちたばかりの朴落葉を、音をたてて踏んで
行きました。
江ノ島へ木霊す冬の阿夫利山 茜
(えのしまへこだますふゆのあぶりやま)
冬の季語;冬の山

いただき物です。
牛蒡の大きいこと、直径4,5センチもありました
掘り立ての牛蒡には、中心によくあるふかふかした
所は無くて、ずっしりと詰まっていました。
削ぎ切りにして、お揚げと豚肉で炒め煮に。
柔らかく、あんなに大きく無骨だった牛蒡の
やさしい歯ざわりに満足。
春菊のお浸しを添えて、
今日も感謝の夕餉でした。
冷えてきし床の硬さを踏みにけり 茜
(ひえてきしゆかのかたさをふみにけり)
秋の季語;牛蒡掘る、冷え


志賀高原の白樺黄葉はもう終わって、白い幹の林
になっていた。
時折濃い霧に覆われてしまい、その中を車で進む
のは危険だったので、途中のレストランで休む事
にした。
牧場に隣接していて、厩舎から馬が覗いている。
久しぶりに馬を見たような気がする。
馬もじっと見返した。少し歳をとっているようだ。
きっと観光の子供さんを乗せているのだろうと
思った。
柵へ来て馬の嘶く霧の中 茜
(さくへきてうまのいななくきりのなか)
その中の一条白し初時雨 茜
(そのなかのひとすじしろしはつしぐれ)
秋の季語;霧 冬の季語;初時雨

真ん中の黄色がカボス、柿、小さな緑は酢橘
(すだち)のようですがライムレモンと書いて
いました。
この近辺で手に入れた果物達です。
料理にさっと絞るだけで新しい味になります。
どちらも爽やかな香りが気分をよくします。
全部飾って楽しく、豊かな気分に。
青空が胸に広がる檸檬の香 茜
(あおぞらがむねにひろがるれもんのか)
秋の季語;檸檬(れもん)、酢橘(すだち)

棗の実を拾いました。
以前から気になっていたのです。この辺りの
畑や庭先に良く見かけるのに、食べ方を誰も
知らないのでした。
熟れきった実の中は空洞があり踏むと音をたてます。
「テレビで観た使い方」
棗の実を種から外して刻み、種と共に煮出すと
甘い紅茶色の飲み物に。気持ちを落ち着ける
効果があるそうです。
他にスープに入れるのは良くやっています。
左の白い髭のあるのは「朝鮮人参」です。
草津への途中で見つけました。
ポムポムと破音に踏まれ熟れ棗 茜
(ぽむぽむとはおんにふまれうれなつめ)
秋の季語;棗

草津温泉をとりまく山々は、唐松の黄葉で
黄金色に輝いていた。
森に入って歩くと、なんとも言えない樹脂の
匂いで心地良かった。
ときおり降る日照雨(そばえ)に、照り翳りが
速く、雲の形の影が走るのがわかった。
ふと見ると
唐松の森から虹が立っている。
森の明るさから昇っているかのように
いつまでも消えなかった。
谺して谷深めゆく秋の虹 あかね
(こだましてたにふかめゆくあきのにじ)
すり鉢の底の湯の町鳥渡る あかね
〈すりばちのそこのゆのまちとりわたる)
秋の季語;秋虹、鳥渡る