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俳句の風景/夕焼け花日記
俳句と野草のページです。 無断で写真を使う事は出来ません。
2011年8月17日水曜日
キツネノカミソリ
草を刈った斜面は「キツネノカミソリ」が群生
していた。彼岸花科。半日陰に咲く。
春、カミソリに似た長い葉を繁らせて、あおあおと
した土手だったが、今はこの花で夕日の色に
染まっている。
花の咲く場所をだいたい把握しているので、時期が
来ると、見にいかずにはおれない。
散歩も目標地があると、歩も軽やかになる。
だから、今日は「キツネノカミソリ」まで来たのだ。
刈草の匂うキツネノカミソリよ 茜
秋の季語;キツネノカミソリ
2011年8月13日土曜日
水遊び
石を丸く積んでいた。
こうして置くと隙間から魚が入り、出る時には
あわててすぐには出れないのだそうだ。
・・と聞いたことがある。
子供達は飽きたのか、離れた所で魚釣りを
始めていた。
子供時代はすぐに終わる。
暑い日の盛りでもいとわないで走りまわり、
汗しても気にならなかった頃、
水辺での遊びは事のほか楽しかった。
川の水が入らないように、岸辺に石を積んで
小さな囲いを作っても、水はどこからともなく
入ってくるのだ。
小さな小エビを入れていても増えてくる水と共に
どこかへ消えてしまうのだった。
懐かしい石を積んで作った輪、きれいな輪に
しばらくみとれていた。
石積んで水に抗う水遊び 茜
(いしつんでみずにあらがうみずあそび)
自転車を草に投げ出し水遊び 茜
夏の季語;水遊び、夏休み
2011年8月10日水曜日
端居(はしい)
ブルーベリーの木が2mを超えている。
庭の隅に植えて10年以上も経つと、実も大きく
なったような気がする。
1週間採るのを忘れていたら、一度でこんなにとれた。
両手に余るほどの収穫だ。
夕方通りかかった友人を招いて、一緒に摘んだ。
摘みながら食べてしまう。
1cm程の小さな粒は、きりなく食べられる。
ものの本によると、株立ちの中の古くなった木は
切り捨てた方が新しい芽がでてくるから良いと
書いてあったけれど、まだその気にはなれない。
ブルーベリー手に分け合える夕端居 茜
(ぶるーべりーてにわけあえるゆうはしい)
手を握る安らぎのあり生身魂 茜
(てをにぎるやすらぎのありいきみたま)
夏の季語;端居(家の縁先に座る事)、生身魂
2011年8月6日土曜日
木下闇(こしたやみ)
前日の雨で小径は湿っていた。
敷き詰められた木っ端が、たっぷりと水を吸い
ふかふかと湿っていた。
この森の中の本筋の道は、木っ端で明るい色
だったが横の獣道に入ると、とたんに暗くて細い
でこぼこ道となった。
脇から伸びている枝を払い、落ちている木を跨ぎ
ながら進んだ。
すると、いつの間にか元の明るい小径に戻って
くるのだった。
珍しい草、茸、詳しく見ていると進まない。
ゆっくりと歩いて森林浴を楽しんだ。
行くほどに水の匂いの木下闇 茜
鳥になり風にもなりし森林浴 茜
夏の季語;木下闇、森林浴
2011年7月31日日曜日
花萱草(はなかんぞう)
青田となって水は忙しい。
水路は田を縦横に走っている。
苗も丈が伸び、分蘖(ぶんけつ)が始まっている。
分蘖とは、根を張り、根に近い方から枝分かれして
いく事である。
一株が太く、本数が増えているのだ。
この時期は草取りも大変らしい。
苗の列の間に入って、ヒエや雑草を取っていた。
いつもの土手は、萱草の花が盛りで
そこだけ残して刈られていた。
夏草の影を叩いて水奔る 茜
(なつくさのかげをたたいてみずはしる)
花萱草田にワイシャツの人動く 茜
(はなかんぞうたにワイシャツのひとうごく)
夏の季語;花萱草、夏草
2011年7月28日木曜日
炎暑
久しぶりに俳句仲間と会った。
場所設定をしてくださった方のお陰で
洋上レストランなる所で句会をする事ができた。
確かに海の上で、静かに絶えず揺れていた。
180度見渡せる窓からは、
遠くにベイブリッジが見え、その間を観光船が何艘も
行き来していた。その船着場もこのレストランに
隣接しているのだった。
是非また来たいと思った。
日本丸は文部省の航海練習帆船で、今はビルの前に
停めて博物館になっている。
日本丸街に炎暑の綱緩む あかね
(にほんまるまちにえんしょのつなゆるむ)
ベイブリッジの点滅あえか夏霞 あかね
夏の季語;炎暑、夏霞
2011年7月24日日曜日
煙の木(スモークツリー)
ただ座っているだけで汗ばんでくる。
朝は涼しいと感じたが、午後からはそうはいかなかった。
散歩の途中で観る「煙の木」はふわふわとして
遠目には煙のように見える。
葉の色が赤と緑の種類があるようだ。
この家の様子はわからないけれど
煙の木がお洒落な佇まいを彩っている。
風死して吐息の如き煙の木 茜
(かぜししてといきのごときけむりのき)
夏の季語;風死す
2011年7月19日火曜日
玉虫
遠回りの散歩をしていると、いろいろ
落ちているのをみつける。
何の実だろうと思いながら拾ってしまう。
どんぐりまでは分かる。
丸いのはサルナシの実?だろうか。
玉虫の翅は、死んでも色を失わないようだ。
生きている時と同じような色だが死んでいるのだ。
箪笥の中に入れておくと着物が増えるという俗信が
ある。法隆寺の玉虫厨子にはこの翅が用いられている。
玉虫の己が死知らぬ色あわれ 茜
(たまむしのおのがししらぬいろあわれ)
玉虫の死を受け入れぬ色として 茜
(たまむしのしをうけいれぬいろとして)
夏の季語;玉虫
2011年7月15日金曜日
楊梅(やまもも)、山桃
楊梅(やまもも)は暖地の山地に自生するそう
ですが、樹形がいいので庭木にもされています。
一枝いただきました。
バス通りの歩道に1cm位の実がポトリポトリと
落ちているのが目につきます。
実は甘酸っぱくて、種に付いている実を歯でこそげ
るようにして食べます。
ほのかに針葉樹のような香り。
幼い頃に食べた懐かしい味。
これを「果実酒」にしましょう。
ワインレッドの楊梅酒ができるでしょう。
故郷の山の匂いよ楊梅は 茜
(ふるさとのやまのにおいよやまももは)
やまももと知らずに踏みて人通る 茜
道ふさぐ蛇の屍まわれ右 茜
(みちふさぐへびのしかばねまわれみぎ)
夏の季語;楊梅
2011年7月10日日曜日
茄子(なす)
輝くばかりの茄子です。
ご近所の友人が採ったばかりの茄子を
自転車で届けてくれました。
さっそく紫蘇と塩揉みにしました。
いつもあちこちから頂く野菜はどれも新鮮そのもの、
切り口がまだ濡れています。
じゃがいもは、皮が洗っただけで剥けてしまいます。
いずれも家庭菜園で収穫した野菜ばかりなのです。
ありがたい事です。
摘み取りし両手の茄子のキシと鳴く 茜
夏の季語;茄子
2011年7月4日月曜日
泰山木の花(たいざんぼくのはな)
小学校の裏門に咲いていた。
大きな花は、ちょうど数え易いかのようにまばらに
咲いている。
日を溜めて、白く輝く高貴な雰囲気がする花だ。
葉は艷があり、朴の花と見分けやすい。
花の写真を撮った後は、あまり気に止めないので、
この花が崩れるように散るのか、ある日突然落ちる
のか、まだ知らない。
泰山木花の見下ろす登校児 茜
(たいざんぼくはなのみおろすとうこうじ)
葉は雨を払う泰山木の花 茜
(ははあめをはらうたいざんぼくのはな)
夏の季語;泰山木の花
2011年6月30日木曜日
翡翠(かわせみ、ひすい)
(嘴の黒い雄、 下嘴の赤いのは雌)
翡翠(かわせみ)はしばらく動かなかった。
この川をテリトリーとして下流から上流へ
又逆方向へと飛ぶのを止めない。
その翡翠が、川の曲がり角の土手に休んでいたのだ。
大きな目には何が映っているのだろう。
一年を通して見られる鳥だが、色の涼しさから
夏の季語とされるようだ。
川幅2m、水嵩50cm程の小川をこの世と
忙しく飛び回っているのだ。
私の動体視力では追うことは出来ない。
今日はどこに出没しているだろう。
翡翠の飛ぶや光となりにけり 茜
(かわせみのとぶやひかりとなりにけり)
翡翠や風も日も澄む山暮らし 茜
夏の季語;翡翠(かわせみ、ひすい)
2011年6月27日月曜日
早苗田(さなえだ)
田植えのすっかり終わった峡(かい)は
湿気か水蒸気のようなものに満ちていた。
空気がすでに濡れているのだ。
降りそうで降らない天気は、向こうの山々を
煙らせていた。
梅雨霞という季語がありそうに思った。
畦の花は「イヌゴマ」です。(絶滅危惧種)
年配の方が作っていらした田んぼでしたが、とうとう
今年は作られませんでした。草が繁ってしまった
田の畦に咲いていました。
峡一つ濡らしていたる植田かな 茜
苗の列我が田のごとく眺めけり 茜
早苗田へ音を消しつつ入る水 茜
夏の季語;早苗田
2011年6月24日金曜日
ジャカランタの花
ジャカランタの花です。
リスボンのある街道の並木となっていました。
10Mあるような高い樹から、まだ3Mの若い樹も
ありました。
しばらく佇っていると、甘い香りが降りてきて
散った花を拾いました。
以前最初にこの樹を見た時の感動が今もあり、
紫の塊に見える房咲きのジャカランタの
樹を見つけるとうれしくなりました。
ジャカランタ咲いて日除けを伸ばしけり 茜
(じゃからんたさいてひよけをのばしけり)
夏の季語;日除け
2011年6月21日火曜日
素足(すあし)
街角で見たドイツのパン屋さん。
噛みごたえありそうな、大きい黒いパン。
柔らかい食パンに慣れている私達にとって
手ごわい感じ、酵母の匂いも違います。
旅を終えて帰国しました。
庭は草茂り、梅雨、と季語の世界へ
戻ってきました。
家の匂いをはっきりと感じるのは、帰った時の
瞬間でしょうか。
我が家はそこはかとなく黴の匂いでした。
久に踏む素足よろこぶ畳かな 茜
(ひさにふむすあしよろこぶたたみかな)
夏の季語;黴(かび)、素足(すあし)
2011年6月16日木曜日
お花畑(おはなばたけ)
(アイガー南壁を望むグリンデルワルトにて)
子供の住むドイツからスイスまで片道飛行機代
6千円程で行けるというので、急遽行く事にした。
目的地はユングフラウヨッホである。
3454Mの高さまで岩山の中をくり貫き登山鉄道が
通っているのだ。
岩の中のトンネルを抜けて下車すると、
そこは3454Mの地である。
氷河と万年雪の世界、
ふらふらする感じだった。
登山鉄道の脇の花畑のきれいな事。
見たこともない花がいっぱい。
あー!いう事なし・・です。
アイガーを望むテラスやお花畑 茜
(あいがーをのぞむてらすやおはなばた)
夏の季語;お花畑
2011年6月13日月曜日
雷(かみなり)
リスボン名物といわれる「鰯」を食べた。
鱗もしっかりと付いて、腸もきれいな形だった。
ただ焼いただけの鰯だが、ワインビネガーをかけて
食べると、今まで食べた鰯の中でも最高の旨さだった。
街のお菓子屋さんには、大人の男達が多く、一杯飲んで
いるかと間違う程、ショーケースに凭れてお菓子と
エスプレッソを飲んでいた。
揚げパンやプデイングのようなお菓子が、懐かしく
日本の味を思いだした。
鉄砲を種子島へ伝えた国という認識だったが、
それを話してくれる人と出会う事はなかった。
遠雷や風の冷たさ何処より 茜
(えんらいやかぜのつめたさいずこより)
夏の季語;雷(かみなり)
2011年6月11日土曜日
片陰(かたかげ)
リスボン(ポルトガル)は石畳で覆われた街だった。
1755年の大地震でリスボンの街は壊滅状態
だったという。
その跡に又街を復興する事になった時、
建物の高さを揃え、外壁の様相を規制し、
碁盤の目に道路を作ったという。
それから250年の間人々が歩いた石畳は、
滑らかでつやつやとしていた。
職人が補修していたが、5cm角からの大理石を
土に木槌で打ち込み、目地は砂で何度でも再生して使えるエコだった。
雨が降ったら、何パーセントかは目地の砂が
吸い込むだろう。
丘の頂上の城への道も、路地裏も石畳だった。
鉄砲を私の故郷種子島へ伝えたポルトガルは、幼い頃から親しみを持っていた国だったが、
それを話してくれる人と出会う事はなかった。
片陰やモザイク補修の石畳 茜
夏の季語;片陰(かたかげ)
2011年6月7日火曜日
夏蝶(なつちょう)
家から15分程歩くとライン河に突き当る。
河幅300Mはあるだろうか、ゆったりとした
流れである。河川敷を含めると1KMだろう。
河川敷の広い原っぱを犬を連れた人々が行きかっていた。
どの犬にも紐はついていなかった。それでも主人に
従っていて吠える事もなく良く訓練されていた。
が、一歩草の中に入ると糞がいたるところに・・
犬の税金を納めるから、糞の始末はしないとか。
電車に乗る時。切符は買うけれど改札口が無い。
抜き打ちの検札が時々あるらしい。
犬も自転車も料金を払って乗れるらしい。
電光掲示板はあるが案内アナウンスも無い。
全体に静か、雑音が少なく大人社会という感じだ。
路面電車に夕方、食堂車が付いているのを見た。
ビールだけを飲んで賑っていた。
国が変われば社会の仕組みも変わる。
という事ですね。
夏蝶に渚やさしきライン河 茜
夏の季語;夏蝶
2011年6月4日土曜日
薄暑(はくしょ)
ドイツの初夏は「アスパラガス」が旬である。
着いてさっそく市場へ行ってみると、白いアスパラ
ガスが山と積まれていた。買うとすぐに皮剥き機で
剥いてくれる。白いアスパラの皮は硬くて食べない。
1kg 15本位 700円。
1本の大きさが、直径3cmで、長さ25cm程だから
その食べ応えがわかるだろう。
茹でてオレンデーズソース(バタークリームのような)
をかけて食べるのが一般的のようだ。
茹でたての熱いアスパラは、日本の掘りたての筍を
茹でた時の味にどこか似ているように思う。
さくらんぼ、チーズ、ビールと食べたい物がいろいろ
ある。楽しみです。
アスパラガスの皮の剥かれる街薄暑 茜
マルクトに山盛り並ぶアスパラガス 孫茜
(マルクト→市場の事)
夏の季語;薄暑、さくらんぼ
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梨泰院クラス
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梶(かじ)の葉
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梶(かじ)の葉 2
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棗 秋の季語
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棗(なつめ)
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椎の実
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椿
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楓、ドクダミ、マメグンバイナズナ
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楮(こうぞ)の実、キキョウソウ
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水掛け祭り
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