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俳句の風景/夕焼け花日記
俳句と野草のページです。 無断で写真を使う事は出来ません。
2011年10月30日日曜日
新米
今年も新米が届きました。
有難いことです。職を退き代々の田を受け継いだ方
が送ってくださるのです。
「イクヒカリ」「ヒノヒカリ」、早生米と晩生米
だそうです。
さっそく炊いたご飯は真っ白に光っていました。
仄(ほの)かに甘く、飲み込んでしまうのが
惜しいくらいです。
新米に力をもらう朝餉かな 茜
(しんまいにちからをもらうあさげかな)
新米を盛り万象に感謝せり 茜
(しんまいをもりばんしょうにかんしゃせり)
秋の季語;新米
2011年10月27日木曜日
箒木(ははきぎ)、ははきぐさ
箒草(ほうきぐさ)とも呼ばれているこの草は、
夏の季語です。
実は「とんぶり」と称し若葉とともに食用になり
ます。
しかし、今赤く色づいた草は、はっと人目を
ひくほどの美しさです。
このあと箒として加工されるのでしょうね。
秋の赤に入れましょう。
箒草赤し秋日をなお透かし 茜
(ほうきぐさあかしあきびをなおすかし)
秋の季語;秋日
2011年10月24日月曜日
赤まんま(犬たで)
我が田のごとく見回っているこの田園に、今年の
春ちょっとした変化があった。
一番早くから耕し草取りは欠かさず、稲刈りも
まっ先にやっていたお爺さんがいました。
ある春の日、半分耕した田を残してばったり姿を見
せなくなった。
その田だけが水を張られることもなく
草の花だけがたくさん咲いた。
農薬が少なかったのか絶滅危惧種の「イヌゴマ」や
「サクラタデ」等咲ききれいなお花畑になっている。
お爺さんを待っているかのようです。
写真はイヌタデです。赤まんまとも呼ばれています。
休耕田の暮色明るく赤まんま 茜
〈きゅうこうだのぼしょくあかるくあかまんま)
草の穂や歳をとられてしまいけり 茜
(くさのほやとしをとられてしまいけり)
秋の季語;犬蓼(いぬたで)、赤まんま、草の穂絮
2011年10月22日土曜日
秋の鷺(あきのさぎ)
電柱の上に青鷺がいた。
飛び立つのを待っていたが、いつまでも動かなかった。 日が沈みまだ明るさが残っている山の方を、じっと見ているのだった。
ただ座っているだけ、こころを空っぽにして瞑想する
座禅の姿をふと想った。
鷺、青鷺は夏の季語ですが、「秋の」を付ければ
秋の季語として使えます。
暮れゆくを打ち眺めおり秋の鷺 茜
(くれゆくをうちながめおりあきのさぎ)
夏の季語;鷺、青鷺
2011年10月19日水曜日
秋蒔(あきまき)
(写真は私が作った菜園)
7,8年前、小さな菜園を借りていた。
種を蒔くと芽が出て、育て、収穫するまでが
一刻も目を離せない程の喜びだった。
狭い土地に、欲しい野菜の種をありたけ蒔いて、
あまりにも隙間がないので笑われたものだった。
写真の花は「サルビアレウカンサ」
小松菜、山東菜、かぶ、青梗菜、大根、ネギ、玉葱
水菜、春菊、サラダ菜、ルッコラ、
思いつく野菜は全部蒔いた。
秋蒔きの野菜は強く、冬を越して春先まで楽しめる。
菜園で作るのを止めた今は、
プランターに「ルッコラ」を作っている。
秋蒔の畝の湿りを均らしけり 茜
(あきまきのうねのしめりをならしけり)
秋の季語;秋蒔
2011年10月17日月曜日
鰯(いわし)
一年中出まわっている鰯ですが、秋の季語に
なっています。
脂がのって美味しい時期だからでしょう。
少し小さかったのですが、
手開きにして塩を振り、3時間ほど干しました。
さっとあぶるようにして焼くと絶品。
「昼ごはん」
さつま芋と炊いたご飯
鰯の塩焼き
大根間引き菜の付け合せ
トマトベースの具だくさんスープ
鰯干す山よく見えるベランダに 茜
秋の季語;鰯
2011年10月14日金曜日
蕎麦の花
蕎麦の花はやさしい色をしている。
乾燥した土地や痩せた土地などでも栽培できる。
種まきから2、3ヶ月程で収穫できることから
救荒作物としても重宝されてきたようだ。
この豚小屋は、何百頭も飼われている工場のような
所である。
時折、物凄い豚の鳴き声が悲鳴のように聞こえる。
餌をもらう時間なのだろうか。
売られていく時間なのだろうか。
豚鳴くや慈愛の色の蕎麦の花 茜
(ぶたなくやじあいのいろのそばのはな)
秋の季語;蕎麦の花
2011年10月11日火曜日
ヒヨドリジョウゴの実
9月24日に花を載せましたが、実がつき色づき
ました。
赤い実は、「液果」といってつぶすと赤い汁がで
ます。
ほおづきもこの種類でしょうね。
毒性の実ということで、潰したあとは手を洗いました。
下の方には「アカマンマ」といわれる「たでの花」が
咲いていました。
秋の草花は実をつけながら、きれいです。
同じ道通りしきし犬いのこずち 茜
満月は正面の顔草濡れて 茜
(まんげつはしょうめんのかおくさぬれて)
秋の季語;月、いのこずち
2011年10月8日土曜日
ひょんの実
「蚊母樹」(イスノキ)と読める方はあまり
居ないでしょう。
このイスノキの葉にアブラムシ等が巣食い、
虫瘤を作り大きくなったものが「ひょんの実」と
呼ばれています。
この大きな方の実には穴があいていますが、中の
虫が出ていった跡のようです。
穴に口をつけて吹くと「ホーホー」「ヒョー」
と懐かしい音がしました。
ここから「ひょんの実」「ひょんの樹」とも呼ばれ
ているようです。
ひょんの実を吹くや何かが目覚めたる 茜
(ひょんのみをふくやなにかがめざめたる)
秋の季語;ひょんの実、ひょん
2011年10月4日火曜日
ピクルス
<コメントが入らなくなっています。
<良かったらメールにて送ってください。
<こちらへ掲載させていただきます。
カリフラワーと人参のピクルスです。
酢に、にんにく、フェンネルの種と花、月桂樹の葉
だけの味付けです。
そのまま食べると酸っぱいのですが
これを牛肉や豚肉と一緒に炒めるとグッドです。
ポルトガルの食堂で食べた味を再現しました。
外食して気に入ったメニューは我が家で作ってみま
す。これもその一つです。
酢も一緒に加えると、あっさりとして肉の旨みを
引き立てます。
ふいに子の来てのひととき後の月 茜
(ふいにこのきてのひとときのちのつき)
秋の季語;後の月(十三夜)
2011年10月1日土曜日
野葡萄(のぶどう)
俳句の季語には、山葡萄、野葡萄は同じに分類
されているが、植物としては違うものだ。
山葡萄は食べられるが、野葡萄は食べられない。
虫と野鳥にまかせておきましょう。
わたしがよく歩いている里山は、特別な名前等
ついていない、丘のような場所だ。
手入れもあまりされていない所は、決まって
竹が雑草のごとく繁っていたり、倒れた木や草が
そのままだったりする。
だからこそ、なのか、山葡萄や野葡萄、オニドコロ、
ヒヨドリジョウゴといった珍しい草花に会う事が
できる。
野葡萄や裏山という呼ばれよう 茜
(のぶどうやうらやまというよばれよう)
秋の季語;野葡萄
2011年9月29日木曜日
山女(ヤマメ)、岩魚(イワナ)
朝暗いうちから夫は釣りに出かけていった。
9月30日で禁漁になってしまうので、落ち着かな
い様子だった。
わたしも又、イワナやヤマメを食べるのを楽しみに
している。
以前付いて行った時、その清流の中に魚を
見つけるのは容易ではなかった。
夫はちょっとした石の陰や砂の上の魚をよく見分け
るので感心したものだった。
小さな滝の渦巻く水の中から、釣り上げた時の
喜びはそばに居てもドキドキする程だった。
清流にしか棲まないイワナやヤマメは、その体も
冷たく人間が触れると火傷をする位、傷つくのだそ
うだ。中には針を飲み込んでしまう魚もいて、大体
の魚は持ち帰る事にしている。
表面はウナギに匹敵する程のぬめりがある。
写真一番上はイワナです。
空中に岩魚跳ねたる鰭のあと 茜
(くうちゅうにいわなはねたるひれのあと)
山影を秘めし岩魚のぬめりかな 茜
見入りおり岩魚の歯型親指に 茜
(みいりおりいわなのはがたおやゆびに)
夏の季語;山女、岩魚
2011年9月26日月曜日
稲穂
台風にも負けず稲穂は健在だった。
ところどころ稲が倒れている田もあったが、水には
浸かっていないようだった。
田の間を歩いていると、稲の匂いに包まれる。
熟れた稲の豊穣たる香り、風に乗せていっせいに
放たれるようだ。
手入れの行き届いた田と畦道、早くから刈り込まれ
た土手は、彼岸花が満開だった。
大山から続いている街道も満開だった。
風が来て重さ生まれし稲穂かな 茜
畦道も巡礼峠も曼珠沙華 茜
秋の季語;稲穂、曼珠沙華
2011年9月24日土曜日
紫ヒヨドリジョウゴ
「すみませーん」と叫びながら、自転車が
猛スピードで私達を追い抜いて行った。
その後をついて駆け抜ける集団があった。
疾走ともいえる走り方だった。
田んぼの周りは格好の練習コースなのだろう。
近くの大学の学生達だと思うが、
その真剣な顔つきとスピードは、練習風景とは
言えないようだった。大事な記録を取るのだろうか。
一周してきて次に会った時には、その集団は
ばらけていて、もはや先頭がどの人なのか判らなく
なっていた。
速度のあるあの人が先頭なのだろうと思いながら
見ていた。
必死だろう一人一人の間が開き、やがて最後の
人が前のめりになりながら走って来た。
がんばれーと小さく口の中で言い応援した。
ヒヨドリジョウゴの紫が道端で揺れていた。
しんがりは一人で走る草の花 茜
秋の季語;草の花
2011年9月20日火曜日
富士山 秋簾(あきすだれ)
予約していた新宿高層ビルのレストラン。
早目に着くと日はまだ山の上らしく、眩しくて
富士山はうっすらと雲の一部のようにしか見え
なかった。
やがて、日が沈み逆光となり、富士山は黒く
くっきりと姿を鮮明にした。
手前の新宿まで続く空間が暗くなると
みるみる大きくせり出してくるように見えた。
刻一刻と空の色は変わり、オレンジから紫となり
急に暗くなっていった。
暮れてより富士の近づく秋彼岸 茜
(くれてよりふじのちかづくあきひがん)
秋の季語;秋簾
2011年9月17日土曜日
韮の花(ニラのはな)
韮の花が満開です。
茄子の上の白い花が韮の花です。
この花を食べられる事はあまり知られていない。
咲いたばかりの花を摘みとって
さっと湯に通すと、ほのかな韮の香りの
歯ざわりの良いお浸しになる。
ひとつまみの花でも充分。
庭先に一列だけ植えている韮から摘んで。
写真は煮浸しのお汁をかけるのを忘れました。
だから、何か物足りないでしょう。
門までを猫のすり寄る韮の花 茜
秋の季語;韮の花(にらのはな)
春の季語;韮(にら)
2011年9月15日木曜日
オニドコロ
まだ暑いうちから、すだれのように花が下がって
いた。
ようやく実が出来始めて「オニドコロ」とわかった。
ヤマノイモ科の多年植物である。
トコロとは、「野老」と書き、根がヒゲににている
事からきているようだ。
他にも、人に例えて名を付けているのは
「センニンソウ」老人のヒゲに似ているからという。
この里山では朝夕少し涼しくなったように思う。
でも、蚊は相変わらずしつこく寄ってくる。
あちこち刺されながら撮った。
止まればすぐに秋の蚊オニドコロ 茜
(とどまればすぐにあきのかオニドコロ)
秋の季語;秋の蚊
2011年9月12日月曜日
中秋の名月
今日は中秋の名月がみられます。
満月と中秋が重なり、お天気も上々。
お月見といってもその辺を一回りするくらいですが。
稲はもう豊かにみのり、刈られる日を待っています。
水を抜いてある田んぼと水がまだ満ちている田んぼ
がありました。田植えの時期が少しづれているので
しょう。
彼岸花も咲き始めました。
つぼみの硬いのは、まだ赤も強くないですね。
まなうらの今見し月と眠りけり 茜
秋の季語;月
2011年9月10日土曜日
露草
久しぶりに渓流のある所まで車で行きました。
釣りをする夫は雨の後のささ濁りが好きらしい。
もう3日前に台風は過ぎ去ったのに
渓流の水はまだ濁っていた。
あちこち竿を入れていたが、まったく釣れなかった。
と言っても、わずか20分程度だから遊びの
ようなものだ。
私はその間、草花の写真を撮っていた。
草の中に深入りをするとヒルがいるので危ない。
道端の「露草」の青が美しくアップで撮りましたが、
難しいです。
露草の青を深めり水の音 茜
秋の季語;露草
2011年9月8日木曜日
葛の花(くずのはな)
葛の繁殖力はもの凄い。
あっという間にその辺を覆い尽くす。
花の香りは強く化粧臭いという感じだ。
福島県の原発事故で、避難を余儀なくされた
方々には本当にお気の毒でなりません。
放射能で汚染された土地がよみがえり、
又普通に暮らせる日々が戻るのでしょうか。
テレビでは、人の住めなくなった町や村が
映し出されていた。
民家の庭は葛の蔓が広がり、戸口まで迫っていた。
コンクリートの道路も両端から蔓の先が伸びていた。
恐ろしい光景だった。
村あげて避難した道葛の花 茜
(むらあげてひなんしたみちくずのはな)
秋の季語;葛
2011年9月6日火曜日
稲、稲の花
今は稲が垂れるほどに実ってきました。
この写真は1箇月前のもので、白い稲の花が
ついています。
毎日変化する自然は、その時どきの一番美しい姿
を見せてくれます。
稲の花が咲き、やがて稲がしっかりと結実すると
田の水を抜き、干された土で実りを育て始めます。
頼りなかった早苗の頃から見守ってきた者にとって
これから、台風等で倒れないように、刈り入れの時
まであと少し頑張ってと願っています。
どの道も川に沿いくる稲の花 茜
(どのみちもかわにそいくるいねのはな)
秋の季語;稲、稲の花
2011年9月3日土曜日
世界陸上 天高し
玉虫を又拾いました。
大映しにしてみると、表面のぶつぶつを発見。
この突起の反射でこの微妙な色が出るのかも
しれませんね。
世界陸上を観ていると、どの競技も感動します。
ハンマー投げ、槍投げ、高飛び、短距離、マラソン
どの選手も美しい、しなやかで強靭な身体、
限界まで力を出し尽くすという気迫。
玉虫の句は7月19日に作っていますので
世界陸上の句を載せます。気迫が足りないかな。
玉虫の己が死知らぬ色あわれ 茜
秋天へハンマー投げの哮りけり 茜
(しゅうてんへはんまーなげのたけりけり)
高飛びの身を反らしたる秋の天 茜
(たかとびのみをそらしたるあきのてん)
ランナーの掠る風さえ秋の色 茜
(らんなーのかするかぜさえあきのいろ)
秋の季語;天高し、秋天、
2011年9月1日木曜日
金魚
金魚が泳いでいるように見えないだろうか。
寒天液を多めにした「寒天寄せ」です。
トマトの赤を金魚に見立てました。
フェンネルの葉を水草と思って。
金魚すくいで、金魚を紙のポイで追い詰め
すくった時、金魚はポイの上で横倒しになり空気に触れます。
そして、あきらめの目を空に向けます。
ときには金魚の気持ちになって・・・
すくわれし金魚一瞬空を見る 茜
(すくわれしきんぎょいっしゅんそらをみる)
夏の季語;金魚
2011年8月30日火曜日
秋めく
通りがかりに見つけた葡萄。
駐車場のフェンスに絡まっていた。
そっと葉を上げるとこんなに熟れている。
植えた人は忘れているのかしら。
爽やかな色が美しい。
小鳥もまだ見つけていないらしい。
ああ・・気になるなあ。
秋めくや凌ぎやすさを挨拶に 茜
(あきめくやしのぎやすさをあいさつに)
秋の季語;秋めく
2011年8月28日日曜日
夏料理
野菜の寒天寄せを作りました。
材料は、できるだけ詰め込み、浮き上がらない
ようにしましたが、それが失敗のもと。
最後に入れた「くらかけ豆」が溢れて崩れてしまいました。
オクラ、トマト、パプリカ、ネギ、セロリ、茗荷
カニ缶、くらかけ豆 が入っています。
寒天をスープの素で味つけて、並べたあとから
流しいれました。
ちょっと崩れて残念。
ひと皿の余白は渚夏料理 茜
(ひとさらのよはくはなぎさなつりょうり)
夏の季語;夏料理
2011年8月25日木曜日
穂草の実(ほくさのみ)
山を歩いていると、思いがけない物に出会う
事がある。
この切り株もハートの形になっていて面白い。
置いた人も、そう思って置いたに違いない。
切り株の上の、紐のような花殻は、きっと木の花
だろうと思う。
すこし涼しいこの辺りの、里山ではとうに散って
しまった「きぶしの花」のようにも見える。
それとも「スダジイ」の花殻だろうか。
木陰でしばし休んで、又歩いた。
句には草の実として詠みました。
切り株に風の置きたる穂草の実 茜
切り株のハートの形小鳥来る 茜
秋の季語;穂草の実、小鳥来る
2011年8月22日月曜日
秋蝶(あきちょう)
(アカボシゴマダラチョウ)
何という蝶だろうか。
暑い日の夕方、庭に水を撒いている時に気づいた。
土の色に似て地味な色だった。
ゆっくりと翅を開いたり閉じたりして水を吸っていた。
口吻というのだろうか、舌のような黄色の管を
伸ばして、せわしなくその先を動かしていた。
翅の端はちぎれてギザギザになり、傷ついている。
10cmほどまでカメラを近づけても逃げない。
よろよろと移動しては水を吸う。
そんなに喉が乾いているのか、遠くから旅してきたのか。
聞いてみたい気がした。
次の朝にはもう姿は見えなかった。
秋蝶の吹かれて来しか水を吸う 茜
秋蝶の水吸う野辺や旅の果て 茜
秋の季語;秋蝶
2011年8月19日金曜日
トマトのかき氷
トマトを1個冷凍庫に入れておき凍らせます。
コチコチに凍ったトマトを大根おろし器で
すりおろすだけです。
砂糖をふりかけて
ブルーベリーをトッピングしました。
テレビで観たアイデアは即いただきです。
口に入れるとすぐ溶けてしまい、
ほのかな甘味がイケマス。
お試しあれ。
意気込みの崩るは速しかき氷 茜
(いきごみのくずるははやしかきごおり)
流すだけ流せば汗の涼しかり 茜
夏の季語;かき氷、汗、涼しい
2011年8月17日水曜日
キツネノカミソリ
草を刈った斜面は「キツネノカミソリ」が群生
していた。彼岸花科。半日陰に咲く。
春、カミソリに似た長い葉を繁らせて、あおあおと
した土手だったが、今はこの花で夕日の色に
染まっている。
花の咲く場所をだいたい把握しているので、時期が
来ると、見にいかずにはおれない。
散歩も目標地があると、歩も軽やかになる。
だから、今日は「キツネノカミソリ」まで来たのだ。
刈草の匂うキツネノカミソリよ 茜
秋の季語;キツネノカミソリ
2011年8月13日土曜日
水遊び
石を丸く積んでいた。
こうして置くと隙間から魚が入り、出る時には
あわててすぐには出れないのだそうだ。
・・と聞いたことがある。
子供達は飽きたのか、離れた所で魚釣りを
始めていた。
子供時代はすぐに終わる。
暑い日の盛りでもいとわないで走りまわり、
汗しても気にならなかった頃、
水辺での遊びは事のほか楽しかった。
川の水が入らないように、岸辺に石を積んで
小さな囲いを作っても、水はどこからともなく
入ってくるのだ。
小さな小エビを入れていても増えてくる水と共に
どこかへ消えてしまうのだった。
懐かしい石を積んで作った輪、きれいな輪に
しばらくみとれていた。
石積んで水に抗う水遊び 茜
(いしつんでみずにあらがうみずあそび)
自転車を草に投げ出し水遊び 茜
夏の季語;水遊び、夏休み
2011年8月10日水曜日
端居(はしい)
ブルーベリーの木が2mを超えている。
庭の隅に植えて10年以上も経つと、実も大きく
なったような気がする。
1週間採るのを忘れていたら、一度でこんなにとれた。
両手に余るほどの収穫だ。
夕方通りかかった友人を招いて、一緒に摘んだ。
摘みながら食べてしまう。
1cm程の小さな粒は、きりなく食べられる。
ものの本によると、株立ちの中の古くなった木は
切り捨てた方が新しい芽がでてくるから良いと
書いてあったけれど、まだその気にはなれない。
ブルーベリー手に分け合える夕端居 茜
(ぶるーべりーてにわけあえるゆうはしい)
手を握る安らぎのあり生身魂 茜
(てをにぎるやすらぎのありいきみたま)
夏の季語;端居(家の縁先に座る事)、生身魂
2011年8月6日土曜日
木下闇(こしたやみ)
前日の雨で小径は湿っていた。
敷き詰められた木っ端が、たっぷりと水を吸い
ふかふかと湿っていた。
この森の中の本筋の道は、木っ端で明るい色
だったが横の獣道に入ると、とたんに暗くて細い
でこぼこ道となった。
脇から伸びている枝を払い、落ちている木を跨ぎ
ながら進んだ。
すると、いつの間にか元の明るい小径に戻って
くるのだった。
珍しい草、茸、詳しく見ていると進まない。
ゆっくりと歩いて森林浴を楽しんだ。
行くほどに水の匂いの木下闇 茜
鳥になり風にもなりし森林浴 茜
夏の季語;木下闇、森林浴
2011年7月31日日曜日
花萱草(はなかんぞう)
青田となって水は忙しい。
水路は田を縦横に走っている。
苗も丈が伸び、分蘖(ぶんけつ)が始まっている。
分蘖とは、根を張り、根に近い方から枝分かれして
いく事である。
一株が太く、本数が増えているのだ。
この時期は草取りも大変らしい。
苗の列の間に入って、ヒエや雑草を取っていた。
いつもの土手は、萱草の花が盛りで
そこだけ残して刈られていた。
夏草の影を叩いて水奔る 茜
(なつくさのかげをたたいてみずはしる)
花萱草田にワイシャツの人動く 茜
(はなかんぞうたにワイシャツのひとうごく)
夏の季語;花萱草、夏草
2011年7月28日木曜日
炎暑
久しぶりに俳句仲間と会った。
場所設定をしてくださった方のお陰で
洋上レストランなる所で句会をする事ができた。
確かに海の上で、静かに絶えず揺れていた。
180度見渡せる窓からは、
遠くにベイブリッジが見え、その間を観光船が何艘も
行き来していた。その船着場もこのレストランに
隣接しているのだった。
是非また来たいと思った。
日本丸は文部省の航海練習帆船で、今はビルの前に
停めて博物館になっている。
日本丸街に炎暑の綱緩む あかね
(にほんまるまちにえんしょのつなゆるむ)
ベイブリッジの点滅あえか夏霞 あかね
夏の季語;炎暑、夏霞
2011年7月24日日曜日
煙の木(スモークツリー)
ただ座っているだけで汗ばんでくる。
朝は涼しいと感じたが、午後からはそうはいかなかった。
散歩の途中で観る「煙の木」はふわふわとして
遠目には煙のように見える。
葉の色が赤と緑の種類があるようだ。
この家の様子はわからないけれど
煙の木がお洒落な佇まいを彩っている。
風死して吐息の如き煙の木 茜
(かぜししてといきのごときけむりのき)
夏の季語;風死す
2011年7月19日火曜日
玉虫
遠回りの散歩をしていると、いろいろ
落ちているのをみつける。
何の実だろうと思いながら拾ってしまう。
どんぐりまでは分かる。
丸いのはサルナシの実?だろうか。
玉虫の翅は、死んでも色を失わないようだ。
生きている時と同じような色だが死んでいるのだ。
箪笥の中に入れておくと着物が増えるという俗信が
ある。法隆寺の玉虫厨子にはこの翅が用いられている。
玉虫の己が死知らぬ色あわれ 茜
(たまむしのおのがししらぬいろあわれ)
玉虫の死を受け入れぬ色として 茜
(たまむしのしをうけいれぬいろとして)
夏の季語;玉虫
2011年7月15日金曜日
楊梅(やまもも)、山桃
楊梅(やまもも)は暖地の山地に自生するそう
ですが、樹形がいいので庭木にもされています。
一枝いただきました。
バス通りの歩道に1cm位の実がポトリポトリと
落ちているのが目につきます。
実は甘酸っぱくて、種に付いている実を歯でこそげ
るようにして食べます。
ほのかに針葉樹のような香り。
幼い頃に食べた懐かしい味。
これを「果実酒」にしましょう。
ワインレッドの楊梅酒ができるでしょう。
故郷の山の匂いよ楊梅は 茜
(ふるさとのやまのにおいよやまももは)
やまももと知らずに踏みて人通る 茜
道ふさぐ蛇の屍まわれ右 茜
(みちふさぐへびのしかばねまわれみぎ)
夏の季語;楊梅
2011年7月10日日曜日
茄子(なす)
輝くばかりの茄子です。
ご近所の友人が採ったばかりの茄子を
自転車で届けてくれました。
さっそく紫蘇と塩揉みにしました。
いつもあちこちから頂く野菜はどれも新鮮そのもの、
切り口がまだ濡れています。
じゃがいもは、皮が洗っただけで剥けてしまいます。
いずれも家庭菜園で収穫した野菜ばかりなのです。
ありがたい事です。
摘み取りし両手の茄子のキシと鳴く 茜
夏の季語;茄子
2011年7月4日月曜日
泰山木の花(たいざんぼくのはな)
小学校の裏門に咲いていた。
大きな花は、ちょうど数え易いかのようにまばらに
咲いている。
日を溜めて、白く輝く高貴な雰囲気がする花だ。
葉は艷があり、朴の花と見分けやすい。
花の写真を撮った後は、あまり気に止めないので、
この花が崩れるように散るのか、ある日突然落ちる
のか、まだ知らない。
泰山木花の見下ろす登校児 茜
(たいざんぼくはなのみおろすとうこうじ)
葉は雨を払う泰山木の花 茜
(ははあめをはらうたいざんぼくのはな)
夏の季語;泰山木の花
2011年6月30日木曜日
翡翠(かわせみ、ひすい)
(嘴の黒い雄、 下嘴の赤いのは雌)
翡翠(かわせみ)はしばらく動かなかった。
この川をテリトリーとして下流から上流へ
又逆方向へと飛ぶのを止めない。
その翡翠が、川の曲がり角の土手に休んでいたのだ。
大きな目には何が映っているのだろう。
一年を通して見られる鳥だが、色の涼しさから
夏の季語とされるようだ。
川幅2m、水嵩50cm程の小川をこの世と
忙しく飛び回っているのだ。
私の動体視力では追うことは出来ない。
今日はどこに出没しているだろう。
翡翠の飛ぶや光となりにけり 茜
(かわせみのとぶやひかりとなりにけり)
翡翠や風も日も澄む山暮らし 茜
夏の季語;翡翠(かわせみ、ひすい)
2011年6月27日月曜日
早苗田(さなえだ)
田植えのすっかり終わった峡(かい)は
湿気か水蒸気のようなものに満ちていた。
空気がすでに濡れているのだ。
降りそうで降らない天気は、向こうの山々を
煙らせていた。
梅雨霞という季語がありそうに思った。
畦の花は「イヌゴマ」です。(絶滅危惧種)
年配の方が作っていらした田んぼでしたが、とうとう
今年は作られませんでした。草が繁ってしまった
田の畦に咲いていました。
峡一つ濡らしていたる植田かな 茜
苗の列我が田のごとく眺めけり 茜
早苗田へ音を消しつつ入る水 茜
夏の季語;早苗田
2011年6月24日金曜日
ジャカランタの花
ジャカランタの花です。
リスボンのある街道の並木となっていました。
10Mあるような高い樹から、まだ3Mの若い樹も
ありました。
しばらく佇っていると、甘い香りが降りてきて
散った花を拾いました。
以前最初にこの樹を見た時の感動が今もあり、
紫の塊に見える房咲きのジャカランタの
樹を見つけるとうれしくなりました。
ジャカランタ咲いて日除けを伸ばしけり 茜
(じゃからんたさいてひよけをのばしけり)
夏の季語;日除け
2011年6月21日火曜日
素足(すあし)
街角で見たドイツのパン屋さん。
噛みごたえありそうな、大きい黒いパン。
柔らかい食パンに慣れている私達にとって
手ごわい感じ、酵母の匂いも違います。
旅を終えて帰国しました。
庭は草茂り、梅雨、と季語の世界へ
戻ってきました。
家の匂いをはっきりと感じるのは、帰った時の
瞬間でしょうか。
我が家はそこはかとなく黴の匂いでした。
久に踏む素足よろこぶ畳かな 茜
(ひさにふむすあしよろこぶたたみかな)
夏の季語;黴(かび)、素足(すあし)
2011年6月16日木曜日
お花畑(おはなばたけ)
(アイガー南壁を望むグリンデルワルトにて)
子供の住むドイツからスイスまで片道飛行機代
6千円程で行けるというので、急遽行く事にした。
目的地はユングフラウヨッホである。
3454Mの高さまで岩山の中をくり貫き登山鉄道が
通っているのだ。
岩の中のトンネルを抜けて下車すると、
そこは3454Mの地である。
氷河と万年雪の世界、
ふらふらする感じだった。
登山鉄道の脇の花畑のきれいな事。
見たこともない花がいっぱい。
あー!いう事なし・・です。
アイガーを望むテラスやお花畑 茜
(あいがーをのぞむてらすやおはなばた)
夏の季語;お花畑
2011年6月13日月曜日
雷(かみなり)
リスボン名物といわれる「鰯」を食べた。
鱗もしっかりと付いて、腸もきれいな形だった。
ただ焼いただけの鰯だが、ワインビネガーをかけて
食べると、今まで食べた鰯の中でも最高の旨さだった。
街のお菓子屋さんには、大人の男達が多く、一杯飲んで
いるかと間違う程、ショーケースに凭れてお菓子と
エスプレッソを飲んでいた。
揚げパンやプデイングのようなお菓子が、懐かしく
日本の味を思いだした。
鉄砲を種子島へ伝えた国という認識だったが、
それを話してくれる人と出会う事はなかった。
遠雷や風の冷たさ何処より 茜
(えんらいやかぜのつめたさいずこより)
夏の季語;雷(かみなり)
2011年6月11日土曜日
片陰(かたかげ)
リスボン(ポルトガル)は石畳で覆われた街だった。
1755年の大地震でリスボンの街は壊滅状態
だったという。
その跡に又街を復興する事になった時、
建物の高さを揃え、外壁の様相を規制し、
碁盤の目に道路を作ったという。
それから250年の間人々が歩いた石畳は、
滑らかでつやつやとしていた。
職人が補修していたが、5cm角からの大理石を
土に木槌で打ち込み、目地は砂で何度でも再生して使えるエコだった。
雨が降ったら、何パーセントかは目地の砂が
吸い込むだろう。
丘の頂上の城への道も、路地裏も石畳だった。
鉄砲を私の故郷種子島へ伝えたポルトガルは、幼い頃から親しみを持っていた国だったが、
それを話してくれる人と出会う事はなかった。
片陰やモザイク補修の石畳 茜
夏の季語;片陰(かたかげ)
2011年6月7日火曜日
夏蝶(なつちょう)
家から15分程歩くとライン河に突き当る。
河幅300Mはあるだろうか、ゆったりとした
流れである。河川敷を含めると1KMだろう。
河川敷の広い原っぱを犬を連れた人々が行きかっていた。
どの犬にも紐はついていなかった。それでも主人に
従っていて吠える事もなく良く訓練されていた。
が、一歩草の中に入ると糞がいたるところに・・
犬の税金を納めるから、糞の始末はしないとか。
電車に乗る時。切符は買うけれど改札口が無い。
抜き打ちの検札が時々あるらしい。
犬も自転車も料金を払って乗れるらしい。
電光掲示板はあるが案内アナウンスも無い。
全体に静か、雑音が少なく大人社会という感じだ。
路面電車に夕方、食堂車が付いているのを見た。
ビールだけを飲んで賑っていた。
国が変われば社会の仕組みも変わる。
という事ですね。
夏蝶に渚やさしきライン河 茜
夏の季語;夏蝶
2011年6月4日土曜日
薄暑(はくしょ)
ドイツの初夏は「アスパラガス」が旬である。
着いてさっそく市場へ行ってみると、白いアスパラ
ガスが山と積まれていた。買うとすぐに皮剥き機で
剥いてくれる。白いアスパラの皮は硬くて食べない。
1kg 15本位 700円。
1本の大きさが、直径3cmで、長さ25cm程だから
その食べ応えがわかるだろう。
茹でてオレンデーズソース(バタークリームのような)
をかけて食べるのが一般的のようだ。
茹でたての熱いアスパラは、日本の掘りたての筍を
茹でた時の味にどこか似ているように思う。
さくらんぼ、チーズ、ビールと食べたい物がいろいろ
ある。楽しみです。
アスパラガスの皮の剥かれる街薄暑 茜
マルクトに山盛り並ぶアスパラガス 孫茜
(マルクト→市場の事)
夏の季語;薄暑、さくらんぼ
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(1)
銀梅花
(1)
鎌倉長谷寺
(1)
雛飾る
(1)
雪うさぎ
(1)
雪だるま
(2)
雪の下
(1)
雲南カラマツ
(1)
霜
(1)
霜の花
(1)
露
(1)
青い花ばかり
(1)
青ぶどう
(1)
青嵐
(1)
青毬
(1)
韮の花
(1)
食は彩り
(1)
香りのリース
(1)
馬酔木
(1)
鬼灯
(1)
鳥の嘴
(1)
鴨
(1)
鵙のにえ
(1)
鶏頭、ミソハギ
(1)
鶴帰る
(1)
麦の秋
(2)
麹
(1)
黄色い西瓜
(1)
(いちじく)
(1)
1
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