2021年9月26日日曜日

栗ご飯、自筆チャイナペイント(絵付け)

専用の絵具で描き800度の電気炉で焼き付けています

栗の渋皮のまま水につけて柔らかく

栗ご飯、もち米入り

鬼皮を剥くところから、渋皮を剥くまで夫が手伝ってくれた。「ふんふん」と聞いてくれる夫に剝きながら話す。子供の頃足が速かったのよ。リレーの選手だった。絵も好きでよく賞を貰っていたのよ。木に登って揺らしては田舎のバスはおんぼろ車~♪と歌って遊んだのよ。そこから見える海は青くて夕日が沈む頃は空も海も真っ赤に染まったのよね。・・・・「はい。わかりました!。もう何十回もその話聞いた。」と夫が言ってチャンチャン。
ここからが良い話なのに・・夫は「そして太陽が沈むとき、海に浸かってジューッと音がしたんだろう。もうこの話覚えちゃったよ。」二人で笑った。夫が覚えるくらい同じ事喋っているらしいのだ。
美味しいご飯作るのだから、この位聞いてくれてもいいじゃないの。と言いながら、我ながら何度も同じ事しゃべるもんだ、孫にも同じ事言われたなとおもった。  老化現象の現れである。昔の事はよく覚えているのに昨日の事はすぐ忘れてしまう。毎日老いていくのが恐ろしい・・・と思いながら「あれよ、あれ」と又言っている。


老いてこそ夫婦の味や新走   美代子 

2021年9月24日金曜日

庭の千草、 とうてい蘭

左端下から時計周りに;じゅず珊瑚、とうてい蘭、黒い花蕊、金水引、ラベンダーセージ、手前の紫式部、真ん中秋海棠


夏の名残りの花、枯れた紫陽花、デイル、ルリタマアザミ


トウテイラン(洞庭蘭)

庭じゅうに秋海棠が咲き、次々に秋の花が咲き乱れている。ここに載せたのはその一部。
宿根草の良さで、季節が来ると勝手に咲き始める。有難いなー。

秋冷の足場組む音緩みなし  美 

2021年9月21日火曜日

鳥威し, 道祖神

     鳥威しのトビ


道祖神(栗を供えてあった)
       

 鳥威しの鳥が舞い上がった。ビニールのトビなのだ。

風に反応して舞い上がり、止むととたんに下へ落ちた。稲をついばみに降りてくる雀達を追う為の工作だ。小さな雀はこんな大きな鳥が来たら逃げるだろう。それとも、、、慣れてしまうのだろうか。数年前は目玉のボール、その前は案山子だった。雀達はすぐに慣れて見破ってしまうらしい。今回のトビは1メートルは超えている大きさだ。効果がありますように。

「道祖神」

この辺りでは時々見かける道祖神。いつもお供え物が置いてある。今日は栗だ。お皿には黒ゴマが残っていたのできっと赤飯か栗おこわに振りかけていたものだろうと思った。小動物が食べてしまったのだろうか。お参りする人がいるらしく十円玉が2個置かれていた。


畑の栗供えてありし道祖神  美

2021年9月17日金曜日

山繭(やままゆ), 彼岸花


道に落ちていた山繭
山繭は天蚕(てんさん)ともいわれる(以前にも載せました)

イギリスのダイアナ妃のウエディングドレスを覚えていますか。黄を帯びた象牙色の光沢が美しい豪華なドレスだった。あの光沢のドレスはこの天蚕から紡がれた絹の布地で作られたと言われている。大勢のボランテイアが森や林に入り、天蚕を集めたという。
(注;当時聞いた話ですので、真偽のほどはお確かめください。)

天蚕とはクヌギやコナラなどの葉を食い、緑色の繭を作るヤママユ科のガが作り出した繭なのだ。皇居で美智子様が育てられた「小石丸」という日本古来在来種の蚕も天蚕とは異なるが有名である。

近所の風景;彼岸花、栗も割れて秋本番である



焦跡も土器の欠片や栗拾う  美 

2021年9月10日金曜日

仙人草の名の由来、秋海棠(庭の花)

        仙人草
まるで雪を被ったように白く固まって咲いている仙人草。

空地の壁一面が10メートルにわたって仙人草で覆われていた。美しいからといって庭に植えると大変な事になりそうな花である。香りがよく清楚な感じのする花だが、秋になると一変してお爺さんの顔のようになってしまうのだ。


仙人草
(クリックすると花が良く見えます)
↓ 秋冬になると

仙人草が秋・冬になると、花は白い毛状のものになりまるで仙人の髭のようになるのだ。その事から「仙人草」となったらしい。

庭の秋海棠に仙人草を絡ませてみた。相も変わらずの花だが、気分は少し変わりそう。
いつも、秋海棠を活けていますが、毎回新しく切りとった花です。


川風のまっすぐ蜻蛉の向き揃う   美 

2021年9月4日土曜日

ユーフォルビア、ニューギニアインパチェンス


寄せ植えが好きだ。自然に生えているように植えるのが好きなのである。
ユーフォルビアの小さな白い花は、多年草と書いてあるが、冬越しは難しい。後ろの赤い花はニューギニアインパチェンス、青い花はトレニア、下にはほととぎす草も咲いていた。狭い庭でも処狭しと植えるから、どれもが絡み合って咲いている。



茄子、万願寺唐辛子の赤、鳥の胸肉を炒めて甘味噌仕立てに。茄子はトロリと柔らかく、万願寺唐辛子は時にからーいのが混じっているので要注意、それもご愛敬だ。
大好きな茄子のみそ炒めだ。


パラリンピックの開会式の美しさに感動して続けて競技をいっぱい観た。元気や勇気をもらうとはこの事だろう。愚痴を言ってはいられない、73歳頑張ろう!


国境は空にもありて雁渡し  美