2020年2月25日火曜日

目白


コーヒーを手に、夫と庭の鳥達を眺めるのは至福のひとときである。
鳥の中でも、目を縁取っている白いマークが目印の目白が一番だ。
卵のように滑らかな胸、しっかりと掴む脚、きょろきょろする丸い眼、どこをとっても愛くるしいのだ。
カメラを定位置にセットして黙って待っていればいい。酸っぱい夏みかんでも旨いらしい。 そのあとの下の様子にはちょっと驚く。地面が濡れているのである。食べながら排泄するらしい。
冬から春にかけても良く見る鳥だが、夏の季語なのである。



陽を入れて目白待つ間のスクワット  mi

2020年2月20日木曜日

アネモネ


                                   
 
いち早く咲きだしたアネモネを、白薩摩つる首に挿してみた。
二月の淡い空に、よく合う色合いだ。
去年10月に小さな球根を植えて約5か月、土の中から茎を伸ばし花を咲かせた。ねぎらいたいような気持だ。
これから幾種類かの球根からどんな花が咲くのか楽しみにしている。待つという事も育てる事の一つに入れよう。少しづつ水をやりながら。



つる首にアネモネの丈空の丈   mi


2020年2月15日土曜日

オオジシバリ

オオジシバリ(黄色い花)

山茶花が11月ごろから咲き始めてにぎわっていたが、もうほとんど散ってしまった。
その中にオオジシバリが咲いていた。
タンポポに似ているので、春到来の気分が強くなった。

新型コロナウイルスの話があの大型客船から始まった。私も客船「飛鳥Ⅱ」に乗船した経験者として、このウイルス感染者の増え方にはさもありなんと納得するものがある。
飛鳥Ⅱには約800名が乗っていたが、船の長さ約300メートル、中央に客室を両脇にした長い通路50メートル位が各階ごとに何本も走っている。12階までのエレベーターが幾つもあった。洋上へ出ると電話が圏外で通じず夫とはぐれたら自分の部屋へ戻るのにウロウロしてしまった。
その時、事故があったらボートの所へたどり着けるのかと危惧した。300人の席があるレストランの一つしかない出入り口に客は殺到するだろうと、その時は要らぬ心配だと笑われたが、とにかく狭い船内に多くの人が乗っているのである。
この空間ではウイルスの飛び交っている空気をだれもが吸うだろう。これも予測できない事故なのだ。
早く無事で帰途につけますようにと祈らずにはおれない。



春遅々と停泊船に届け物    mi

2020年2月10日月曜日

マーマレード

 
 
夏みかんの?マーマレード

「レモン」という名札で買ったが、実際の実は夏みかんのようだった。台木が夏みかんで、それにレモンを接ぎ、夏みかんの勢いが勝ったというところかもしれない。
袋状の実は芯に少しあり、ほとんどが白く皮に値いするものだった。刻んだ皮を水の中で良く揉み、水を変え苦味を薄くしてから煮込んだ。
とろみの出来るペクチンは「種」から出るので茶葉用紙袋へ入れる。砂糖と一緒に煮込むこと30分。
なんと良き出来栄え!!
少しの苦味がいい感じ。
クラッカーに乗せて、コーヒーと。



春光やとろとろとろりマーマレード   mi

2020年2月5日水曜日

散歩コース

行きつけの蕎麦屋へ

江の島から観た富士山(1月)
                

「今日は蕎麦食べに行こう」夫の一声で散歩コースが決まる。目的があると足取りも軽い。夫は好物が待っていると思えば尚更だ。
片道3キロ、旧街道の歩道は狭く、ずっと串団子状態で縦に並んで歩く。
途中のお寺にはコブシが蕾を尖らせていた。
紅梅はもう満開だ。
イヌフグリ、タチツボスミレも咲いている。
春なのだ。
そろそろ庭の土にも堆肥を播かねばならない。
薔薇の細い枝は切り落としておかねば。
忙しくなってくるよ~。

・・帰りはさすがにタクシー利用となった・・



灯台へ行く道一つ藪椿    mi