2019年6月28日金曜日

山桃

500円玉と同じ大きさ

焼酎に漬けて3日目

「李下に冠を正さず」という故事(?)がある。
スモモの下で冠を直すと実をとるのではないかと思われる。疑われる事はしない方が良いという教えだ。

3月、山桃の木の下を通ると、そこの主人が庭掃除をしていらした。
「見事な山桃の樹ですね。」と声を掛けると、
まだ実もついていないが枝ぶりの良い樹に目をとめた私に、喜んで実の大きさを話してくれた。
それから3か月、そのご主人が袋いっぱいの「山桃」を届けてくださったのだ。
思ってもみなかったプレゼントに驚いた。
ちょっとした立ち話だったのに、わざわざ届けてくださった心遣いに感謝と恐縮しきりだった。

その故事をふと思い出したのだ。
うれしい山桃の実を前に私の勝手な解釈。
「人には話してみるもの、褒めるもの、親切にするもの」
逆もまた真なりなのである。
うれしい一日となった。
甘-くて果汁たっぷりの逸品を頂いたのである。



袋はや山桃の染みだしており   美代



2019年6月26日水曜日

らっきょう


今年2度目のらっきょう漬け。
これが1キロの量だが、一度目の「らっきょう」はどういう訳かすぐに売り切れてしまった。
日に3度、家で食事をすると新しい漬物に惹かれてしまうらしい。
それで2度目のらっきょうを漬けることに。

らっきょうは洗って外皮を剥き、根本のひげと茎を切る。
その時、長めに残し茎を切り落とすのが好きだ。
昔、郷里に「らっきょう」の形そっくりの飴があった。
その飴の形が私の手本になっているようだ。



らっきょうの形むかしの涙型    美代


2019年6月23日日曜日

パッションフルーツ(時計草)

 
 パッションフルーツ(時計草)



上絵付け、器に描いた(時計草)の花

パッションフルーツを友人から頂いた。
ほのかだけれど、はっきりとした香り、夏の香りだ。
卵を一回り大きくコロッとした形。
スプーンですくって食べると、種が意外と大きくて多い。
ガリガリと噛む感じだ。
甘酸っぱい果肉とそのジュース、ガリガリとかみ砕く種、他の果実には無い感覚だろう。
夏を食べているようで気持ちが揚がるのだ。

下は近所の生垣に絡まっている時計草の花。
目立たず自己主張している。


時計草花のひっそり自己主張     美代


2019年6月19日水曜日

アスパラガス(上絵付け)



欠片のような器に描いた上絵付け、「さやエンドウ」と
「アスパラガス」である。
800度の炉で焼成しています。
(最初からこの形の器なのです)
長い皿にはアスパラガスを盛り、
丸い皿には茹でたさやエンドウを。

庭の隅にアスパラガスを一株植えた。
スーッと伸びたアスパラガスをポキリと折って、その場で食べる。
その甘さは想像以上だった。

一度にわずか2本ほど収穫するだけだが、2人暮らしにはちょうどいいのである。







2019年6月14日金曜日

楮(こうぞ)の実、キキョウソウ

 
キキョウソウ

楮(こうぞ)の実


散歩の途中に出会った草花たち。
「キキョウソウ」は道端の歩道と車道の隙間によく見かける。
1cmほどの小さな花だ。

赤い実は「こうぞの実」。
木苺かと思って、一つ口に入れると甘かったが、粘りがあるのですぐに吐き出した。
後で「楮」と知り、あの粘りに納得した。
「こうぞ」「みつまた」は紙の原料として知られている。
繊維を絡ませて漉くには、粘りの強いトロロアオイ等を混ぜるので、「こうぞ」の木自体にも粘りはあるのだろうと思った。

食べられる実ではあるそうだが、
それにしても、すぐに口に入れてはいけない・・・反省。





2019年6月8日土曜日

レースドール 2

手作りの磁器製人形
 


 
 



 
 
 

2019年6月7日金曜日

レースドール 1






ポーセレン(磁器)の人形です。
色のついたポーセレンの粘土で作り1200度の電気炉で焼成した人形。
綿のレースに粘土をしみ込ませ、ボデイに張り付けるように着せていきます。糸の1本1本に粘土がついていなければ焼いた時穴が開くことになるので、細心の注意が必要になります。
手元に残った数体がまだきれいに変わらずに。

ドレスのデザインを考えながら作った日も昔になりました。
記録として載せておきたいのです。