2023年4月29日土曜日

青麦畑、熟れた麦、れんげ畑、イキシア、アマドコロ

4月18日 「青麦畑」

青麦畑の右側、隣の畑に「畔塗り」がされて、四角い小さな土手がきれいに塗られ、角がたっていた。「畔塗り」は田んぼに水を張った時、水が漏れないようにする為です。

4月28日、熟れてきた麦。  右の「畔塗り」はまるでセメントのように固くなって。

珍しくなった「蓮華草」


道端の草「クサノオウ」、キンポウゲ科

庭の花「イキシア」

庭の花「宿根プリムラ」

庭の花「アマドコロ」

 久し振りに田んぼの方へ行くと、青麦は熟れて黄色になっていた。6月になると、水が張られて田んぼになる。二毛作だ。これがたった一つの田んぼというのが残念だ。どの田んぼも田を遊ばせないで麦を作ってほしいと思う。
私は田舎で育ったが、田んぼは近くには無かった。ここへきてから田んぼの四季が珍しく、観察するようになった。今では水を張るのが遅れる田んぼの心配をし、稲刈りも見届けたいと、勝手に親しく想っているのである。

青麦の向こう小さく海光る  miyo

2023年4月24日月曜日

若楓、アカシア、ヤマボウシ、スズラン、諸葛菜、山吹

若楓、かきつばた、紫蘭、アマドコロ

ニセアカシアが房を揺らしていた。今年は花房が少ない、どうしたのだろう。

ヤマボウシ

スズラン

下の紫の小花が、諸葛菜。枝が下がっている木は水木。

山吹

ニセアカシアが咲いていた。この花房は天ぷらにして食べる事が出来る。昔、野草を食べる会に参加した時、他に赤い椿も蓬も土手の野蒜も食べた。天ぷらにすると、野草は苦味も癖の強さも抜けて、おとなしく天ぷらの味になるのだ。そして天つゆという強い味方に、納得しほっとして「美味しい!」と口々に言うのだった。

春愁や泣くと笑うの似たる息  miyo 

2023年4月19日水曜日

庭の草花を活ける、草いちご

庭の草花で活ける


ホウチャクソウ(上)、アルムイタリクム(左広い葉)、アマドコロ(右端)、オルレア(白い花)、アジュガ(青い花)

自筆;ホウチャクソウ。専用絵具で白皿へ描き焼き付けています。


姫ウツギ; (枯木の時に肥料を施したのが良かった、1メートル幅)

    アジュガ(西洋十二単)


  ラナンキュラスラックス(花びらが光っている)


草いちご;(3月22日の草いちごの花を参照してください)


ホウチャクソウは、自然に庭に出てきた野草だ。今ではお気に入りの草となった。他の草花も宿根草で毎年出て来る正直者だ。鉢植えでは無いため、水やりの必要がなく手間いらずである。   草いちごは花から赤い実になるのを見守ってきた。一つ試食してみると、予想通り「甘い!」です。


ふらここや宙に一人と気がつかず  miyo


2023年4月12日水曜日

たけのこ、二輪草、ラナンキュラスラックス、ひめうず(姫鳥頭)、

  筍の皮を剥いて、縦半分に切る。友人からのおすそ分け。感謝 感謝。
茹でて木の芽和え(山椒の葉)、筍と鶏ささ身と人参の煮もの。(人参は甘い!)
 翌朝、残った煮物に青菜を足して卵とじに。
二輪草、庭隅にひそと咲いていた。

3年目の「ラナンキュラスラックス」

花数が多い、日持ちする、地植えで植え替えなしでも良い、リーズナブルである。


5ミリの花「ひめうず」も咲いた。キンポウゲ科。

 旅から帰ると、庭の緑が濃くなり蕾も花に。たった2日の旅だったというのに、長く留守をしたような気分がする。これから咲く草花たちが順を待っているが、これ以上鉢を増やすのは、もう止めよう。手入れも負担に思うようになってきた。できるだけで良いとしよう。

種蒔くや老いても学ぶ事ばかり   miyo

2023年4月8日土曜日

吉野千本桜、高野山、室生寺

私は、自他ともに認める「雨女」だ。吉野、高野山も雨の中だった。加えて桜は例年より早く散ってしまったらしく、「奥千本」まで登ったが、桜はちらほらと見える程度だった。それでも、刻刻変化する雨霧の中の1本の桜が、荘厳な絵画のようでもあり、しばらく見入ってしまった。
吉野全体が急斜面、私の感覚では15度から30度の坂道ばかり、転ばないようにバスの集合時間が気になって急いだ。
「高野山」も、雨の合間の2時間だった。なかは広く奥の院までを、ガイドさんに付いて回るのが精一杯だった。空気がしんと引き締まるような奥の院では、数年ぶりに御開帳となった地下霊廟の、空海が使用されたというお品に直接手で触れる事ができ、宗教を持たない私にも、なにか心に響くものがあった。



「室生寺」はまたの名を「女人高野」というようだ。シャクナゲの群生に取り巻かれた風情は、その名にふさわしいと思った。これから5月にかけて全部の木が花を付けると、どんなに美しいだろうと想像した。     
1泊2日のツアーは、新幹線とバスでの急ぎ足の行程、高齢者ばかりの一行だったが一人も遅れることもなく、歩き通すこともでき無事帰宅できたのが良かった。今度という機会があるかわからないが、ゆっくりと足を止めて墓石の文字を読み、座禅を組み、お庭も拝見したいものだと心からそう思った。

(パンフレットより)





山一つ雨の掻き消す遅桜     miyo

2023年4月2日日曜日

ツワブキを食べる、紫木蓮、タンポポ野

庭のツワブキを摘んだ。産毛が葉や茎についている若いツワブキ。

     ツワブキを湯通しして、薄皮を剥く。

   炒めて少し味をつける。砂糖と醤油で簡単で素朴に。
   
里山の桜、右端の影は丹沢大山。
      
    紫木蓮、 

    一面のタンポポ野


ツワブキは、春だけの懐かしい味覚だ。野性的な香りが旨いのだ。湯通しすると、するりと皮が剥ける。


大山の入り日に透ける桜かな   miyo