2019年4月25日木曜日

春らんまん



10年程前に描いた直径32cmの陶板である。
隅に小さな草花、果物もいれてみた。
本当は、薔薇よりも野草で埋めたいと思う。
今食卓の真ん中に置き、
急須やコップをまとめている。


掛けあわせて作られたハイブリット系の大輪の薔薇よりも蔓薔薇の小花、パンジーの張り付くような大きな花びらより、忘れな草の可憐な水色に惹かれるのだ。

庭にはホウチャクソウが密かに花をつけている。
 
エビネも花株を増やしている。


まだこれから咲く花が待っている。
それを考えると寝覚めもいいのである。




2019年4月17日水曜日

草餅

 
「ヨモギ」を茹でる。
 

 

ヨモギを搗きすり潰す


柔らかくした餅と搗きまぜて


今年もヨモギを摘んだ。
摘んだから餅にするか・・と作ってしまった。
自己流だから、出来栄えはいまいちである。
それでも、友人にお裾分けできた。
緑の濃さが売りの草餅になった。

この時期の 「草摘み」 の楽しさ。
土筆にはじまり、セリ、ヨモギ、つわぶき、春の香りをいただくのだ。
山椒の芽もぷんぷんしてくる。
新たまねぎも店先に、
菜の花の御浸しより、新小松菜が勢いがある。
新わかめもある。
草があるかぎり食欲は衰えないのだ。









2019年4月14日日曜日

くぬぎ林の草花

 
十二単(じゅうにひとえ) 
 
ミツバツチクリ



姫烏頭(ひめうず)
 
 


中でも、姫烏頭(ひめうず)のはかなげな様子はどうだ。
花の大きさ 4mm 程度、横向きに咲いている。
葉はオダマキの葉を極小にしたような形。
どんな原っぱでも土手でも見かける。
そのかわり
しゃがんで、じっと目を凝らさなければ見えてこない。
たんぽぽの隣になっている事もあるが、
植え込みの下などににひっそりとしている。
一度見つけると又探したくなるのだ。



ささやかな楽しみなれど大切な
  草の花観に野に出る時間    美代








2019年4月11日木曜日

みな、 蜷(にな) 海蜷

 




「みな」と私達はいっています。
鹿児島の友人が送ってくれました。
海の浅い岩場の潮溜まりで、足腰濡らしながら採ります。
関東地方では「しったか」というようですね。
茹でて爪楊枝を挿して巻くようにとるとツルと出てきました。
潮の香りが何とも言えません。
茹でるとき、「みな」の殻がカシカシと鳴りました。


蜷茹でて潮騒のよみがえりけり    みよ







2019年4月7日日曜日

名草の芽


ギボウシの芽である。
ある朝見つけて、さて何の芽だったかなと少し考えて、
あわてて堆肥をやったりする。

芽はいかにもきっぱりと、土を割って出てくる。
土の汚れ、砂粒1個もつけていない。

写真は堆肥をやって水をかけたので少し汚れているような気がするが。
とにかく感動するのである。



土中の闇微塵もみせず名草の芽    美代