「宇宙芋」という珍しい物をTさんが届けてくださった。彼女が家庭菜園で育てたものだ。写真の大きい芋の長さ13cm、幅10cm、重さ約200g、の巨大さ。これは、ヤマイモ科の蔓にムカゴとして生っていたものなので、とうてい蔓では支えきれないだろう。大きくなると、自然に落ちたそうだ。
東南アジア原産で、大きいものになると赤ちゃんの頭の大きさになるという。
切ってみると、少し粘り気があり、細切りにして炒めてみると、さつま芋のような歯ざわりだった。
Tさんは20年も前、家庭菜園をやっていた時の先輩だ。その頃小さな畑を耕すのも初めてのことで、鍬の使い方から教えてもらった。買ってきた鍬を振り上げて打ち下ろすと、Tさんが飛んできて、「これは、そういう使い方をする鍬じゃないのよ。足を怪我するわよ。」と、鍬にも種類があるのだと教えてくれた。思いつくかぎりの野菜の種を蒔き、毎日の草取りも収穫を想えば苦にならなかった。もともと農家の方の畑なので、土に力があり、たいした手入れもしないのに、どの野菜も収穫は驚く程の見事さだった。
「当時の収穫した野菜達」
ジャガイモの収穫
紫玉葱の収穫
秋蒔きの野菜(1袋の種を全部蒔き、一体何種類あるでしょうか)
秋蒔きの土の湿りを均しけり MIYO