2023年1月30日月曜日

宇宙芋(エアーポテト)  20年前の家庭菜園


宇宙芋」という珍しい物をTさんが届けてくださった。彼女が家庭菜園で育てたものだ。写真の大きい芋の長さ13cm、幅10cm、重さ約200g、の巨大さ。これは、ヤマイモ科の蔓にムカゴとして生っていたものなので、とうてい蔓では支えきれないだろう。大きくなると、自然に落ちたそうだ。

東南アジア原産で、大きいものになると赤ちゃんの頭の大きさになるという。

切ってみると、少し粘り気があり、細切りにして炒めてみると、さつま芋のような歯ざわりだった。
Tさんは20年も前、家庭菜園をやっていた時の先輩だ。その頃小さな畑を耕すのも初めてのことで、鍬の使い方から教えてもらった。買ってきた鍬を振り上げて打ち下ろすと、Tさんが飛んできて、「これは、そういう使い方をする鍬じゃないのよ。足を怪我するわよ。」と、鍬にも種類があるのだと教えてくれた。思いつくかぎりの野菜の種を蒔き、毎日の草取りも収穫を想えば苦にならなかった。もともと農家の方の畑なので、土に力があり、たいした手入れもしないのに、どの野菜も収穫は驚く程の見事さだった。

   「当時の収穫した野菜達」
ジャガイモの収穫

紫玉葱の収穫


          西瓜の収穫

秋蒔きの野菜(1袋の種を全部蒔き、一体何種類あるでしょうか)

秋蒔きの土の湿りを均しけり    MIYO

2023年1月26日木曜日

寒に頑張る花たち、おつまみセット、

          庭の水仙


         1年を通して咲いてくれる アブチロン

          庭の万両

4年目になる百円のシクラメン
       
       蝋梅の花の中に小さな蜂

蝋梅林、ひとめ100本の贅沢さ


      今日のおつまみセット

気に入っている「おつまみ」。大根ステーキ。厚切りの大根にきざみを入れて、オリーブオイルとニンニクでじっくり15分位弱火で焼く。お箸が通るようになったらジャッと醤油かポン酢をかける。 いくらでも食べられそうな、淡泊ながら味わい深いのである。
ビールは「BEERY,ビアリー」名前のとおりビールのような、アルコール度数は0,5度というていたらく。しかしノンアルコールの中で今一番気にいっているビールが ビアリーなのだ。たまに夫の飲むビール、私もその時は付き合うのである。

遠吠えをせぬ犬白き山茶花嗅ぐ  miyo

2023年1月18日水曜日

冬耕、大山、芋きんとん、生牡蠣

  谷戸の小さな畑も、丁寧に耕された。畔(あぜ)のカーブは昔のままだろう。春になると、桜も桃もいっせいに咲くここの景色が好きだ。畑の前にあるお宅の、大きな椿の下で休ませてもらう。日当たりの良い低い石垣に、そこのご夫妻と老犬と一緒にならんで日向ぼこをしながら、家の前に植えている樹の話をする。まだ咲いていないヒュウガミズキを覚えている私に、「大きな柏の木を伐ってしまった。」と報告するかのように言った。「でも蝋梅がきれいにカバーしていますよ。」と相槌を打つ。互いに名前も知らない顔見知り、散歩の途中で挨拶をするようになり、樹に咲く花の話を互いにするようになって久しい。

約1か月、雨が降らなかった。冬の大山はいつもすっきりとしている。

芋に、あんこを掛けて。私は好きなんだけどナー。

年に一度の我が家の「生牡蠣まつり」。いただいた牡蠣を二人で堪能する。ああ、贅沢至極!今夜は1人4個にとどめておこう。(手前の茶色はカメラの影)


冬耕の畝美しく水の音   miyo 

2023年1月15日日曜日

どんど焼き、2つの地区

15日、AM9:30「おめでとうございます」の挨拶に続いてお神酒がふるまわれ、どんど焼きは始まった。青竹の爆ぜる音がポンポンと響いた。最近は小さくなってしまったと傍にいた古老の言葉、「今日は午後から雨という事で、ちょうど火消によいですね。」と言うと「とんでもない。灰になるまで焼かないと、炭を田んぼに残して置けない。夜になって灰になるのを見届けるまで終わらないのだ。」と言う。参加者50名程が取り巻いていた。

あらかじめ、道祖神の所へお飾りなど納めておくと、係の方が、どんどの竹の下へ入れてくださるのだそうだ。勿論、始まってからもつぎつぎと投げ込まれた。
いよいよ点火、松明が四方から火を付けた。


       書初めの長い書が舞い上がった。
火の粉は黒い蝶のように舞いあがって、いつのまにか燃えカスが私の肩先にもついていた。帰り道、2キロ歩いた所へも黒いリボンのように落ちていた。・・火事の飛び火の事を一瞬想像した。

青竹は倒れても尚、弾ける音がした。見物人の私達にまで振る舞いのみかんが配られた。以前は、ここで餅つき、団子焼きが行われ、賑やかだったそうだ。

             *****

14日、小鮎川の川原でも「どんど焼き」。 堤を1キロあまり急いで歩いたが、着いた時には火は小さくなっていた。  川面に火が映っていた。
 



 青竹の爆ぜてどんどの火は高く   MIYO
  
 舞い上がる火の粉は蝶にどんど焼き  MIYO

2023年1月9日月曜日

埋火(うずみび)、さんまの御長寿クイズ、檀の実

 元日午前中お参りしたお寺の境内に、お焚き上げの跡らしい残り火があった。土俵のように、丸く砂利で囲った真ん中にあった。



年末の恒例「さんまの御長寿クイズ2022」をたまたま観た。数年前笑って観た事もあったが、今回は笑えなかった。80歳代の御老人達に簡単な問題を出し、その珍解答が笑いを誘うという番組である。少し観て哀れで涙が出そうになったので止めた。一生懸命答えていても、正解はでてこないのだ。笑えない、まるで明日の私ではないか。私も話の途中で「アレ、あれよ」と名詞を忘れてもどかしいのだ。人の名前もすぐに出てこない。一日かかって思い出す。ふっと出てくるのだ。  人は皆年をとる。元気な人も、病弱な人も、年をとっていくのだ。せめて笑い合いながら年をとりたいと思うこの頃である。出演の御老人たちは、あっけらかんと笑っていたので、案外そんな笑いを本人たちも楽しんでいるのかもしれないと思った。


   檀(まゆみ)の実が、しぶとく下がっている。周りが枯れ一色の中、赤い実をのぞかせていた。1センチに満たない大きさだから、気をつけて観ないとわからない。「柿」のようだと言ってはいけない。「檀」なのだから。
そろそろ「どんど焼き」が始まったようだ。部落によって日にちが違う。さっそく8日にやった所もあり、近くの集落では15日だという。田んぼの真ん中にそれらしい青竹が高く組まれていた。

  埋火の赤く境内誰も居ず   miyo

2023年1月5日木曜日

梔子(くちなし)ご飯、

「 黄色い梔子のご飯」この季節になると一度は炊きたくなります。無味無臭。



梔子の実

梔子を水の中でつぶす。炊飯の水に黄色くなった水を混ぜて炊くだけ。

今年も始まりました。新しい気持ちで続けたいと思います。  何の変哲もない日常を書き、季節の巡るたびに、去年と同じ花、同じ風景、同じ田んぼ、代り映えのない写真ばかりで申し訳ないような気がしますが、無理のないところで書いていきたいと思います。

               *****         

孫娘と一緒に活けた花

お正月は、子や孫が来て大忙し。  しかし年末から抜かりなく、豆、ローストビーフ、筑前煮、蕪の菊花酢、お刺身用魚の解凍、とろとろ昆布巻き、芋のきんとん、赤飯(お土産用)を用意した。いつまで作れるかと思うと、今年も作ってしまった。二十歳の孫娘が良い助手となってくれた。


      毛氈を畳みて二人早や四日   MIYO

2023年1月1日日曜日

謹賀新年、兎の干支、万両生け花

自作;兎の土鈴

みちのくから「ぴょんたさん」が遊びにきました。町の「ぴょんこさん」たちは、こぞって迎えました。「ぴょんたさん!お久しぶりですね。」
「あれ、いつもの赤い毛糸帽はどうしたの。」とぴょんこさん。
「今日はおめめが赤いから、赤い帽子は止めたんだよ。」
「そうなの。私達も、長いお耳が寒いから、ぴょんぴょん跳ねているのよ。」
「今年も一緒に遊ぼうね!」        おしまい

うさぎの土鈴は、石膏で型を作り、白い粘土を流し入れて固めます。その途中で粘土が固まらないうちに少し抜くと、中が空洞の土鈴が作れます。それを電気炉で焼成しています。幾つも作って知人に配りました。20数年も前の事、今でもお正月に飾ってくれる方もいます。蚕で出来た兎は、みちのくのぴょんたさんのお土産でした。


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明けましておめでとうございます。一陽来復、今年も前向きに暮らしていきたいと思います。よろしくお願い致します。皆様がたの御健康とご多幸をお祈りしています。


自分の庭で育てた草花を活けるのがうれしく、つい全部入れて活けてしまいます。
まわりの山野で見つけた小さな花も時には加えて。
  ・庭の万両、千両
  ・アブチロン
  ・水仙
  ・コンビニの 小菊、赤いカーネーション
  ・松



ふるさとの丸餅届きありがたし  miyo