2021年6月27日日曜日

アガパンサス、ミニトマト、ニガウリ

アガパンサス(わい性)が咲き始めた。
紫陽花、フェンネルの黄色、ヒメジョオンの白色と。

毎日数個採って食卓に

ニガウリの緑が窓辺を覆うのももうすぐ。
 
六月の花は雨の色だ。青いアガパンサスは雨を称えて茎の長さが美しい。
庭の隅に植えた2株のミニトマトは熟れ始めて、15房程も生っている。1房に10~20個も実をつけるので、全部で100個以上?もしかすると300個は収穫するつもりだ。今年のトマトは魚粉の入った肥料がよかったのか甘い!庭に摘むトマトってうれしいものですね。
 

2021年6月22日火曜日

合歓の木、 紫陽花、ルドベキア

 

 
 

玄関前
 
梅雨入りとなった。合歓の葉は切り株からでているひこばえだ。葉の作りが日射しを通して軽く感じる。
 
No2,  イタリア記    イタリアの北部トリノを過ぎると列車の窓には緑の草原が広がった。でも良く観ると根元にキラキラ光る水を湛えているではないか。水田が広がっていたのだ。リゾットという米を使う料理があるから不思議ではない。しかし、6月の日本と同じ光景をイタリアでみるとは驚いた。聞けば、じか蒔きだという。土に蒔いたあと水を張るか水を入れた後、籾を蒔くかだという。1列には並んでいない。ばら撒き状態の生え方だった。畔道が見つからなかったが1枚の田の広さは学校の運動場の広さだと感じた。
 
 
いちはやく川を見に行く梅雨入かな    美 

 

2021年6月17日木曜日

梅肉エキス、イタリアぶらり旅

バチカン市国

ポンペイ遺跡(ローマのバスに乗って5時間)
うしろ遠くに見えるベスビオ火山 
 
 
列車のコンパートメント(個室)顔なしが筆者
  
NO1.  2008年、日本でイタリア等5か国で使える周遊券だけを買い、あとは気ままな夫婦イタリア旅行となった。列車のコンパートメントに乗り合わせた乗客、ダビデ像に似ていた青年に声を掛けると、彼は25歳士官学校を卒業して来週からアフガニスタンに出兵するという。後から乗ってきた母娘は田舎から出てきて買い物の帰りだという。するとその母親の方がバッグから小さな袋を出し、中から真っ黒なキャラメル大の塊を口にポイと入れると私にも袋を差し出した。興味につられて一つ貰い口に入れると 「! これは知っている味だわ!」   それは懐かしい「梅肉エキス」の味だったのだ。子供の頃、腹痛をおこすと舐めさせられた記憶がある。聞くと、製法はまったくの梅肉エキス、毎年この時期に作られ、店にも置かれているお菓子だという。昔から年中食べている庶民のお菓子だという。この酸っぱい黒い塊がお菓子とは!!
私は手帳を切り取り、小さな鶴を折って3人に差し上げた。青年は「これは祈りですね。大切にアフガンに持っていきます。」と財布に挟んで降りていった。梅肉エキスに外国にも知られている折り鶴、世界は繋がっているのだ!
イタリア語、英語、日本語が混ざりあい、それでも話は通じ和やかな雰囲気に。もっとも夫のお陰が大ですけど。あの青年は無事だったのだろうかとふと思う。戦争という言葉が現実の世界の目の前にいる若い青年が出兵するという生々しい話としてすぐにはつながらなかった。返す言葉が見つからなかった。今も戦争は続いているらしい。。


 
(PCの中の写真は消えていて、古いアルバムを映したので画面が鮮明ではありません。)  
 
夏旺ん梅肉エキスを伊太利に舐め  美

2021年6月7日月曜日

夏椿


 
夏椿、ヒペリカム、ビヨウヤナギ どれも一日花である。庭にある草花を活けると時期を逃さないように気をつけなければならない。朝、目を付けていた夏椿の花は午後目の前でポトリと落ちた。
 
約40年も前、アメリカに暮らしていた時、着くとすぐに英会話学校へ通い始めた。幾つかに分けられて、この20人程のクラスが始まると自己紹介をすることになった。イタリアから来た青年は丸めたピザ生地をクルクルと回し、あれよあれよという間に頭上に大きな円形の生地を広げてしまった。拍手喝采だった。ソフィアローレンそっくりのイランの女性は観たこともない美しいオーロラのようなお菓子を持ってきた。私はというと、生け花を披露したのだった。庭の木の枝と途中で買ったお花を用意してワイングラス型の花器に枝を垂らして活ける小品をパフォーマンス。その木の名も花の名も知らなかったが即興で活ける楽しさが役にたったのだった。
 
 
真白きは残して掃けり夏椿 mi