2024年1月27日土曜日

玉虫の翅、冬木の芽

日本にはタマムシの仲間が約200種類いるそうだ。法隆寺にある国宝・玉虫厨子は玉虫の翅鞘(ししょう)が使われていることでも有名。 
 散歩の折、石段の上に玉虫の翅を見つけた。正確に言うと、玉虫の背の左右の翅鞘の内の1片が落ちていたのだ。過去何度か拾ったのもこの辺りだった。記憶では、頭上にはエゴの木、椿、桜等があるが、どちらかの木の葉が好きなのだろう。甲殻類の甲羅のように玉虫の翅(内側に柔らかい翅がもう一枚あるようだ)は、硬くツヤツヤしている。今度も本体(中身)は無く、翅梢のみだった。硬い殻は虫や鳥達にも食べられないのだろう。生きている時と変わらない色。
拾って帽子に挿した。日射しに応えて光るのだ。カッコイイ!・と思っている。
下線の部分は間違いを直しました。スミマセン

知っている筈の木の名前がでてこない。一日置いて思い出した。「ドウダンツツジ」の冬芽のようですね。


   玉虫の一欠片にも冬日濃し   miyo

2016,8,1 ブログに載せている句
   玉虫の金属武装する途中  miyo
        玉虫の己が死知らぬ色あわれ  miyo

2024年1月25日木曜日

晩白柚、紅梅、蝋梅

  晩白柚(ばんぺいゆ)「熊本産」、胴回り60cm、直径22cm、誰かのウエストサイズと同じくらいあるでしょう。高級品。頂き物で私も手にする事ができました。

 中を割ると、皮の厚み4cm、実の部分は夏ミカン程の大きさ。味は爽やかな甘さ、それも程よく濃くもなかった。これは、皮を主に使う事で知られている。皮を干して砂糖で煮ると、お土産で売られている砂糖漬けになるらしい。


「緑の大根おろし」、頂き物の大根をすぐに擦ってみると、なんと「緑色」。二人とも大好きな大根おろしを、毎日頂くことができるのです。ありがとう!

お寺の紅梅が満開になっていた。青空と紅梅がよくマッチしていた。

蝋梅も満開、この辺りでは、畑のそばにも植えてあった。

こうして「頂き物」で今年も始まりました。頂いたり、差し上げたりが無理なく、おすそ分けが出来る友人たち、感謝して今年もよろしくお願いします。


友垣の間合い程よき春隣    miyo 

2024年1月19日金曜日

どんど焼き

      1月14日 午前9時
     書初めの習字の紙が空に舞うのを待っていた。
     いよいよ火が付けられた。
     二人の男性が、書初めを吊っていた棒を火にかざした。
       書初めは焼けて、大空へ舞い上がって行った。

ざっと100人程の参加、このあと、お酒、火に焼く団子、いろいろ楽しめる物が配られているようだった。

この近所の地区のどんど焼きに、我が家の正月飾りを一緒に焼いてもらおうと、少しの御祝儀を包んで行った。高く組まれた竹の中に、我が家のそれも入れてもらった。空へ煙と共に舞い上がるのを見届け、一年の家内安全を祈って帰った。

(PCの不調により、しばらくお休みしました。)


どんど火に習字の文字も舞い上がる   miyo

2024年1月1日月曜日

謹賀新年 2024年


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

「やあ、今年は暖かいお正月だけど、岩手の方はどうだい?」待っていた街の友人たちが聞くと、みちのくの友は、繭から作られた小さな辰のお土産を配りながら、「雪は積もっているよ。」と元気に答えました。いつもニコニコとして穏やかな彼を囲むと一気に場が和むのでした。


辰の土鈴は、24年も前に作ったものです。石膏で型を作って粘土を流し込み、型抜きした辰を焼成するまで、小さいけれど時間を要するものでした。よく作ってきたなあと、体が動かなくなった今では懐かしい物の一つになりました。


 
万両、千両、南天、つわぶき、水仙の葉、 

今年も庭の花から始まりました。どのくらい活けられるでしょうか。


   平凡は幸せと知る去年今年   miyo