2022年3月31日木曜日

里山の桜、スノーフレーク、土筆


里山の桜
よく手入れされている桜の土手、桃と一緒に華やかだ。

                                       庭のスノーフレーク

             土筆
少し足を伸ばすと里山へ近づく。道路から見える大きな屋敷の庭では、お茶会が開かれていた。家をとりまく椿、トサミズキ、ヒュウガミズキ、ミツバツツジ等、いつも花ノ木をみせてもらう。足下にも気を配る。つくしも、ノカンゾウの新芽もあるのだから。


落日を見ていて土筆踏みにけり  miyo 

2022年3月27日日曜日

シデコブシ、辛夷、桜、トウダイグサ,諸葛菜

              シデコブシ
            シデコブシの終わりの頃
辛夷
           
トウダイグサ               
       
                                             諸葛菜 通称 大根の花
                                          
いっせいに春の草花が咲き始めた。「シデコブシ」の鮮やかさには驚く。咲き終わりは名前のとおり、注連縄などに下げる紙・シデのように下がっていた。比べて辛夷は青空を背景に小鳥が遊んでいるように見えて仕方ない。  

辛夷咲く積み木のごとく家の建つ    MIYO

2022年3月24日木曜日

 永別の言葉

菜の花
                                     しだれ梅
私は、義姉(夫の姉)達とも仲良くさせてもらった。一人欠け二人欠けして本当に寂しい。 m姉さんが緩和ケア病院に入ると電話で聞いたのは今年の1月だった。「もう決めたのよ。決めたらなんだかホッとしたわ。」と言っていた。しばらくして病院は慣れたかしらと思っていると、か細い声になっていたがm姉から電話がきた。

「M子さん(私)貴女にはお世話になったわねえ。私も85歳だよ。ちっとも怖くないのよ。覚悟は出来てるの。・・もう痩せて骨と皮になってしまった・」
私はとっさに答えていた。「大丈夫よ、お姉さん。私はお姉さんの一番綺麗な顔をずっと覚えているからね。」
姉は「ハハ・・」と小さく笑った。 

その電話をもらった明くる日から姉は意識がなくなり、そのまま帰らぬ人となった。私はm姉との最後の会話を忘れないだろう。


永別の言葉やさしき月朧   MIYO

ドレミファのラ音や姉の初電話 miyo (昔 元気なM姉を詠んだ句)
 

2022年3月16日水曜日

着物から作った洋服

                                       着物から作ったロングドレス
クリックすると大きく見えます。

            「羽織」から作ったスカートと上着


           「道行コート」から作ったスカート 
     
           「大島紬」から作ったスカート
          「紗の羽織」から作ったブラウス

                  「絽の着物」から作ったワンピース、生地を横に4段に並べて。
                            
          「絽の喪服」から作ったブラウス
 両方の母から譲り受けた着物から、いろいろ楽しんで作った着物。布幅約35センチの反物に解いてから作るのは少し工夫を要するが、継ぎ足しをしながら作るのが愉しい。劣化して薄くなったり穴が開いている所は避けて裁断するのも工夫だ。スカートが一番簡単で普段着にしている。式服として着たロングドレスはそれきり着る機会が今のところない。孫の成人式の祝いに着ていこうかしら。

着物を貰う時点で、私は着物は着ませんので要りませんと断った。すると洋裁をすると知っている姑は、何に使ってもいいから貰ってと箱に詰めてしまった。後で大島紬は義姉たちにとっても思い出深い着物だったという事を知ったが、裾と膝の部分が擦り切れそうになっていた着物を今さら誰も着ないだろうという姑の意思で、私に「貴女だったら何かに使うでしょう」と言って呉れたのだった。高価な着物をこんなに鋏を入れてしまい、喜んでくれるか、もったいない!と悲しむのか。、、、おそらく100年経っている着物もあり、服に作り替えても袖口はすぐに裂けてしまった物もある。だから大事に着ていることを報告したいと思う。
そのほとんどは20年も前に作った物ばかりで今はもう作っていない。ブログ友人のFさんもよく似たスカートを作られるのを観て、うれしくなります。


囀りや隣町まで茶を買いに   MIYO

2022年3月12日土曜日

野蒜(ノビル)を食べる。ミモザ、猫柳の花

野蒜 50センチ

           野蒜の酢味噌和え

猫柳の花

                                        ミモザの花

土手に出ている野蒜を引いた。ほこほこした土は心地よくほろっとでてきた。50センチ程もある茎に続いて真っ白な野蒜の丸い球が面白いように出てくる。良く洗ってさっと茹で酢味噌で頂いた。ネギのような爽やかな匂いがした。

亀鳴くや老人はよく立ち止まる  MIYO            

2022年3月8日火曜日

タネツケバナ を食べる

            庭のタネツケバナ 4株


人参を茹でてオリーブオイルと塩、タネツケバナと和える。

           猫柳 

「タネツケバナ」。苗代に種籾を蒔く前に水に浸ける。この頃咲くので、タネツケバナと呼ぶらしい。田や畑、道端、庭にもあらゆるところに出てくる強い花だ。いわゆる雑草だ。この写真で高さ15センチ程。この花の種はすでに細い棒状になって花の側についている。花の大きさ7ミリ程度。
これを食べてみよう。いつか来る災害時の非常食として役立つかも。人参を茹でてオリーブオイルと塩でタネツケバナと和えてみる。タネツケバナは少しピリッとするというが、こころもちですね(量が少ないから)。次回はもう少し多く口に入れてピリッとするのを確かめます。あとは味噌汁に入れて食べましょう。


タネツケバナ必死に咲くから食べてやる  MIYO

2022年3月3日木曜日

お雛様、飯山観音長谷寺の鴟尾(シビ)、マンサク,(改定版)

左磁器人形、右木目込み人形、どちらも20年も前に作ったお雛様です。

寺の山門の鴟尾(シビ)

「鴟尾」(シビ)は新しくなった山門の屋根の両端に据えられていた飾り瓦である。魚の尾をかたどったと言われ金色に輝いていた。シャチホコの変型とも防火のまじないともいわれている、そうです。

急な階段を登った丘の上に飯山観音長谷寺がある。境内からは江の島も見えた。

途中で見た「マンサクの花」
お寺を神社と書いてしまい申し訳ありません。頭もとうとうおかしくなりました。

気温が15度まで上がった日、無性に歩きたくなり飯山観音長谷寺(厚木市)まで行こうと思い立った。一枚脱いで行ったが、それでも暑くなった。野には草花の影はまだ見当たらず「マンサク」だけを見つける事ができた。

春風に心預けて歩きおり  MIYO