2020年1月27日月曜日

牡蠣


頂き物の牡蠣。手のひらサイズ。
冬になるとすぐに食べたくなる牡蠣だ。
勿論生牡蠣だが、どうにも殻が開けにくいので1分程レンジでチンすると0.1ミリほどの隙間ができる。そこをこじ開けるのだ。
ほとんど生の状態で食べられる。
我が家は子供、孫まで生牡蠣派だ。
それは、ひとえに私の嗜好からくるもので、私が美味しいと思うものを食べさせるのだから、子供は初めて食べる牡蠣が生だったせいで牡蠣とは生で食べるものと思っていたらしい。
ああ 美味し!


牡蠣の殻開けば吸い込むばかりなり  mi




2020年1月22日水曜日

チャイナペイント クリスマスローズ

自筆 チャイナペイント「クリスマスローズ」

春に先駆けてクリスマスローズが咲き始めた。
少し膨らんだ程度だが確かな蕾だ。
常緑の植物なので手がかからないし強いと思う。
我が庭の植物はほとんどが宿根草だ。ほっておいても次の年には花が咲く。肥料はやりすぎは良くないというので、ほどほどの手入れが私には合っていると思う。

しっかりとした茎に「キタキチョウ」がしがみついて、越冬しているのを見た事がある。常緑の葉の影とは良い場所である。翅を閉じて動かない姿勢に感動した。



クリスマスローズ硬き蕾の春めけり  mi


2020年1月15日水曜日

一期一会

皇居平川橋より
お濠に映った冬の雲、点々といる水鳥。

ある朝、「おはようございます」と声をかけながら、一人の先客がいるバス停に並ぶと、その先客の女性は振り向きながらにっこりと挨拶を返した。
「寒いですね」と私が言ったのを皮切りに、今朝の大山の雪模様、その方の郷里の北海道の雪の話、同年代同志の会話は次々と沸いてくる。

私とその女性は初対面、なのに、バスを降りる頃には、私が横浜で高校時の同級生と待ち合わせをしてホテルのカレーを食べに行く事、その女性は伯母様のお見舞いへ行く為、今娘の所へきている事など知ってしまった。
別れ際、「今日は横浜で楽しい一日を過ごしてくださいね」と彼女、私も「あなたもお気をつけて」

これは一体!
彼女の笑顔のなせる業なのだ。
私は知らない人と楽しいひとときを過ごしたのだった。きっと彼女は誰に対してもにこやかにやさしく接するのだろう。オバサン達は語りたいのである。その時の事を思い出すと、笑いがこみあげてくるのだ。



真向いを雪の阿夫利嶺バスを待つ   mi




2020年1月10日金曜日

セージ


セージは息の長い草花だ。
去年の夏から約半年も咲き続けている。
しかし、徒長した枝と奔放に花穂を伸ばす様が、いかにもうるさく感じてきたので、根元からばっさりと切ることにした。
春には又芽吹いて花を咲かせる事だろう。


寒に入るセージの藍の黒ずみて  美代

2020年1月7日火曜日

キーウイ


我が町も老人が増えてきた。
空き家も目につくようになり、ここの住人は一体どこへ行ったのだろうと思うことがある。
高齢になり息子さんの所へいらしたのか、病院へ入っているのか、住みよいマンションか施設へ移ったのだろうかと。
昔は植木や花を育て草を抜き、きれいにしていただろう庭は、荒れ放題になっている。
キーウイは庭を超えて鬼胡桃の天辺まで伸びていた。
たった一つ生き生きとした実りがあった。



キーウイ熟れ空き家息づく冬の空   美代


2020年1月1日水曜日

お正月



 
 
 
 
 
明けましておめでとうございます。
今年も恙なく暮らせますようお祈りします。
大きな災害がありませんように
事故やテロが起きませんように
助け合っていけますように
お祈りします。

松の緑は変わらず、悠然と構えているようです。
セージの藍色は、花では無くそれを包む「苞」である為、寒くなっても花のように見えてお得な草花です。
今年もよろしくお願いします。


松活けて辺り鎮まる去年今年  美代