2019年3月24日日曜日

好きな小径 1

散る桜、椿
 
原っぱの中径


沼の横径
 
森の中
 
生垣の径

我が家の小径



我が家にも好きな道あり落椿      美代



2019年3月16日土曜日

好きな畑 の 四季








2019,3,17


昔、桑畑だったらしく、細長い畑の左側は桑の大樹だ。
夏は親指大の桑の実がぽとぽと落ちてくる。
桑の実をあさりに来たらしいイノシシの足跡が
回りを荒らしていた。
ところが
一度も作物が植えられているのを見たことがない。
整地して、ただその土地を守っているようだった。
ある日、
桑大樹は伐採されてしまった。
新しい畑として再出発だ。

代々の土地を守るのも大変だと聞く。
ただの更地だと高額の固定資産税、
農地として活用していると少しの税で済むらしい。
桑の樹を伐ったのだから
何かの種を蒔いて欲しいなと思う。



耕して野の片隅を広くせり    美代

 


2019年3月8日金曜日

クヌギ林の四季 2

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約10年前から撮り続けた「くぬぎ林」
成長は案外遅いものですね。
そのかわり、しっかりとした硬い木質なのでしょう。
伐採された林が最新のもの。
木の無い広い空間は
これからどうなっていくのでしょう。
寺の裏だから、お墓かなー。









2019年3月7日木曜日

きんかん漬け



友人から送られてきた「きんかん漬け」。
毎年この時期に鹿児島から送られてくる。
直径3センチ、
半分に切って種を出してある。
氷砂糖を使うのが彼女流。
どの砂糖よりスッキリとしているそうだ。

さっそくお茶を淹れて家人と頂いた。
本当はお皿に盛る前にもう試食は
しているのである。
手間暇かかっている大事なもの。
少しづつ頂くのだ。

いつも近所の友人を招いて
「今年のきんかん漬け」を味わう。
お茶にする理由もいろいろである。




手順聞く間にもつやつや金柑漬け   美代



2019年3月2日土曜日

梅林



二月中旬、小田原の「曽我梅林」へ行った。
小田急線の新松田で降りると町中に
梅が咲いていた。
さすが梅の産地だ。
梅林に入ってしまうと梅に包まれているようで全容は見えなかった。
聞くと、この辺には約3万本の梅の木があるという。
古木の黒々とした幹、
空に溶けあうような白梅、
実の採集に都合の良いように
整えらえた枝、
どこを見ても気持ちよかった。

お昼は小田原の先の早川まで行き、
漁港の市場食堂で「金目鯛の煮つけ定食」を食べて帰った。
通り道にカラカラに干されたカマスの干物
4枚100円とするめ2枚500円、あまりの安さに
すぐに買ってしまった。




梅林の天に圧されて丈短か    美代




2019年3月1日金曜日

クヌギ林の丸太




親しんできたクヌギ林は半分ほど伐採されて
明るい空間になっていた。

伐り揃え積まれた丸太の幾何学模様。
しっとりと雨を含んだ断面は
年輪を濃く際立たせていた。
大小の違いはあっても一つクヌギの林から
生まれた枝達、
断面が顔のようにも見えて
ついお疲れ様と言いたくなった。


切株の年輪緩む春の雨       美代