2019年12月25日水曜日

シュトーレン 菓子



クリスマスのお菓子「シュトーレン」は、友人が毎年焼いてくれるお菓子だ。中身にドライフルーツが詰まった発酵させないパンだという。まるで雪のように砂糖がかかっている。

薔薇模様の磁器は
右→ ドイツ・マイセン製の茶葉入れ(本物)
左→ 私が真似て描いた薔薇のカップ

職人は幾枚でも同じ模様を描く、何人もいる職人が同じ薔薇を描かなければ商品にはならないのだ。
といっても、これは市販のカップに私が自分用に描いた物、満足の1品である。




2019年12月21日土曜日

イルミネーション


六本木東京ミッドタウンです。
友人に誘われて観に行きました。
いろいろ変化する色の中でも、青がやはり綺麗ですね。
自然の色があるとホッとするのかもしれません。



六本木一つ降りたる冬の星   美

2019年12月16日月曜日

庭の千草 6


・ツルウメモドキ(ツルに赤い実)
・アブチロン(赤いちょうちん)
・セイタカアワダチソウ(黄色)

今年活けた花材はほとんどが我が庭の草花である。(今日は河原でセイタカアワダチソウを頂いてきたが・・)
若いころ剣山を使った伝統的な生け花を学んだが、年を取るにつれて剣山は使わず、投げ入れのにぎやかな彩りに惹かれるようになった。イングリッシュガーデンのような多彩な取り合わせもいいなあと思うようになったのだ。
かくして、このような自由な活け方を楽しんでいる。
芭蕉の言う「不易流行」にも似てはしないだろうか。
伝統的なものを大事にしながら、新しい変化を求める流行に楽しみを見つけているのである。



枯野にも枯るる華やぎ日の射して   美


2019年12月11日水曜日

冬瓜

冬瓜 

冬瓜スープ(椎茸、鶏肉)


頂いた冬瓜は、近頃流行りの小ぶりである。
といっても25センチほどもあるのだ。
大きく切ってスープに。椎茸のだしが効いている。

冬瓜を届けてくださったTさんと家庭菜園をやっていた時、私達の焚いた煙に消防車が来たことがある。 抜いた草を積み上げて火をつけると、一気に炎は3メートルを超え、その煙はもくもくと高く昇り周りの住宅へ入りこんでいった。誰かが通報したらしく消防車はすぐに来た。その炎の大きさに驚き後の事は覚えていない。

草を焚くときは、少しづつ分けて火をつけねばならないらしい。そう言えば、畑に上がる煙は細くいつまでも続いている事を思った。今でも懐かしく思い出す出来事である。



遅き夜の冬瓜スープ透きとおる   美


2019年12月7日土曜日

庭の千草 5

・つわぶきの花
・あやめの葉
・ヤブランの黒い実
狭い庭にも花材がまだあるものだ。
ヤブランの黒い実が茂った葉の中に隠れていた。


 
大嘗宮一般参観へ(12月5日)

2万人とも言う人並み、坂下門からたどり着くまで2時間ほどかかった。
大嘗祭(だいじょうさい)とは、即位された天皇が献上された新穀を神々へ捧げ自らも食し、五穀豊穣と国家国民の安寧を祈願する神道による儀式。それが行われたこの舞台は、この後取り壊されるという。
約1300年前からとり行われた通りに、屋根は板ぶき、壁はよしず張りだった。
伊勢神宮に似ていて、我が家の神棚にも似ていた。



石蕗咲くや皇居に並ぶ人いきれ   美



2019年12月3日火曜日

蜜柑


自筆 チャイナペイント「蜜柑」
 

下絵付けは、素焼きの生地に絵付けをしたもの。上絵付けは釉薬をかけ焼成してつるつるした生地に描くもの。
チャイナペイントも、白い磁器に上絵付け用の絵の具で描いたものです。
それを800度の電気炉で焼成しています。
絵の具は釉薬の中へ溶け込んで、表面にはでていません。
描く事が楽しいのです。
オレンジ1色で量を厚く塗ると濃い色に、少量を薄く伸ばすと淡い色に、白い花色や葉は皿の白そのままを活かし筆で色を拭き取ります。

冬の果物というと蜜柑が一押しだ。
祖母の家の裏に大きな蜜柑の樹が数本あった。
原種に近い蜜柑の樹は枝が密集していて、その間を登るのはトゲに刺されたり服が引っかかったりして、至難の業だった。
ハサミを使うわけではないので、蜜柑の皮を半分枝につけたまま千切りとっていた。
蜜柑のへそに親指を入れると「ボコッ」と音がして、香りが噴出してくるのだ。手が黄色くなるほど食べた。


蜜柑もぎ香気たつ手の濡れてくる   美