この時期になると、北風が川の方から吹いてくる。
寒くなってきたが、空の広がる田んぼまでくると少し穏やかだ。
稲刈りもすでに終わって、ひつじ田となっていた。
刈り取った株に新しく芽が出て、青あおとした田になっている。
ひこばえのなかには、穂をつけた株もあったが、実は入っていなかった。
脱穀された藁は次の使用があるらしく、まとめて干されていた。
小さくて藁塚というより
「藁ぼっち」と言う方が似合っている。
夕まぐれ肩寄せあえる藁ぼっち 茜
(ゆうまぐれかたよせあえるわらぼっち))
秋季語:藁塚. 藁ぼっち, ひつじ田