2010年5月24日月曜日

ユリの木の花

                   (晴れた日の梢 黄色は花

                           (雨の日の花)

雨が続くと、花が終わりはしないかと気にかかる。
初夏に咲くと言われれば、急いで見に行かねばなるまい。
「ユリの木」は高さ約40Mもの大樹だった。
その頂辺に咲いていた。
   
別名「チューリップの木」、葉の様から「半纏木」とも言う。
大樹の花の多くがそうであるように、これもモクレン科である。
葉と同じ色の花は、肉眼ではよく見えなかった。
知る人でなければ、見上げることもないだろう。
花の中はどうなっているのだろうか。
きっと風や蜂が遊びに来ているのだろう。
    
  
 ユリの木の空を揺らして青嵐       あかね
    (ゆりのきのそらをゆらしてあおあらし)


さみだるるユリの木の花冷たかろ        あかね
     (さみだるるゆりのきのはなつめたかろ)


 夏の季語; 五月雨(さみだれ)、 青嵐