新じゃがの旨い季節になった。
つるりと剥ける薄皮、ほくほくとした食感はなんともいえない。
花が咲くと収穫時だ。
小さな菜園を借りていた時、収穫したじゃがいもの大きさに
感激したものだ。
花はなんとも地味で、花の奥にある薯だけに関心が集中していた。
茎を持って引くと薯がいくつも下がって出てくる。
土の柔らかさと、まだ薯が埋まっているかもしれないという思
いで いつまでも掘り続けたものだった。
登りきてバス終点や薯の花 あかね
(のぼりきてばすしゅうてんやいものはな)
夏の季語; 馬鈴薯の花 秋の季語;馬鈴薯(ばれいしょ、じゃがいも)