2011年11月28日月曜日

蓑虫


 蓑虫は、ミノガ科の蛾の幼虫です。
バラ科やカキノキ科の葉を食べて育ち、枯葉や
枯枝に粘性の糸を絡め袋状の巣を作り、
あたかも蓑を纏っているかのような姿をしている。
雄は成虫になると巣を離れるが、雌は成虫でも
一生巣から離れないという。
   
この蓑虫は道端に落ちていました。
誰かが取ってはみたものの、飽きてしまったの
でしょう。
中ほどをそっとつまんでみると、弾力のある
虫の腹が感じられました。。
しばらく手に乗せていましたが、草むらへ
返しておきました。
動植物の一生はどこかしら似ていて、哀れでも
あります。
     
   
     
 蓑虫の蓑を通して柔らかし      茜

蓑虫の鼓動が風に揺れている     茜
    
    
   
秋の季語;蓑虫(みのむし)