2012年1月17日火曜日

外套(がいとう)


 檀(マユミ)の実です。
ニシキギ科の落葉低木で、1cm程の四角形の実を
つけるが、外皮が淡紅色に熟すると四裂して
赤い実が現れる。
中の赤い実は仮種皮(かしゅひ)と呼ばれ、
その中に種が入っているのだ。
幾重にも守られて種があるらしい。
このように、赤い実をさらけ出して鳥に食べられ
るのを待っているのだろうか。
今朝も寒い、下に落ちた実にも霜が付いている
だろうか。
  
   
   
 果皮という外套をぬぐ実のありぬ    茜
 (かひというがいとうをぬぐみのありぬ)
  
   
  
冬の季語;外套